A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
私自身、税理士事務所勤務を経て、別業界で起業(法人)し、さらに副業で経営コンサルタントを個人事業として行っています。
経営コンサルタントでの業務の都合で士業事務所の非常勤ともなっています。私自身が経営する分野では士業とは別ではありますが、士業資格があればもっと効率的・効果的な事業計画が立てられると思ったことがあります。
しかし、士業だけで食べていけるとも思いませんし、よく知る士業事務所の方もいろいろですね。
士業資格者は、それは難しい国家試験の合格者で尊敬も致しますが、どの士業も仕事量は変わらない、減っている中、資格者は増え続けています。引退する人も高齢で業務ができなくても、優勝な補助者を雇用することで業務も成り立っています。このような業界で新参者として顧客を獲得するのは容易ではありません。
若い士業者で事務所運営が順調・成功していると見えるところの多くは、営業力・人脈・経営力があると感じます。士業として行える分野であれば、既存の事業では効率化を図ることで同業他社と同等の費用を得て、士業として扱える専門性の高い分野や新しい分野の構築を図っていますね。
さらに、士業の経営者が他の業界で併業してはいけないというルールはありませんので、他の分野にも率先して経営を広げていますね。
資格所持というだけで顧客が集まる時代は終わりましたし、資格者が飽和な状況で他の資格者と違う部分を見せられる、営業力や人脈のある士業者でなければ、厳しいことでしょう。
士業の多くが修業時代というものもあると思いますが、営業的な分野までやらせてもらえるわけではありませんし、専門家思考が高いほど難易度の高い業務をやりたがってしまうことでしょう。効率的に稼いで余裕を持って初めて、高度な分野を行えると私は思います。
質問者様は、競争者が少ないと言われますが、そうでしょうか?
今まで専門家に任せていたような業務であっても、今はインターネットで情報があふれ、パソコンの利用者も多いでしょう。比較的簡単な許認可や届出業務、申請業務などは、申請者自身または申請者の事務員などがある程度こなしていることでしょう。大昔と異なり、申請窓口である役所なども対応が易しくもなっています。時間と労力次第では、専門家は不要と考えることでしょう。
さらに、弁護士や公認会計士資格者が増え、厳しい状態にもなっていることでしょう。他の国家資格試験に比べ、難しい試験を突破した人たちが苦労しています。勉強する能力は長けているため、他の資格試験を目指すという人もいるでしょうし、弁護士であれば、弁理士・税理士・社会保険労務士・行政書士などの資格が無試験でもらえ、さらに司法書士などの業務はそのまま弁護士業務としても扱えることでしょう。公認会計士であれば、税理士や行政書士などの資格が得られるほか、司法書士業務や社会保険労務士業務を扱える資格者となります。
資格に上下関係がなくとも、制度上有資格者が他士業にいるような士業であれば、見えない競争相手がいるということになるでしょう。
自由度のある資格に縛られない業界での活躍を目指したほうがよいという面もあるかもしれませんよ。
No.2
- 回答日時:
30年技術系サラリーマンをしていましたが、身体を壊して脱サラ、開業しました。
技術系の資格もいくつか持っていはいましたが、ほとんどが企業に属さないと使えない資格でしたので、脱サラしてから独立系の資格で比較的取りやすい行政書士と社会保険労務士を取りました。
現在は社会保険労務士資格を活かしての行政窓口でのアドバイザーと。以前の技術系資格を活かしての調査・講師の二つで何とか食べています。年収はサラリーマン時代の1/4程度です。行政書士では仕事がありません。
士業の方が成功のしやすさや安定性で有利とは思いません。士業の中でも士業間でも、かなり競争はあります。士業ごとに対応業務・独占業務が類型化されているので、決まったパイの奪い合い、という面もあります。資格を取って開業したが数年で廃業される方もたくさんおられます。
従来の枠にとらわれない業務分野を開拓すれば他者に優位に立って競争力が得られますが、それなら現状の士業の枠とは違う分野になります。よって特別な資格をお持ちでなくても才能を活かして起業してやっておられる方もたくさんいます。
結局は資格を取ってから、起業してから何をどうやっていくか、競争に勝つにはどうするか、努力次第だと思います。
私の場合は経済的には成功しているとは言えませんが、あのままサラリーマンを続けていれば過労死したかもしれず、脱サラして健康を取り戻し、家族との時間を取り戻し、会社の利益のために身を粉にする生活から、市民や経営者の疑問や悩み解決に協力して感謝される今の生活の方が、よっぽど充実した幸せな生活だと思えています。
No.1
- 回答日時:
.
20年ほど前に、大手メーカで技術系サラリーマンを勤めながら知人(技術者)数人と一緒に資本金1千8百万円の株式会社(メーカです)を興しました。ですが、1年で(赤字が増えないうちに)解散することになりました。それで幾らその方面の知識・経験・技術があっても競争して勝ち残っていくのは難しい、と分かりました。高い勉強代を払って得た貴重な知見です。
その何年か後に、業務上の必要性からある資格(士業ではないが、特殊な実務実績がないと取れない資格)を取り、世の中のニーズが今後その方向で広がることを見据えて脱サラし、自分の会社(資本金1千万円の経営コンサルタント会社)を興しました。これはうまく行き、サラリーマン時代よりも高額な報酬を得て、成功でした。あれから15年経ちますが、資格を取ってその資格をもとに脱サラして今の会社を興したのは成功だったと言えます。
> 土業の資格を持って開業するのと裸一貫で起業するのとでは、やっぱり土業のほうが競争者が少なく成功のしやすさや安定性が全然違うな…
それなりに準備金があれば裸一貫でも起業すること自体は簡単に出来ますが、それを存続させ成長させるのは簡単に出来ることではありません。幾ら自分には腕や技術・経験(実績)・コネがあるとは思っても、世の中にはそれを上回る人が無数にいますから。統計(企業の生存率)によれば、起業した会社が1年もつ確率は60%、3年では38%、5年なら15%、10年になると6%、20年ではなんと0.3%ですよ。
もし簡単には取れない難関の資格を取り、かつ、世の中にそれを必要とするニーズがあって、供給(資格にもとづくサービスの提供)よりもニーズのほうが上回っていると「競争者が少なく成功のしやすさや安定性が全然違う」と言えます。私の場合がそうでした。
私が持っている資格は2つあり、そのうちの一つは私が資格の登録番号が第1番(つまり第一号)なんですよ。もう一つの資格もそれに近いものです。それで脱サラして開業したわけです。
土業の資格があっても競争相手が多くてはそれほどの利点はありませんし、競争相手が少なくてもニーズが僅かではやっぱりダメです。世の中を甘く見てはいけません。
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