街中で見かけて「グッときた人」の思い出

うちの地域では、公役(くやく)というのがあって、年に二回、春と秋に、自分たちの家の近くの草取りなどをみんなでする作業があります。昔からの慣わしのようです。公役に出ない家には、一回に付き4000円が課せられます。私はそれが苦痛で、ほとんど家内に出てもらっています(私は、長い間、「公役」を「苦役」と書くと思っていました)。私が前に住んでいた所は、そういうのはありませんでした。いま住んでいる所は田舎だから、道路の脇に草が生えていて仕方ないのでしょうが、自分の家の前の草は各自で取り、あとは行政がすればいいと思っています。
以前はそういうのがあったけど、なくなったという地域の方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。

A 回答 (1件)

日本は実は自治で集落を運営してきた、という歴史がある国です。



明治以前は村を作っても、昔から村落があっても、そこは自分たちが共同で管理運営し、行政(藩とか幕府とか)は関与しませんでした。江戸市中にあった庶民の土地も、基本的な道路や防火帯などは幕府がやりましたが、家を建てた後の管理はすべて自治でした。夜間番屋につめる人や火消しの人たちの活動費などもすべて町民がまかなったのであり、掃除なども村民や町民などが行ないました。
行政機関はそういうものにお金はほとんど出さず、そのかわり口出しもほとんどしませんでした。

地方の古くからあるような地域では、そういう昔からの風習が残っている場所もたくさんあります。新興住宅地であっても、宅地の地域の道路が私有地(住宅地内所有者の共同所有)などであれば、自分達でそうじしたりします。家は下水が自治会の管理であるため、年2回点検に出ることが義務になっています。

>以前はそういうのがあったけど、なくなったという地域の方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください
そういう地域もありますね。旧住民と新住民が揉めて、とりやめになったり、結局町内会を分けたりするところもあります。

私は防災関係の仕事をしており、そういう自治会さんとお付き合いがありますが、揉めてやめた自治会の住み心地がよいところはあまりありません。どうしても防災や見回り、街灯の管理や道路管理などおろそかになることが多いからです。

苦手なら4000円払えばいいじゃないですか、払えばいい、という規約があるだけましであるともいえます。
そういうのをやめちゃうと自治会活動が低下してけっこう住みにくくなりますよ。
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