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NaclとKClとは、共にNaCl型結晶格子をとって結晶している。粉末X線回析により、(100)面に対する第一次X線回析ピークが、NaCl:2θ=11.8°、KCl:2θ=10.6°に現れるとして、NaClとKClの結晶のモル体積比を計算せよ。なお、(100)面とは、X線と単位格子の長さで交わりY、Z軸とは平行な面である。必要なら、次の数値を用いよ。sin5.9=0.1027、sin5.3=0.09237、sin11.8=0.2044、sin10.6=0.1839
という問題です。途中の計算も含めて解法を教えてください。

A 回答 (2件)

回折ピークは格子間隔d、波長λに対して


nλ = 2dsinθを満たす時に現れる。
第一次の回折ピークではn = 1なので、式を変形して
d = λ/(2sinθ)となる。

NaClとKClのモル体積比は
V(NaCl) : V(KCl)
= d(NaCl)^3 : d(KCl)^3
= (λ^3)/(2sin(5.9°))^3 : (λ^3)/(2sin(5.3°))^3
= sin(5.3°)^3 : sin(5.9°)^3
= 7.88x10^-4 : 1.08x10^-3
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この回答へのお礼

とても詳細な解説で理解できました。
ありがとうございました。

お礼日時:2015/08/26 23:42

追記:


回折ピークは格子間隔d、波長λに対して
nλ = 2dsinθを満たす時に現れる。

の部分が分かりづらい場合は
ブラッグの反射条件 で画像検索してください。
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%96%E3%8 …
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