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先日、沖縄に行き海水浴を楽しみました。
そこで、ホテルに帰る途中でバスガイドさんが「楽しかったですか。ところでビーチでは潮の香りがしましたか?」と尋ねられ、そう云えば東京湾や相模湾と違って潮の香りがしていなかったことに気付きました。
理由は「微生物の死骸の臭いで、沖縄では、その死骸がないので潮の香りはしないのです。」と云っていました。本当でしようか?

A 回答 (3件)

 その通りです。


ダイバーとか海に親しんでる者には常識ですよ。

 一般の人が海水浴や潮干狩りに行って嗅ぐ「磯の香り」とか「潮の香り」は、淀んだりした富栄養な海水で、海生微生物が繁殖して、死んで泥になった砂の匂いです。
 動物性は蛋白質が腐った臭い、それに植物性の微生物が作る様々な匂い成分が混ざった匂いです。海苔の美味しい香りが植物性の匂いの例です。
波が荒くて淀まない日本海側でも匂いませんよ。

 沖縄の海岸が綺麗な最大の原因は、台風が来るたびに大波で、波打ち際から海底の砂(サンゴのかけら)が大部分入れ替わってしまいます、そのため、いつまでも美しい白さが保たれてます。

 しかし沖縄でも、沿岸工事で流れが止まったような湾では白い砂が泥色に変わって、磯臭い匂いがしてます。ふつう観光ではそういう場所は見ないでしょう。
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この回答へのお礼

>死んで泥になった砂の匂いです。

そうだったのですか。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/08 08:12

磯のあの特有の匂いはジメチルスルフィドという物質で、海洋プランクトン(微生物)がせっせと生産していますので、それら生物が少ないと匂いもしなくなります。

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この回答へのお礼

「せっせと生産しています」とNo1の方の「死んで泥になった砂の匂いです。」と少々違いますが「それに植物性の微生物が作る様々な匂い成分が混ざった匂いです。」からみまして、いずれにしても微生物が関係しているようです。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/08 08:21

仲介役を買って出ます。

#1 さんも #2 さんも正しいことを言っています。

まずは,腐敗臭に関する基礎知識について,少し説明致します。

生物の死骸は,もしそれが完全に無菌状態にあれば,腐敗は起こらず臭いも放ちません。この場合,死骸は分解されず,そのまま形が残ります。

しかし通常は,死骸が無菌状態に置かれることなどほとんどありません。死ぬと免疫機能は失われ,種々の細菌が大繁殖し,タンパク質などが次から次へと分解されていきます。

分解されて低分子量になった分子は,軽くて気化しやすいため,様々な臭い物質となって放出されます。例えば,発酵で発生するエタノールなども,こうした分解生成物の一つです。また,硫黄原子を含むタンパク質が分解されると,その多くは,メタンチオール(別名メチルメルカプタン)やエタンチオールといった,悪名高き悪臭物質になります。

takaosaiko- さんのご回答にあるジメチルスルフィドという物質も,硫黄原子を含むタンパク質が分解生成物の一つです。海洋生物の死骸が,海洋プランクトン(微生物)によって分解され,その結果,磯の香りのジメチルスルフィドが発生するのですね。

なお少し補足しておきますと,海中での腐敗でも,陸上と同様メタンチオールは多く発生していると思います。しかし,メタンチオールはよく海水に溶ける物質であり,空気中に放たれる量が少ないでしょう。一方,ジメチルスルフィドは海水への溶解度の小さく,空気中に放たれますので,これが主な臭いとなるのでしょう。
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この回答へのお礼

詳しくありがとうございました。
専門的な物質など私は初めてなのでよくわかりませんが、陸上では落ち葉をみみずが分解し土になるように水中でも目に見えないものが入り交じって、循環しているのだと思いました。
ありがとうございました。

お礼日時:2004/08/09 13:22

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