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一人称単数形が複数ある言語は日本語だけなのでしょうか。
小説や漫画でいろいろな一人称や二人称が使い分けられ、そのキャラの人格まで表しますが他の言語はどうなのでしょう。
ドイツ語や中国語の二人称は2つあり、英語でも神様などに呼びかける言い方は知っていますが、他には思いつきません。
日本語に多い理由もご存じでしたら教えてください。

A 回答 (5件)

No.2の者ですが再度の書き込みを御容赦ください


皆様の回答に刺激を受けつつ新たに浮かんだことなどを書きたいと思います

まず質問者の方は「一人称単数形の多さ」というよりは「自称に使われる言葉の多さ」に興味を持たれたのだと見受けられます(違ったらごめんなさい)
つまり「わたし」「あたし」「あっし」「わてくし」のように同じ「私」であってさえも性格の違いを生み出す日本語の不思議さに気付いたのでしょう
そしてどうして元が同じでありながら日本語にはこのようなたくさんの表現が生まれたのかを知りたいのですね? ね? ね?

という前提で話をしますが、あくまでも私は言語学の専門家ではありませんので、その点はご了承願います



まず、「私」が「あたし」「あっし」になるような音の崩れに、日本語は寛容であり柔軟です
その為に同じ源流から多様な表現が生まれています
これは他の言語ではあまり起こり難いですよね
`I´が`ワイ´とか`ヤイ´に崩れることはなさそうです
また、中国語の`我´を`wa´や`wu´と発音すれば、まず`瓦´や`武´`五´のことだと思われるに違いありません

次に日本語には方言があります
「私」が「わて」「わだ」と地方によって変わりますね
それこそ漫画のキャラクターの出身地を読者に伝える役割を果たします
これも他の言語では見られない傾向ではないでしょうか
というよりも同じゲルマン語系で英語では`I´、ノルウェー語では`jeg´となっているのが当てはまるのかも知れません

更に日本語は他言語を取り込むことにも柔軟性を持っています
他言語と言ってもほとんどは中国語由来ですが、例えば「ミーはおフランス帰りザンス」というような言い方も受け入れられますよね
しかし英語ではまず
`Ich love you.´
という言い方はしません
余談ですが「ミー」で思い出しました
以前に『セサミストリート』で
`Me want cookie!!´
と、一人称を混用させてクッキーモンスターの幼さを表現していました
英語ではこれくらいが精一杯でしょうか

最後に日本語には「月」を表現するのにも新月、朔月、三日月、十日余りの月、望月、満月、十六夜月、立ち待ち月、居待ち月、臥し待ち月、更け待ち月、宵闇月と、月齢などによって細かに違う呼び方をします(漢語もありますがw)
斯様に自称するにも状況や立場によって様々に使い分ける繊細さが日本人にはあるということではないでしょうか
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 こんにちは。



 ★ 一人称単数形が複数ある・・・日本語 
 ☆ この事実について いささか反証する資料を挙げるだけの回答ですが:

 つまり それほど異種が多いとも思えません。


 1. わ(我・吾)
  ・わ‐れ(我・吾): ‐レは 自然生成相=親愛〔相〕称。

     ・ あは( Ah! Oh! )⇒あはレ(哀れ・天晴れ)
     ・ 自然生成相は ‐ルとして 動詞をつくる。
         あらは(顕)⇒ あらはル(現わる)

  ・わ‐つ‐あく‐し > わたくし 

     ・ ツ=属格(の)
 
     ・ アク=推測で 南島語のワレ
     ・ シ=方向相〔ヒ(日)‐ムカ(向か)‐シ⇒ひんがし=東〕
         →強め相〔だれ‐シ‐も / 果て‐シ‐ない〕
         →そのもの相〔それ‐が‐シ 〕

  ・あ / あーれ(吾):ワとの子音交替による異種形

  ・わたくし > (一音節脱落)わたし

     > (発音しやすいように音韻変化)わちし・わっし・わし・
     >  わたい・わたぁぇ・わて・わい・あたい・あちし



 2. おの(己)∽ うぬ(己‐惚れ)∽ あな(あな‐がち)

  ・おの‐れ > おれ
  ・おのれ‐ら:‐ラも 親愛称

      > おれら > おいら > おら


 3. そのほか漢字語など。これは 多いかも知れませんが。





 ☆ ワレ(自称)とオノレ(再帰称)とは 意味が違いますから 一人称単数の代名詞として いろんなかたちが有るとは必ずしも言えないのではないでしょうか。
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日本語の場合, 「そもそも『代名詞』が存在するのか」というところまで議論しなきゃならないかもしれないね. つまり「代名詞」というカテゴリの単語を持たず, 一般的な名詞を転用していると考えることもできて, 状況によって「代名詞に転用する名詞」を変えていると思えば (一人称に限らず) ひじょうにたくさんの「代名詞」が存在することが説明できる, って議論があったような気がする.



ちなみに英語では we で一人称単数を表す特殊な用法がある. 「朕」に対応する使い方だけど.
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ハングルでは





チョ
(一般的に使う「私」)


(親しい友人や目下の人の前で使う「僕、私」)



という2種類があるようようですが、日本語ほどに豊富な使い分けがある言語はないでしょうね

因みにハングルでは



私・は チョ・ヌン
私・が チェ・ガ
私の  チェ

僕・は ナ・ヌン
僕・が ネ・ガ
僕の  ネ



というように助詞によって変わったりもします
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朕という一人称は、元々は中国のモノでは?

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この回答へのお礼

そうですね。
でももう中国では使う人がいませんね。
誰もが自由に使えるわけでもありません。
ありがとうございました。

お礼日時:2015/01/22 18:41

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