プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

日本の製造現場は世界一だと思います。工場はきちんと整理整頓、作業員の作業はすごく正確で早い、製品の品質、納期にきわめてまじめに取り組む。外国では無理です。一方、事務職はどうでしょうか?夜の9時、10時は当たり前に働くのですが、外国から見ると不思議で仕方ないようです。何でそこまで?そんなに働いてファミリーライフはどうなるの?などなど。何がそうさせているのですか?

A 回答 (7件)

まず、諸外国と日本の違いを説明します。



諸外国の事務職、いわゆるホワイトカラーという職種は経営に参加できるエグゼクティブと一般的な事務処理を行う事務員に分かれています。もちろん事務員にも階級はあります。

エグゼクティブは報酬も高いですが、馬車馬のように働きます。バカンスにきていても、携帯電話は恒にもっているような人たちです。そのような職種を支える秘書などは忙しいでしょう。残業続きになります。

しかし、総務や会計などの毎月のルーチンワークが決まっている課の事務職員は定時に帰るのが普通です。定時に帰れる様に人事管理やOA化IT化、そしてアウトソーシングまでエグゼクティブクラスが決めているからです。これは同時に固定費を管理して圧縮する基礎でもあります。

そして、この仕事のルーチン化が日本と外国の最大の差になります。そしてそれは「定時に帰れるか否か」ということだけでなく「長期休暇がとれるか」とか「育児休暇を何年取れるか」ということにも関わってきます。

日本の場合、多くの企業で(外国を標準とした)ルーチン化ができていません。お局様や窓際族などがいるように、やたらに良く知っている人に情報や仕事が集り、なにも仕事がない人にはとことん回ってこない、ということが起きるのもそのためです。

平準化されたルーチンとして仕事を回し、全体で情報を共有しながら個々の仕事を遂行する、という具合になっていないのです。そのため、たとえば3年から5年程度勤めた女性が1年程度の育児休暇を取るのが困難になります。休暇を完了して復帰すると「自分がやっていた仕事を後輩がやっていて、仕事が無い」ということが起こりえるからです。

同様に、仕事を個人で抱え、情報やノウハウを個人で抱えることが多いので、仕事に支障がでるような1ヶ月にもわたる休暇を取ることもできなくなります。

外国の会社はこの辺りを仕事と作業という形で分けることで管理し、生産性を上げています。日本のホワイトカラーはその区分けができていないので、恐ろしいほど生産性が悪く、また仕事が出来る人(大体偉い人)が定時で帰らないので、部下も帰りづらくなる、という悪循環を呼んでいるのです。

私は以前オフィスコンピューターを売る仕事をしており、ちょうど日本のオフィスにパソコンが普及する時代でしたが、恐ろしいほどの非効率を沢山見てきました。

日本の場合、多くの仕事に代替が利かないのです。○○さんが1日休んだときに、それを引き継いで仕事が出来る会社が日本にどのくらいあるでしょうか。
どこの会社でも「申し訳ありません。担当者が本日お休みを頂戴していますので、明日出社したらご連絡します」というのが普通ではないでしょうか。

日本の場合、担当者の仕事、と部課の作業が分けられていないので、情報共有も引継ぎも出来ないし、作業量が越えても臨時で人を雇えないし、無駄に残業が多くなっていく、という構図があるのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。特に日本人の帰宅のタイミングに微妙な雰囲気があるのはずっと違和感を感じています。この間合いは外国ではないような気がします。

お礼日時:2015/03/28 12:13

大手の企業の製造業で正社員をしていました。

名前を出すと誰もが知ってるほどです。
早朝出勤と残業、休日出勤は普通にありました。

というか、早朝出勤や残業をしない現場なんて交代勤務以外ありえないでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。大手でも、いや、大手の方が猛烈に働く人が多いようですね。

お礼日時:2015/03/28 12:14

> 外国から見ると不思議で仕方ないようです。



それ・・途上国とか、一般事務職の話では?

モチロン、慣習やスタイルは違いますけど、先進国や途上国でも都市部のビジネスマンは、休日出勤とかサービス残業的なことは当たり前にやってますよ。

どうも日本人のサラリーマンには、そこら辺は誤解がある様です。


> そんなに働いてファミリーライフはどうなるの?

海外の取引先から「仕事の都合で、家族とのバカンスをキャンセルした・・」などのメールを貰ったりしますよ。
普段でも、海外の深夜,早朝に電話やメールがあったりも珍しくないし、それらの結果、「離婚した」なんて言う話も聞きます。

日本は未だに「終身雇用」「年功序列」などの風潮も残留していますが、海外は「能力主義」「成果主義」であり、年俸制なども進んでいます。
従い、日本と概念は異なると思いますが、あるレベルから上のビジネスマンの世界は、日本が「不思議で仕方ない」なんてコトはありません。
むしろ日本の方が、温いかも?と思います。

すなわち不思議なのは、「中堅クラスから下」の話で、出世の芽も無いのに、お付き合いでサービス残業や休日出勤に応じるレベルの話ではないですかね?

ただソコには、「終身雇用」「年功序列」などの名残りが関係してて、60~65歳くらいまで、会社に面倒を見て貰おうと思えば、野心や意欲は無くとも、「熱心なフリ」はし続けねばならないワケです。

一方で海外は、成果を達成しなければ、1年で社長がクビになる仕組みで。
成果を達成するためには、徹夜でも休日出勤でもしますけど、「熱心なフリ」には、何の意味もありません。

こんな説明をすれば、不思議がる外国人も、納得すると思いますよ。

尚、チームプレーと個人プレーの違いなども、日本的経営が影響していると思いますが、日本が欧米からの圧力で、脱日本的経営を迫られている中、欧米勢は日本的経営の良さを取り込んだりしてますよ。
あるいは日系企業が海外進出すれば、結局まずは「最低限のチームワークの構築」から始めざるを得なかったりします。

その内、両者の中間点くらいで融合し、グローバルスタンダードが出来る様な気もします。
そうなれば、「不思議」もなくなりますけど・・日本はガラパゴスですから、それでも「なぜ日本人は働き過ぎる?」などと言ってるかも知れず、そんなコトになれば、日本は世界の経済の中心から置いてけぼりになります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。自分の働き方はどんな位置なのか確認したかったです。熱心なフリは心にしみる言葉ですね。

お礼日時:2015/03/27 14:58

>一方、事務職はどうでしょうか?



スレ主さんは、事務職に就いたことがありますか?(もしも就いたことがあるのならゴメンナサイ)

まあ、一部の役所の窓口係みたいにテキトーに仕事して定時に帰るという「事務職員」もいますけど、官庁や大企業のキャリア組の「事務職」は半端なく仕事は多いですよ。工場みたいにルーティンワークではありませんから。

>何がそうさせているのですか?

仕事に対する責任感です。大事な職務を放り出して定時に帰るというわけにはいきませんので。

>外国から見ると不思議で仕方ないようです

欧米人でも、経営陣に近いところにいる「事務職員」は、馬車馬のごとく働いていると思いますよ(知り合いの外国人ビジネスマン達もそう言ってますし)。

もちろん、ハードワークによる過労死なんかに関しては、対策を立てる必要はありますけどね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。小生は事務職一本ですが、極端に遅くなるほうです。海外とも連絡はよく取り合いますが、そこでこちらの夜遅くに電話すると欧州の連中はびっくりします。そこで私の周りの会社は一体どうなっているのか確認のために寄稿しました。

お礼日時:2015/03/27 14:52

>今でもビルを見上げると電気が遅くまで着いている事務所が多いと思いまして。



World-wide24時間対応関連の業種や、
官庁関係の事務所じゃないでしょうか?
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この回答へのお礼

そうですか。こちらはまだまだな会社が多いようで。

お礼日時:2015/03/26 16:07

製造業がそんなにきちんとしてるなんてよほど大きいとこだけだよ。

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この回答へのお礼

ありがとうございます。製造業の社員はすごいなあとそれでも思います。サボるところがないですからね、事務職と比べると。

お礼日時:2015/03/26 15:03

20年くらい前は、そうだったかも知れませんが、


今は「夜の9時、10時は当たり前に働く」は稀じゃないですかね?
むかし、効率はともかく、長時間仕事をする耐久レースで評価されてた時代がありましたからね。
結局は、分散化、標準化が遅れて特定の人に負荷が掛かって、結果、長時間働くことになっていた。
今は、そんなことしていたら、かえって競争には勝てませんからね。
それに、厚労省の業務時間管理のお達しもそこそこ効果あるし。
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この回答へのお礼

そうですか。今でもビルを見上げると電気が遅くまで着いている事務所が多いと思いまして。

お礼日時:2015/03/26 15:02

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