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宇宙や恒星の時間的変化を「進化」と呼ぶことがありますが、「進化」と「変化」はどうちがうのですか?
また、宇宙や恒星が「進化」していると、本当に言えるのでしょうか?お教えください。

A 回答 (4件)

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先ず、言葉の定義ですが、変化とは物事の状態が別のものになることを指し示し、その方向性を問うものではありません。

一方、進化とは、ある特定の方向へ向かって状態が変化することを指し示します。したがって、進化という言葉を用いる前提として、その状態変化が始まりから終りというプロセスの中に位置づけられることを必要とします。
ご質問での、宇宙と恒星の時間的変化は、誕生から死というプロセスの中に位置づけることができるため、単に変化ではなく進化と表現されます。
ただし、宇宙の進化については、ビッグバンを始まりとしていますが、その最後のすがたが決定論的なものでなく、虚数の時間で進化すると考えられていますから、理解しづらいように思います。
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「進化」というのは、いまより進んだ状態、より能力をアップさせたり、より環境に適合したりした状態に変化することです。


「変化」というのは、悪化したり、劣化したりするのも含み、状態が変わること全体を言います。
『宇宙や恒星が「進化」していると、本当に言えるのでしょうか?』ということですが、それはあくまで人間からみたら進化だといえるということです。
大昔はガスとチリだけでしたが、そこに、恒星ができ、惑星ができ、生物が生まれてきて、自ら考え行動する人間というものが、宇宙や恒星の時間的変化とともに生まれてきたわけですから、それは、人間から見れば、明らかに「進化」なわけです。
しかし、神の目からみれば、宇宙そのものがとてつもない長い時間のサイクルの中で、宇宙そのものが生成と死滅を繰り返しているだけかもしれないのです。
もしくは、神という完全な意識体があり、その具現の形として、神の念いの方向に進んでいっている途中だとするならば、「進化」ととれるかもしれません。
よって、宇宙や恒星は、変化というか「空(くう)」、すなわち全体としては不変で生と死を繰り返しているともいえるし、進化しているともいえるということです。
この問題は、人間が宇宙というものに対して理解している度合いとか、宇宙の背後の意識体というものをはっきりと解明していない今の段階では、もっとも正確に答えるのは難しいということです。
しかし、狭義においてはすくなくとも、「進化」しているととらえていいのではないのでしょうか。
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この場合の「進化」には、「量的な変化によって生じる質的な変化」という意味があると思います。



ビックバン直後、宇宙の「温度」という量が変化する(下がる)ことで、真空の相転移を生じ、力が分化し、重力や電磁気力という別な法則に従う、質的に異なる世界が出現したこと。

重力に従い星間ガスが「大量に」集まると、やがて中心部で核融合反応を起こし、恒星となったこと。

その恒星の中の核融合反応、および、超新星爆発時の元素合成によって、多種多様な重元素が生成した結果、化学反応の法則に従う、質的に新たな世界の下地となったこと。

さらに地球においては、化学反応の世界の先に、生物というまた新たな世界が開けたこと。

こういった事例を、「進化」という言葉で表現しているのだと思います。
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