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いつもお世話になっております。

昨日のご回答を拝読してから、一つ気になっているところがあります。「浮く」と「浮ぶ」は区別があるのでしょうか。

「浮く」を使えますが、「浮ぶ」を使えない場合、及びその逆の場合もあるのでしょうか。(この質問文の書き方も教えていただければ幸いです。つまり『「浮く」を使えますが、「浮ぶ」を使えない場合、と「浮く」を使えませんが、「浮ぶ」を使える場合、もあるのでしょうか。』の意味です。この意味を表す時に、「逆」という言葉を入れたらどのように書くのでしょうか。)

宜しくお願い致します。

A 回答 (6件)

「浮く」も「浮かぶ」も、辞書を見ると幾つか意味があります。


例えば、「彼ってクラスで浮いているよね」とか「容疑者が浮かぶ」などという使い方もあります。

しかし、基本的な意味に限って言うと、厳密な違いはないですし、
両方とも使えることがありそうです。(今すぐは思いつきません。)
ただ、微妙にニュアンスが違います。

傾向としては、
「浮かぶ」は「水面に存在する」という状態を言うことが多く、
「浮く」は「水の下のほうから上の方へ移動する」という動作を言うことが多いような気がします。


「泡が浮かぶ。」・・・泡が水面に存在する状態だ。
「泡が浮く。」・・・泡が水の下のほうから水面のほうに移動する。

「浮かぶ」は
「浮く」+「ている」 つまり、「浮いている」
というような感じです。


水でなくて、空中の場合もあります。
「雲が浮かぶ。」OK
「雲が浮く。」あまり言わない。

「宙に浮かぶ。」普通言わない。
「宙に浮く。」例えば、人が走っている自動車にぶつけられて、空中に投げ出された場合のような、一瞬の出来事によく使います。
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この回答へのお礼

kimiwoさん

早速のご返事ありがとうございました。
「水面に存在する」と「水の下のほうから上の方へ移動する」の説明はとても理解しやすいと思います。
大変いい勉強になりました。

お礼日時:2004/08/31 08:07

質問文の書き方の質問が残っていましたね。



>「浮く」を使えますが、「浮ぶ」を使えない場合、及びその逆の場合もあるのでしょうか。
→普通の日本語の話者でも、意味はすぐわかります。


>「浮く」を使えます
→ここで「を」を使うのは間違いではないですが、あまり自然な日本語ではありません。
『「浮く」を使う』の可能、『「浮く」を使える』
という考え方よりも
『「浮く」』が『使える』
という考え方のほうが日本語の発想っぽい(日本語の発想らしい)です。
ついでに書くと、「水を飲みたい」と「水が飲みたい」なら、「水が飲みたい」のほうが自然です。

>「浮く」を使えますが
→「ます」を使うと、ここで切れている感じがするので、「場合」という言葉の修飾語(の一部)であることが不明確になります。
ですから、ここで「ます」は使いません。

>「及び」
→「及び」を使うのはかまいませんが、固い文章語の響きを持つ言葉なので、私だったら使いません。

>その逆の場合もある
→非常に説明しづらいのですが、ここで「も」は使わないほうがいいです。どうしてもうまく説明できません。
「も」を使うなら、
・「浮く」が使えるが「浮かぶ」が使えない場合があるのでしょうか。そうだとしたら、その逆の場合もあるのでしょうか。
こんな感じですが、なんとなく不自然さが消えません。


以下のようにすると、自然だと思います。(「逆」を使うとしたら)
・「浮く」が使えるが「浮かぶ」が使えない場合や、その逆の場合があるのでしょうか。
ここで「や」を使う理由ですが、これも説明しづらいです。『「浮く」が使えるが「浮かぶ」が使えない場合』と『「浮かぶ」が使えるが「浮く」が使えない場合』が別であるので、「と」を使うわけにはいかないのです。

あるいは
・「浮く」が使えて「浮かぶ」が使えない場合と、その逆の場合をお教えください。(これが一番いいと思います。)


長ったらしいですが、割と自然な日本語です。
・「浮く」が使えて「浮かぶ」が使えないのはどんな場合でしょうか。また、逆に、「浮かぶ」が使えて「浮く」が使えないのはどんな場合でしょうか。
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この回答へのお礼

度々ありがとうございました。
役立つアドバイスをいっぱい頂き本当に助かりました。
「逆」に関するあの文の書き方はやっと分かりました。
大変いい勉強になりました。
覚えておきます。
これからもよろしくお願い致します☆

お礼日時:2004/08/31 08:44

 【浮(う)く】


1.基底の固体面から上方の液体や気体空間へと界面を離れる状態、もしくはその作用や機能。更にはその抽象的表現で、母体や主流から遊離し、その結果余計なものになる意味も。この場合は【浮(う)かぶ】は使わない。
 ぶつけた歯が(歯茎から)浮く。地震で土台が浮く。
 欠けた珊瑚が(海底から)浮く。沈殿物がまた浮いた。
 同僚の信頼を失(な)くして職場で浮いた格好になった。昼飯を抜けば500円は浮くだろう。

2.液体や気体の同質空間にある状態。
 浮く作用が停止したり、浮いたり沈んだりの遊離状態の場合は【浮かぶ】とも。
 水入りのコップの中で赤錆みたいなのが浮かんでいる。
 炭酸水入りコップの中で次々と泡が浮いている。
 空に月が浮かんでいる。
 風船が空へと浮いてしまった。

3.液体から気体への界面に至った状態。
 この場合は、気泡や浮き輪など常に浮き続けるもの以外は【浮かぶ】の方が馴染みやすい場合が多い。
 氷が浮いている酒を飲む⇔氷を浮かせて酒を飲む⇔氷を浮かべて酒を飲む。
 船を浮かべる⇔船の残骸が浮いている。
 名案が浮かんだ⇔泳げないけど浮けるようになった。
 
 以上から、【浮く】は気体や流体における外部からの押し上げる作用=浮力に関わる全般に使われるのだが、【浮かぶ】の場合はその浮力作用面は問わず、その同一空間内においてしまたはその中間部に位置し続ける状態、もしくは浮いたり沈んだりの反復可能性を帯びた事態といった側面を特に表すのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

gekkamukaさん

早速のご返事ありがとうございました。
ご説明は素晴らしいです☆
大変いい勉強になりました。

お礼日時:2004/08/31 08:34

こんにちは。



>「浮く」と「浮ぶ」は区別があるのでしょうか。

WEBで公開されているオンライン国語辞典では、下記のようになっています。

http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%C9%E2 …

http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%C9%E2 …

(『広辞苑』の説明はもう少し詳しいのですが、著作権の関係で、ここで引用することはできません)

> 「浮く」を使えますが、「浮ぶ」を使えない場合、及びその逆の場合もあるのでしょうか。

難しい質問ですね。
言葉の用法は理屈だけで説明できない側面があり、ある表現、フレーズが許容されるか否かは慣習による、としか言えません。
いくつかの例文で、「浮く」←→「浮かぶ」の言い換えが成立するか、考察してみましょう。

○「木は水に浮く」 → △「木は水に浮かぶ」(やや不自然)
○「体が宙に浮く」 → ○「体が宙に浮かぶ」
○「歯が浮くようなお世辞」→ ×「歯が浮かぶようなお世辞」
○「旅費が浮く」→ ×「旅費が浮かぶ」 (「余る」の意味では不可、「思い付く」の意なら可)
○「浮かない顔」→ ×「浮かばない顔」
○「思い浮かぶ」 → ×「思い浮く」
○「名案が浮かぶ」 → ×「名案が浮く」
○「浮かぶ瀬」→ ×「浮く瀬」
○「照明に浮かんだ人影」→ ×「照明に浮いた人影」
○「捜査線上に浮かんだ容疑者」→ ×「捜査線上に浮いた容疑者」
○「涙を目に浮かべる」→ ×「涙を目に浮かせる」


# 日本語って難しいですね。
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この回答へのお礼

譲我看看さん

いつもお世話になっております。
早速のご返事ありがとうございました。
たくさんの使い分けをあげてくださって、助かりました。
大変いい勉強になりました。

お礼日時:2004/08/31 08:35

このように考えたほうがいいかもしれません。



「浮く」と「浮かぶ」は意味はほとんど似ていますが、物に対する見方が違います。

「浮く」は客観的な見方で、「浮かぶ」は気持ちがこもっています。
「船が浮いている」と言うと、単に、そういう状態を想像するだけです。
「船が浮かんでいる」と言うと、美しい景色や「さざなみ」とか、広い海とか色々なものを想像します。

また、
「浮く」という言葉から想像されることは、時間的に短い動作や状態です。
「浮かぶ」という言葉から想像されることは、時間的に長い動作や状態です。

「泡が浮く」は、泡がすぐに上昇する、という感じです。

「泡が浮かぶ」は、水面に存在するという状態を述べるのに使う傾向はあると思いますが、
「水の下のほうから上のほうへ移動する」という意味に使うこともあります。
この場合でも、思い描くのは、ぽわーーん と、ゆっくりと動いていく様子です。
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この回答へのお礼

再びありがとうございました。
よく理解できました☆

お礼日時:2004/08/31 08:12

昨日の回答というだけでは質問レベルが問題ですが、それはそれとして、


「浮く」は、浮くことが可能であるという見方ができそうですね。また、浮いている状態というよりもその一歩手前の今から浮いていくという進行形ということもあると思います。

「浮かぶ」は浮いて漂っている感じがしますね。また、浮くことが完成したようにも見れます。

使い方ですが、「浮く」は浮くことが可能であるという時によく使いませんか?
「これは浮くかな? うん、浮くんじゃない?」とか。

「浮かぶ」は既に浮かんでいるさまを示すときに使いませんか?
「ボートが浮かんでいる」とか。
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この回答へのお礼

acidendさん

早速のご返事ありがとうございました。
大変いい勉強になりました☆

お礼日時:2004/08/31 08:02

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