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今回以下の合成でtrans-及びcis-ジクロロビス(エチレンジアミン)コバルト(III)塩化物を合成したのですが、反応式と構造式が分かりません。どなたか分かる方がいましたら回答お願いします。

trans-ジクロロビス(エチレンジアミン)コバルト(III)塩化物
(1)塩化コバルト6水和物5gを30mlの水に溶かし、これに10%エチレンジアミン水溶液20mlを加えた。

(2)この溶液に空気を激しく2時間通した後、溶液を蒸発皿に移し、濃硫酸13mlを加え、溶液の表面が結晶性の皮膜により覆われるまで湯浴上で加熱濃縮した

(3)溶液を十分放冷した後、結晶をろ別した。

(4)ろ別した結晶を6M塩酸で洗浄した後、ろ液にはさんで乾燥した。

(5)結晶を蒸発皿に移し、湯浴上で塩化水素の臭いがほとんどなくなるまでよくかき混ぜながら乾燥させた。

cis-ジクロロビス(エチレンジアミン)コバルト(III)塩化物
(1)合成したtrans-ジクロロビス(エチレンジアミン)コバルト(III)塩化物を少量の水を加え、かき混ぜながら湯浴上で蒸発乾固させた。

(2)数滴の水を加えてろ過した後、結晶を少量の冷水で洗った。

(3)洗液初め緑色で徐々に薄くなり、洗液が紫色になったら洗うのをやめ、エタノールで結晶を洗い風乾させた。

A 回答 (4件)

質問者は多分大学生だと思いますので…。



ヘキサアムミン錯体の件と併せて、どちらも古典的なコバルト錯体です。

「実験化学講座」「新実験化学講座」(化学会、丸善版、今となっては古い書物ですが)の「錯体」または「無機化合物」の合成の巻に詳しく出ているので、研究室または図書館で調べてみてはいかがでしょうか。

無機または金属錯体関係の研究室であれば、
「Inorganic Synthesis」もあると思いますので、これも参考になると思います。
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熱力学的安定性の話をしていたので、トランス効果じゃなくてトランス影響でしたね

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doc sundayさんに補足。


シス体は光学活性です。
最初に生成したトランス体が、熱的に安定なシス体に異性化したものと考えられます。
クロロ配位子とアミノ配位子のトランス効果の差によるものでしょう。
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エチレンジアミンをenと書くと


どちらもCo(III)en2Cl2・Cl
になります。
シストとトランスは、まずenが6配位の隣り合う2つの位置を占めますから、塩化物イオンが配位する場所は隣り合う位置かちょうど反対側かになります。
隣り合うのがシス、反対側なのがトランスになります。
シスには光学活性があったような気がしますが、危ういので専門家にお任せします。
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