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アスピリン系の解熱、鎮痛剤がたくさんありますが、それらがそのような原理で解熱、鎮痛を促すのか教えてください。

A 回答 (2件)

体中至るところは細胞で出来ていますよね。


その細胞の構造のうち、細胞膜リン脂質という部分にホスホリパーゼA2という酵素が働くと、アラキドン酸という物質が生成します。
そのアラキドン酸にシクロオキシゲナーゼという酵素が働くと、プロスタグランジンという痛み、炎症の元になる物質が出来上がります。

  細胞膜リン脂質
     ↓←ホスホリパーゼA2
  アラキドン酸
     ↓
     ↓←シクロオキシゲナーゼ
  プロスタグランジン

このプロスタグランジンが、痛みを起こしたり血液凝固を起こしたりします。

アスピリンには主に使用法が2種類あり、
(1)一回500mg以上の服用で解熱・鎮痛を目的とする場合。
(2)一回300mg以下の服用で抗血小板作用を目的とし、血栓症・塞栓症に適応させる場合。

どちらの場合もアスピリンの作用機序は、先ほど申し上げた「シクロオキシゲナーゼの阻害」です。
この酵素を阻害することでプロスタグランジンの生成を抑制し、(1)であれば痛みを抑え、(2)であれば血小板(血液を固める)が凝集するのを抑制し、血液が固まるのを抑えます。
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アスピリン(アセチルサリチル酸)は、痛みや熱のもとになるプロスタグランジンの生成を抑制します。

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