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なぜ水素結合→沸点高くなる と なるのですか
 電気陰性度が高いからですか

ではなぜ 電気陰性度が高いと 沸点高くなるのですか

A 回答 (2件)

厳密には「電気陰性度の差」ですね。


質問から察すると分子の話と思われます。
電気陰性度が大きい原子同士が結合する場合、どちらも(電子を)欲しがり、結合する2個の原子間に電子をとどめて結合します。これが「共有結合」のイメージです。
しかし、電気陰性度に差があるため、電子は(共有)結合の真ん中にあるわけではなく、電気陰性度の大きな原子の方に偏って存在するため、微量ながら電荷を帯びたような状態になっているのです。
この電荷の偏りによって分子間にはクーロン力が働きます。この「クーロン力」は「ファンデルワールス力」より強く、分子間力を強くしますので沸点が上がることになるのです。
詳しい説明のあるHPを見つけましたので紹介しておきます。
「分子間力」
http://examist.jp/chemistry/structure/bunsikanry …

ついでに
原子間の電気陰性度の差が大きくなりすぎると、もはや電子を共有する必要がありません。電子は一方の原子が独占することになります。これが「イオン結合」です。
電気陰性度が小さい原子同士が結合する場合はどうでしょう?
(最外殻の)電子をみんなで仲良く分け合って結合します。これが「金属結合」です。

京都大学を目指す人には幼稚に感じるかもしれませんが、「高校化学レベル」であればこの程度のイメージでいいと思います。
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沸騰というのは液体が気体になる事を言います。



極性が大きい、すなわち、分子の中で+に帯電している部分と-に帯電している部分の差の度合いが大きいということです。

そうなると、ある分子の+部分と、隣の分子の-部分が強く引き合って、なかなか離れようとしなくなります。

気体になるためには、隣の分子とは離れて自由に動けるようにならないといけない訳です。

したがって、極性が大きい分子は互いに引かれやすいので、ばらばらになって気体になりにくい。

だから温度を高くしてばらばらになる位に運動エネルギーを与えないと気体にならない訳です。

温度=運動エネルギーの総和のことだから、温度(沸点)をしないと気体になりません。
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