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日本史の中で、馬に乗れるのは上級武士及び上流階級だけで、他の身分には騎乗が許されなかったと聞きました。そこで思ったのですが、もしも馬を飼える財力はあるが、武士ではない農民などが自ら手綱を握ったら、最悪の場合は処刑されたのでしょうか?

A 回答 (3件)

田んぼに行く道では、乗るでしょう、当たり前です。



それを処罰する法令などはありません。

途上、武士に会えば下馬したでしょうし。問題なし。
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この回答へのお礼

ありがとう

「下馬の礼」というものですね。ずっと疑問に思ってたことが解けて良かったです。

お礼日時:2016/10/14 22:58

最悪の場合であれば処刑されていたでしょう。

でもそれは乗馬をした、というより身分を偽って武士と同じ振る舞いをした、という部分が大きかったはずです。江戸時代などは治安維持に相当な労力を使っていましたので、風紀を乱すような者はすぐにしょっ引かれたでしょう。

日本において、武士だけが騎馬を許されたのは、外国とは違う理由があります。それは日本人が馬の去勢をしなかったこと、です。馬はもともと非常に気性が荒い動物で、騎馬しても振り落とされることも多いのです。これをしっかり制御し、ましてや何頭か手綱でつないで馬車を走らせるなんて、とても大変です。この気性の荒さをやわらげるのが去勢だったわけです。

ところが日本では去勢をしませんでしたから、馬の制御にかなりの手間がかかりました。騎馬はかなり難しかったようですが、武士はそのような気性の荒い馬を乗りこなすことを「武門の誉れ」としていたようで、実は何度か去勢術が外国から紹介されているのですが、まったく広まらなかったようです。
ですから、武士が乗る馬以外は、いわゆる馬車も含めてまったくありませんでした。ブレーキの効かないトラックがそこらじゅうにある、というようなことになりかねなかったからです。

 日本の馬の気性の荒さは、戦国時代に日本に来た、宣教師のルイス・フロイスも明治期に来たハインリヒ・シュリーマンなども日本の馬の凶暴性について書き残しています。

つまり、武士以外の農民などが馬に乗って市中を闊歩するというのは、現代で言えば無免許の子供がフェラーリーのようなクセのあるクルマを乗り回すようなもので、危ないにもほどがある、ということになってしまいます。

ということで、それがいたずらでやったならおしおき程度で済んだでしょうが、自慢で乗り回し「オラは武士よりも馬乗りがうまい」なんて武士の尊厳を傷つけたら、風紀を乱した罪で処刑されてもおかしくなかったでしょう。

農耕にはたしかに馬は使われていましたが、騎馬で使うようなことは無かったと思います。それぐらい去勢されていない馬は危険だからです。
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戦の為だけに馬を使ったとは思えないが?



農業の手伝い等の為にも馬を飼ってた・・と 思うが?

そういった馬は時代劇等に出ないだけだと思うが?

そして・・・そういった農業の手伝いの為の馬だから乗らなかった・・と  みる事も出来る・・

馬に手伝い以外の負担を掛けない為に・・
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