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アニメ製作において、
放送局(テレビ局?)や広告代理店にお金をたくさん渡してるというのをネット記事等で見たのですが、
実際には何のために費用を支払っているのでしょうか?
わたしなりに考えてみたのですが、下記の認識であっていますか?

・放送局
 ⇒テレビに放送すると必ずかかる費用

・広告代理店
 ⇒放送局から30分の枠を買ったとして、
  その間にCMを流してくれる会社を探して
  仲介してもらうための費用


もしそうであれば、
・テレビで放送せず、DVDの販売のみなどにすれば、放送局への費用はかからない
・自分でCM流してくれる会社を探せたら、広告代理店への費用はかからない
ということでしょうか??

A 回答 (1件)

まず言うと、現在のアニメ番組の大多数は、「委員会方式」という方式を取っています。


委員会方式というのは、制作会社、原作などの出版社、音楽会社などなど、そのアニメに関わる会社が出資しあって「委員会」という組織を作りアニメを制作。そして、放送局から放送枠を買い取ってそこで流し、映像ソフト、関連商品などを売ることによって出資した額を回収する、というビジネスモデルです。
ですので、特に深夜アニメなどを見るとわかるのですが、放送中に流れるCMというのも、その作品に関するもの。もしくは出資している会社のものばかりです。

まず、放送局に金を払う理由は簡単で、放送枠(放送する時間)を買うためです。
放送局は、この時間はこの番組をやる、というのを決める権利があるわけですから、金を払ってある時間に放送する権利を購入する、というわけです。
で、テレビで放送せず、DVDの販売のみなどにすれば、放送局への費用はかからない、は事実です。
ただし、テレビなどで放映をしない、というのは客とすれば作品がどういう出来なのか、とかを確認する術がない、ということにもなります。勿論、知名度も歴然とした差が出ます。映像ソフトは1枚5000円、6000円くらいはします。それを「ただ発売しました」とサイトなどで宣伝しても売り上げは期待できません。

それから、広告代理店ですが、こちらは様々なパターンでの関わり方があります。
まず、放送局から放送枠を買うための仲介役などをすることもあるでしょう。仰るように、スポンサー企業を探し契約をすることもあるでしょう。さらに、委員会方式で出資した企業のCMを流すにしてもそのCM作りに関わることだってあります。また、そのアニメ作品などのCMを他の番組の最中に流すための交渉などもあります。それをすべて自分達でやる、となると膨大な手間が掛かります。
さらに言えば、大手の代理店になれば、リサーチのための研究所なども持っていることが少なくありません。すると、こういうアニメ作品を作りましょう! という企画段階から代理店が行う事だってあります(制作会社などでも、ある程度、人気の傾向などを知ってから作ったほうが大コケして損失を出すリスクがへるわけですから)
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この回答へのお礼

放送局についてはやはりそうなのですね。そして広告代理店の幅広い役割に驚きました…!すごいなぁ。当たり前ですが、膨大な費用をかけるだけのメリットはあるということなのですね。
大変勉強になりました。ありがとうございました!

お礼日時:2016/01/31 19:14

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