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憲法について質問です。

租税法律主義の課税要件法定主義と課税要件明確主義の違いとは何でしょうか?

A 回答 (2件)

平たく言うと。


法定主義は「何に対して租税が課税されるかは、法律で定められるべき」という主義です。
私は主義ではなく原則であるべきだと思うのですが、憲法では主義になってます。
明確主義は「法律で定められてるとはいえ、あっちを見て、こっちを見て、それからあちらも見てと目が回り、そのうちになんだかわからないような法令や規則ではあかん。」という主義です。

権力者の恣意によって課税されるなんて民主主義ではないぜという話が法定主義。
課税される者から見て、わかりやすい規定を作るべきという話が明確主義。

同じように感じるでしょうが、違うんです。
今の日本の税制は、明確ではないと感じます。
特に消費税法なんてのは、学習すればするほど深みにはまり簡易課税制度なんてのは、どこが簡易なのだと頭に来ます。

もっとも複雑怪奇なのは「滞納処分と強制執行等との手続の調整に関する法律」ですかね。
こんなのは、明確主義の180度反対の法令です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
なるほど!
確かに今の日本は何がはっきりしていて何がはっきりしていないのかも分からないですもんね。
水掛け論というか...
ありがとうございます!

お礼日時:2017/01/18 09:29

課税要件法定主義というのは、課税できるための


条件は法律で定めるべし、という考え方です。

つまり、行政府がやってはいけない、必ず
国民の代表機関が作成した法律によらねば
ならない、ということです。

民意に従って課税しろ、ということです。



課税要件明確主義、というのは、その条件が
恣意にならないよう、明確にしなければならない
という考え方です。

いくら形式的に法律で条件を定めても、それが
不明確で、行政の恣意に運用されたのでは
租税法律主義の意義が無くなります。



○蛇足ですが、こういう歴史があります。

米国植民地に課税しようとした英国ですが、
米国は、俺たちの了解も得ないで勝手に決めやがって、
そんな課税には従わないとして、ボストン茶会事件を
起こし、それが米国独立戦争へと繋がりました。

この時の標語が
「代表無ければ課税無し」
でした。
つまり、租税法律主義の考え方の萌芽です。

独立戦争で、米国は苦戦しましたが、フランスなどが
援助したため、独立に成功します。

ところが、援助し過ぎたフランスは財政が厳しくなり
増税をしました。
これが、俺たちの了解もなしに勝手に課税するな、
として貴族や庶民の反感をかい、1789年の
フランス大革命の発端になります。

このように、課税法律主義というのは、非常に大切な
モノなのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
経緯がすごいですね...
確かに勝手に課税されたら反感を買いますもんね…
ありがとうございます!

お礼日時:2017/01/18 09:23

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