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このごろテレビにてやたらと「日本・日本人?」のよさを題材にした番組が多いです。欧米人が日本のここを気に入ったという場面をよく見ます。アメリカ国内を見渡してもそんなに多くのアメリカ国民が日本がよい・優れてるからといって注目したり見直したりなどしてる人がどれだけいるのでしょうか。
日本に興味があっても実際に日本に来てよいと思うものがあってもそれがすべてではなく、「住む場所が狭い」とか「働きすぎ」とか「シャイな人が多すぎて自分とは合わない」など、むしろストレスになることの方が多いんじゃないかと思います。これは実際によその国に言って肌身をもって感じた人でないとわからないことだと思います。
海外渡航の経験者からの感想や意見などをお待ちしてます。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

世の中右翼化している、という意見がありますが、テレビ番組もその一環だと思います。


テレビって当たり前ですが「視聴者が見たいものを作る」わけです。

日本は戦後ずーーとコンプレックスに悩まされてきました。アメリカに負けて、占領され、その後食料危機とか復興とかかなりアメリカ様に頼って、アメリカの文化を吸収して高度成長してきたからです。今、50歳前後から上は「アメリカにはかなわない、アメリカ文化のほうが上、アメリカ様はなんでも持っている」という潜在意識があるのではないでしょうか。

しかし、冷戦が終わって、日本もしぶしぶ自衛隊などの海外派遣を始めてみると、日本の戦争責任などをとやかくいうような国はほとんどなく(特亜3国を除く)日本を信頼し、日本を歓迎してくれる国も多かった、という事実に気がつき始めます。

ちょうど90年代から始まった慰安婦問題を含めて「いつまで謝れば、許してくれるのか」と少々気持ちが落ち込んでいた日本にとっては、その他の国の価値観がとても励みになったのです。

「なんか日本って、世界的に見てクールに思われてない?」と感じ始めたのが2000年代の最初の頃で、NHKの「クールジャパン」などが番組的には火付け役になっていたといえますが、このあたりは「こんなのどうですか?」と紹介するレベル(まあNHKですから)だったといえます。
また、同じ時期には「ココが変だよ日本人」のような番組も数多く作られ、外国人が日本文化に注文をつけたり、文句を言ったり、時には○○人vs日本人のような企画もやったりして、国際相互親交を深める番組が多かったといえます。

このあたりで、ゾマホン氏(現駐日ベナン国大使)など、いわゆる第三世界の出身者が日本を非常に持ち上げてくれ、その対比として西欧諸国の殖民地化に抗議する、という光景が繰り広げられました。

このあたりで多くの日本人が,東京裁判史観的な価値観に疑問を抱くようになり「日本ってそんなに悪くなかったんじゃないか」と思うようになってきたといえます。同時にそれは、日本がバブル崩壊後の誇りを取り戻すのに求められていた、今までとは違う価値感であったといえます。

この後、日本のハヤブサが小惑星から物質を持ち帰り「世界で2番目に天体から物質を持ち帰った国」になったことや、新幹線輸出が台湾だけとはいえ成功したこと、イギリスやアメリカなどに鉄道輸出できたことなど、不況で自信を失っていた日本に少しずつプライドと自信が戻ってきたのです。

最終的な転機は2011年の東日本大震災で、大災害にあっても品格を失わない国民性や困難に打ち勝ち速やかに復旧する国力の強さなどが、世界から賞賛されたのが日本人のプライドを大きく取り戻すきっかけになったのだとおもいます。
「日本人って、やっぱ、けっこうすごくね?」ということです。

今はまだ自信を取り戻している最中ですし、日本人はおっちょこちょいですからすぎに行過ぎてしまうのも心配ですが、それでも以前よりも「日本国」に自信とプライドを持てる国民が多くなったのなら、良いことだと思います。

ただ、日本人として外国から見てみると途上国であっても日本より優れた制度や技術などがある国などもあり、そのあたりの客観性はもう少しほしいな、とも思います。

でも、まあ、いいんじゃないですか。
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勘違いしちゃいけない。


テレビでやっているのは、日本人向け、日本を知っている欧米人の、日本の良い所紹介番組であって
欧米人向け、日本を知っている欧米人の、日本の良い所紹介番組でもなく、
アメリカ人向け、日本を知らない欧米人の、日本の良く知らない所紹介番組でもない。

訪日者数は年間1400万人程度で、中国、韓国、フィリピン、ブラジルから総計1300万人。残り100万人が他のすべての国。
アメリカ人で年間5万人しか来日しないから。在日米軍の扱いしらないけど。
アメリカ人口3億1000万人。そのうち年間5万人しか日本の生活と関わりがない。
日本人は、1億2500万人のうち年間1750万人が出国して、アメリカに350万人が渡航している。

アメリカを知ってる日本人350万人/1億2500万人(2.8%):日本を知ってるアメリカ人5万人/3億1000万人(0.01%)

0.01%しか存在しない人じゃ、アメリカ国内を見渡しても、注目したり見直したりなどしてる人を集めるほどアメリカ国内に存在しない。日本人のアメリカを見る目と一緒にするなんておこがましいレベル。
逆に、0.01%の人は、コアな日本マニアであって、
興味があって実際に日本に来てよいと思うものにとっては、それがすべて日本であって、かえって例外の方が少ない。来日しなくてもインターネットの普及で知識やコミュニケーションとれるしね。

>これは実際によその国に言って肌身をもって感じた人でないとわからないことだと思います。
一番肌身を持って感じるのは、アメリカって多民族多宗教国家であって、一緒に同じ生活している正しい白人アメリカ人なんてどこにもいないって痛感しますよ。
国外に出ない日本人て、欧米人って一括りで、欧州と米国の住宅事情の違いも、働き方も欧米で全く違うのも知らない。
ヨーロッパの住宅は日本より小さいのが普通なのも知らないし、欧州人が働かないのは一応知っているけど、アメリカ人の働き者は日本人の数倍働いて財を築く事も知らないし、大多数が日銭と生活保護で暮らしている事も知らない。
当然、シャイなアメリカ人だっている。日系アメリカ人だってアメリカ人だもの。

国土が違い、母数が全く違うんだから、互いの知識や見識なんて対等じゃないんですよ。
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