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夫が小学生のころから抱いてきたという疑問なのですが。

通常、漢字の書き順では、横→縦へ筆を運ぶものとされていますが、「田」の字の中の部分はどうして縦→横と逆の順序になっているのでしょうか。

言われてみると不思議です。子供時代の主人は沢山の人に質問したらしいのですが、誰一人からも明確な回答を得られなかったとのこと。ご存知の方がいらっしゃいましたら、どうぞ教えてください。

A 回答 (6件)

小学校で習う漢字の書き順は、旧文部省が『筆順指導の手びき』(昭和33年編)を作り、教育漢字について、一漢字一筆順の原則から筆順の統一を図り、その後に変更はありません。


一漢字一筆順の原則を作っておいたほうが、教えるにも習うにも都合がよかったのでしょう。

その原則によると
〈大原則1〉 上から下へ書いていく(三など)
〈大原則2〉 左から右へ書いていく(川など)
〈原則1〉  横画から縦画へ書く(十など)
〈原則2〉  原則1の例外として横画があとの場合(田など)
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 ・
 ・
と「田」の筆順は例外としています。

わざわざ例外として挙げてあるからには、以前からそういう筆順が使われていたはずですが、
おそらく、草書で田の十の部分を〆のように書く場合がありますので、それが楷書の場合にも使われていたのではないでしょうか。
ほかにも「生」「王」など横画をあとに書く字がありますが、同様です。

なお、楷書→行書→草書の順に成立したように思われがちですが、実は、草書の成立が先で、行書、楷書の順に出来たものです。(参考URL)
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この回答へのお礼

由来、成立など詳細に渡るご説明に夫もすっかり納得しておりました。丁寧に回答頂き、ありがとうございます。

お礼日時:2004/06/17 20:21

#5です。


URLを貼りわすれました。すみません。

参考URL:http://bokusuikai.hp.infoseek.co.jp/rekishi.html
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漢字の筆順には大原則というのがあります。

おっしゃられるように、横から縦にというのもそのひとつです。そこで「田」に関する原則ですが、突き抜ける縦棒は最後(突き抜けない縦棒は先)というのがあります。「田」と同様ですが、「角」という字、これも真ん中の縦棒は突き抜けないので先に書きます。「補」、「用」などは突き抜けますので、最後に書きます。横棒においても、「冊」のようにやはり突き抜けるので最後という原則があります。これらのように、筆順のほとんどがこの原則をもとに決められています。
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この回答へのお礼

回答を拝読し、私自身随分誤った書き順を用いていることに気づき、大変勉強になりました。分かりやすく解説頂き、ありがとうございます。

お礼日時:2004/06/17 20:17

横から縦の例外は田、由、王、生だそうです。


理由はわかりません。
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50年近く前に文部省が「漢字指導の能率を高め」るために例示した書


き順が、「縦→横」になっていたからです。

あくまで「例示」であり、わざわざ「ここに取りあげなかった筆順に
ついても、これを誤りとするものでもなく、また否定しようとするも
のでもない。」と書いてあったにもかかわらず、例示された書き順を
唯一絶対の真実だと奉って子供に強制したたバカな教育関係者たちが
多いわけですね。

ちなみに、書道教室などでは楷書に文部省の例示と異なる筆順を教え
ていることが多いですし、漢字字典でも文部省とは違う筆順を提示し
ているものもあります。気にしない方がいいです。
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この回答へのお礼

なるほど。また違った見解もあるのですね。
目からウロコのアドバイス、ありがとうございました。

お礼日時:2004/06/17 20:14

漢字の筆順は閉じてしまったらその中には書けない、という前提があります


横を先に書いてしまうと上の部分が閉じてしまい縦が書けなくなってしまいます
他にも「円」もそうです
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