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トルエンなどを過マンガン酸カリウムで酸化することで安息香酸のカリウム塩ができ、それを強酸で処理し、弱酸を遊離させることで安息香酸を得ることができるということは知っています。しかし、一般に問題を解いていると、「トルエンを過マンガン酸カリウムと共に煮沸するとトルエンは酸化され、安息香酸が生成する。」というような記述がほとんどです。強酸を用いる過程はほぼすべてと言ってもいいほどの問題で省かれており、解説の反応式にも強酸は出てきません。これは、この酸での処理も含めているという暗黙の了解のような感じでしょうか?
どなたか教えていただけると嬉しいです

A 回答 (2件)

そうですね。

aceoface00さんのおっしゃるとおり、強酸での処理を経て安息香酸を遊離させるのが厳密な表現です。
ただ一般的に、文脈上読み取れ、と言う形で、強酸での処理を明記していないこともあります。
有機化合物においては、炭素骨格やヘテロ原子(OやNなどC,H以外の原子)の構造について述べる場合
遊離酸の状態か電離した状態かはあまり区別することがない傾向があるように思います。
つまり、トルエンの骨格から安息香酸の骨格を作ることが大事なのであって、-COO^-か-COOHかは大事ではない、
そんなものは酸や塩基で簡単に変換できるから、と。
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>酸での処理も含めているという暗黙の了解のような感じでしょうか?


ひどい言い方をすると「そんな当たり前のことバカバカしくて書けるか」
それは、あなたが分析化学で過マンガン酸カリを酸化剤として用いるとき、酸性にしないと二価のマンガンにならず二酸化マンガンで止ってしまう、それは知っていなくてはならない。だから有機化学でも酸化に使うとき酸性にするのは暗黙の了解。通常トルエンだけでなく全てのモノアルキルベンゼンを酸化して安息香酸にすることを習う前に、酸化還元滴定を習う、逆は無い、あまり一般的ではない常識だから、その結果がこの状態。
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