プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんにちは。
引越した先が西北向きのベランダで夕日がよく見えます(^_^;)
プランターが数台あって土入りで持って来ました。
何か植物を育てたいのですが、この条件で育つものがあるでしょうか?
福岡県で11階です。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

お書きになられている条件だけで考慮すれば、半日陰を好む植物なら大抵は育てられそうに感じますが(直射日光を好む物でも可能な物は多いと思います)、書かれておられない部分を考えれば、条件によってはその中から難しくなるものが出てきそうです。



マンションの外壁はどんな色でしょうか?濃い色か薄い色か。この点で建物全体に当たる日照によっては初夏から初秋にベランダ内が日中高温&乾燥がちになる事があります。少なくとも11階くらいあるならマンションでしょうし、マンションはコンクリートの塊の様な物、北側などほとんど日陰になる部分以外は日当たりが良い所の熱さが、コンクリート部や外壁を伝って別の場所まで熱くなりやすいですから。
外壁の色が薄いなら、色が濃い建物よりは温度が数度下がります。湿度も少し違うでしょう。まずは春にベランダの日中(昼ごろの)温度と湿度を把握して、それに耐えられる種類を選ぶのが良いです。よほどの暑さや乾燥が無いのであれば、育ててみたい物は可能かと思われますが、お住まいの地域一体が都市部か住宅地か近くに田畑や自然が多いかで環境も結構変わるので(緑の多さ少なさや、雨水が地面に染み込む地面の多さ少なさ)、実際のお住まいと周辺を拝見しない事には適切なアドバイスは難しいのですが、もし都市部や住宅地で建物やアスファルトの密度が高い所でしたら気化熱がほとんど無く一帯が蓄熱しやすいので、夏のベランダ内の温度や乾燥が酷い事もあり得ます・・・。

私も昔、西北方向のベランダがあるマンションに住んでいましたが、数種類の植物を栽培して特に不都合は感じませんでした。ただ風で運ばれてくるアブラムシの害の酷い物も一部にありましたが、うまい具合にハナアブの幼虫が沢山住み着いてくれて退治してくれたので、葉の見かけは悪かったですが(ハナアブの幼虫は益虫ですが見た目が気持ち悪いです)花だけ利用するものでもあったので特に気にしませんでした。注意すべき点は温度や乾燥具合によって鉢の材質や土の使い分け、毎年良い土に植え替える(再生しても良い)、コンクリートの建物だと夏場は水遣り方法が悪いと「土ごと煮える」(土の温度が上がり植物が萎れる)ので水遣り時間を守る(夏はできるだけ早朝、遅くても朝9時までには済ませる)くらいでしょうか・・・。それとエアコンの室外機をベランダに置く様になっているなら、運転中は環境が悪いのでその周りに植物は置けません。

ただ、11階と言う条件だと周りに遮る建物が少なく強風がまともに当たったり、遮る建物があれば吹く風の方向が変わるので強風やビル風がまともにベランダに当たります。風に弱い質が柔らかめな植物、丈の高い植物、鉢の大きさと植物の高さとのバランスなどに注意が必要です。以前知人が10階に住んでいましたが広い平野に出来た新興住宅地で高い建物はそのマンションだけと言う事もあったのでしょうが何時も風が強くてベランダでまともに植物が育たず諦めたという人が居ました(入居時はベランダ栽培を楽しみにしてたので、早々に近くに分譲一戸建てを買い引っ越しました)。
強風が吹くと物が倒れやすい、地震が来ると地面より横への揺れ幅がかなり大きいので(知人は建物が円を描くように揺れて怖かったと言っていました)ベランダでは背の高い植物の鉢植えなど重心が上部分にある様な物は倒れない様な工夫が必要です。そうなると鉢と土の重量が凄い事になるので11階への土の運搬や植え替えなどの手間や世話も大変で、できれば最初から鉢やプランターの大きな物は置かない方が良いでしょうね・・・。
あまりに高層だと飛来する虫は少ないようですが(全く来ないわけでもない)蜂や蝶などの受粉を助ける昆虫はなかなか来てくれないそうなので、もし実を成らす(種子を採る)目的の植物があるならマメに人工授粉させた方が良いでしょうね。

マンションによっては植物栽培に決まりのある所がありますが、その点はどの程度まで可能かをきちんとご確認になりましたか?賃貸物件だとオーナーの考え方次第で(分譲でも自治会の決まり次第で)決まりが結構違っていたりします。栽培の土がベランダの排水溝を詰まらせ階下世帯に迷惑になる、建物の別のベランダにまで鳥が寄って来やすくなる(ベランダに植物があると餌の少ない時期野鳥が植物を食べたり子ガラスがイタズラで花を千切ったりの害があり、私の知っている例でも植物の無いベランダでハトが卵を産んだり、ハトや野鳥を狙うハヤブサが巣を作って子育てしていた事も。

そこまで酷くはなくてもベランダに置く重量の制限(ベランダの構造次第によっては接合部分から傷んで近くの外壁にヒビが入る事も)、ベランダの手すり部分へ鉢を引っ掻けたり置いたりの禁止(落下防止と、階下のベランダに花や葉が舞い込むため。ひっかける物に十分な落下対策をしても、余所の世帯との外観が変わるので外側にかけるのは禁止と言う所も結構あります)。
ベランダの手すりにかけての布団干しさえみっともないのでダメと言う建物全体の外観の統一感を気にするオーナーは結構居て、植物はベランダ内に置いても構わないが外から見える部分からは見えない様にしてほしい(例えば自分のベランダだけジャングルの様な見た目にしている所とか、ありますよね・・・)と言うのも。
特に排水溝は時々階下の人に「迷惑してたりしませんか?」とお伺いするなど充分に注意してください。雨水は仕方ありませんが予防として鉢底穴のあるプランターや鉢から流れる水は出来る限りすぐには排水溝に流さず、一度バケツなどに受けて土を沈殿させてから上澄みだけ捨て、土の混ざった水は室内で排水した方が良いです。時々ご自分の所の排水溝では水が流れても、階下のベランダへ落ちる管の途中(階下から見れば上部)で土が溜まり、管の継ぎ目などから水が漏れて階下のベランダを濡らしてしまうことがあります・・・。
マンションやアパートに共通するベランダ栽培のマナー的には「落葉しやすいもの、葉の細かい物はNG」と言うのはありますね。私の経験だと隣のベランダや上のベランダから落ちてきた葉がベランダに溜まっていたり、細かい葉が洗濯物に降りかかって取れにくく管理人さんを介して注意してもらった事があります(マンション内のトラブルはまず管理人さんに相談するのが良いですよ)。もし病害虫が発生して薬剤を使用するときもベランダで直接行わず、大きなビニール袋に鉢を入れて空気をパンパンにし、口の所から噴霧し暫く口を縛って放置するなどの配慮してくださいね。

それと案外忘れがちなのがマンションなどにベランダを設ける目的には非常時の避難経路の確保と言うのがあります。隣との仕切りの所には何も置かない様にするのは常識ですし、ベランダの床や天井(上階のベランダ床)に設けてある開閉式の避難口周り1m以上は物が邪魔にならない様に心がける、できれば置くプランターや鉢は避難時に人が躓いて転ばぬ様に常に端に寄せておくのが良いです。ご自分のご家族だけが利用する場所では無く、両隣や上下の方たちが避難時に手早く逃げられるように常に気を付けて、できれば人工芝やスノコなどの使用も控える様にお気を付け下さいね。

どうぞマンションの決まりやベランダ栽培のマナーを守り、充分にお気をつけて「ベランダー(ベランダで植物栽培を楽しむ人の事)ライフ」を楽しんでくださいね。
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この回答へのお礼

いろいろ詳しくありがとうございます。
希望が湧いてきました。
都心部で黒い壁色なので温度が上がり安いかもですね。
また、マンション内で注意すべき点もたくさんあるので気を付けたいと思います。
ありがとうございます。

お礼日時:2015/01/16 09:51

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