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励起スペクトルって、どんな測定方法なんですか?

どんなことが分かるのでしょうか?

簡単にで結構なので教えてください。

A 回答 (2件)

検出器のはなしでしょうかそれとも励起状態がおこるメカニズムでしょうか。



物質がX線や紫外線、可視光、熱、物理・化学的作用などの刺激(エネルギー)を
受けると、そのエネルギーを物質内の電子が吸収して高エネルギー状態(励起状態)
となります。次いでこの電子が元のエネルギーを光や熱といった形で放出します。
このうち余剰なエネルギーを光として放出する現象をルミネッセンス(ようは蛍光です)と言います。

励起と蛍光にはある程度特異性と法則があります(ストークの法則など)。
つまり、照射したスペクトルに対してどのようなスペクトルがどの程度かえってくるか
によって物質の定量や定性がある程度可能です。
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この回答へのお礼

質問が正確なものでなくてごめんなさい。
ちょっと、知見が浅くて・・・

でも、ご説明わかりやすかったです。
今度ストークの法則について自分で調べてみますね。

marbleizeさん、どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/06/14 20:05

物質に対して外からエネルギーを作用させます.


簡単のため物質が基底状態にあるとすると,エネルギーを吸収して励起状態に移ります.
エネルギーが吸収された状況を見れば,物資の励起状態に関する情報が得られます.
これが励起スペクトルの方法です.

どれだけのエネルギーを与えたかを特定したいので,光(電磁波)がよく使われます.
電磁波だと,周波数によって1個の光子の持っているエネルギー
がhνだと決まっているからです.
もともと,スペクトルというのは光関係で使われた言葉ですが,
意味が拡張されて,例えば中性子で励起状態を見るのもスペクトルの方法の
範疇に入るようになりました.
さらに,特定の外からの作用と関係なく,物質自体の基底状態から励起状態への
励起の様子も励起スペクトルと呼んでいます.

物質の中では,原子に束縛された電子が高エネルギー状態に移るだけではなく,
格子振動やスピン波などいろいろな励起があります.
エネルギーの低い励起は後二者の類です.
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この回答へのお礼

ふむふむ

言葉の正確なご教授、ありがとうございます。
励起させるなんて光でしかないのかと思ってましたが、
中性子でも励起させられるんですね。

それに、励起にも色々あったとは知りませんでした。
『格子振動』『スピン波』
う~ん、また頭を悩ます新しい単語が・・・(^^;)


siegmundさん、どうもありがとうございました。

お礼日時:2001/06/14 20:10

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