A 回答 (2件)
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No.2
- 回答日時:
補足です。
(お断りしておきますが、きちんと知った上で回答をしているのではないです。 適当に想像しているだけという回答です)
マルクスは、金銭的余裕余裕のない生活をしているし、華麗な世界には心理的に反発があったようです。プロイセンや英国が経済的に繁栄してもその面を高く評価する気はなくて、貧者や労働者の困窮する状態に目が行っていたようです。
ウエーバーは、プロイセン、統一ドイツ、産業革命という時代の流れで社会全体が豊かになり、遅れた地域であるドイツが英国などに追いつきつつあることを実感していたでしょう。15歳の時「インドゲルマン諸国民における民族性格、民族発展、および民族史の考察」を、28歳の時「東エルベ・ドイツにおける農業労働者の状態」の報告(ユンカー経営の危機から農業における資本主義の発展傾向と政治的危機の危険の増大の指摘)をしています。政治の安定や良いと思っていることがダメになる面はあっても、合理主義に徹した運営が社会に繁栄をもたらす現実に目が行っていたのではないかと思います。
マルクスやウエーバーが生きて発言し著作を発表していた時代から後の資本主義が強く働いた地域をみると、その地域全体の経済力は高まり、その地域の貧民も、【(資本主義的合理主義の徹底・資本が増え続ける地域)ではない地域】の貧民よりも生活レベルが上がっていること、(資本主義的合理主義の徹底・資本が増え続ける地域)では貧民に対する教育や厚生施策も行われて、(合理主義の徹底・資本が増え続ける)ような社会システムが出来ています。 英国、仏国、米国、独国、日本などでも、資本主義的な資本増加の合理的重視が進んで、【(資本主義的合理主義の徹底・資本が増え続ける地域)ではない地域】よりも、豊かさと安定が実現しています。 今後のことは分かりませんが、伝統、持続可能性、節度、多様性、倫理、精神性、公平、足を知るということを重視し、資本の充実にのみ目標を置いた合理性の徹底追求を疎かにすると、結果としては、社会の停滞、社会内部の不満増大、暴発の危険を増加させるのかもしれません。
公共哲学、厚生経済などの制度、複雑で高度な各種システム、リスクマネジメントなどの観念を作りだしたのも(資本主義的合理主義の徹底・資本が増え続ける地域)の先端にいる人々のようです。
伝統、持続可能性、節度、多様性、倫理、精神性、公平、足を知るということを重視すると、結果的には、優れた人、そうではない人を自然のままにおくことになり、下に位置する人々に対する対策や全体の効率や安全のための対策をさらにさらに進める社会システムがなくなってしまうのではないかと思います。
No.1
- 回答日時:
お断りしておきますが、きちんと知った上で回答をしているのではないです。
適当に想像しているだけという回答です。たぶん、マルクスもウエーバーも同じような社会経済の動きを見て居たのだと思います。
マルクスが資本主義という言葉を正規に出版した書籍に書いたことはないそうです。ただ、「生産活動が生産物の消費や保存、納税などのために行われるという範囲を超えて、生産物の増加ということ自体を自己目的的行っている社会で、またその生産活動を継続させているのは資本(土地、設備、資金、組織)を持つ者であって、労働者は自己の必要な賃金を獲得するために資本を持つ者に労働時間を販売している」のような動きをしている社会経済の仕組みが強く支配的になっているとマルクスがみたようで、マルクスが見たそのような社会経済の特徴的仕組みを別人が資本主義と呼んで、その資本主義という言葉を使うのが経済社会の現状を端的に示すベストワードだと多くの人が思って、以降、現在の経済社会の特徴を示す汎用語に「資本主義」がなったのでしょう。
ウエーバーは「消費や保存、納税などのため」にという目的があって行う行為なら誰でもする、「自己の必要な賃金を獲得するため」にという目的があって行う行為なら誰でもするけれど、そうした目的ではなくて、「働くために働く」「稼ぐために稼ぐ」「資本を充実させるために資本を使う」「深く理解するために深く研究する」という行為自体を目的にしてしまう自己効力感を求め続ける偏執的な態度が一部の人にではなくて、多数の人々に広がった事情を考察し、それはカルビニズムが影響したと言ったのでしょう。 http://d.hatena.ne.jp/gypsophila315/20120207
マルクスも、ウエーバーも、「資本主義についての考え」を述べてはいないと思います。(「~~についての考え」というと、「~~について考察した結果で判断したこと(結論・適/不適・賛否・好悪・辞退/受け入れ)」を質問されているように感じますが、そのようなことをマルクスもウエーバーもしてないと思います。
資本の増加を目的に資本を運用するという仕組みがメジャーなら、資本の増加(剰余)に貢献する労働を引き出すように経済システムを運用するようにしていくので、社会全体が「資本の増加(剰余)に合理的、効率的」になります。 資本主義になる前の社会体制でも、支配/被支配、貧富は固定的で、おおむね格差は広がるのが自然なながれです。 ですが、資本主義では「資本の増加(剰余)に合理的、効率的」に運営されるので、その速度が速く、しかも徹底的になりやすいです。 マルクスはそうしたことをみて、資本主義はその特徴から自己破綻を呼び寄せ、労働者の困窮と蜂起を招くと考えたのだろうと思います。 それを「資本主義についてのマルクスの考え」と呼ぶのかは、ちょっと疑問です。
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