A 回答 (4件)
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No.4
- 回答日時:
再びNo.1-2-3です
TRONAL-300B少ししらべてみました。
ここは製造メーカーではなく、世界中から真空管を集めて自社ブランドをつけて販売している商社のようです。300Bは数種類あるようで、画像検索してみたらチャイナ製とロシア製の画像がありました。チェコ製はないようです。
プスバンー300Bはチャイナ製です。以前、チャイナは4社(みな公営企業)で真空管を造ってましたが、今流通している球をみると大手は2社で、よく分からない小さなガレージメーカーみたいなのがたくさんあるようです。
整流間の内部抵抗ですが、下記の順に高くなります。
5AR4⇒5V4G⇒5U4G⇒5Y3GT(80)⇒5R4GY⇒WE-274(A,B)
中古でも8マン以上するWE-274ですが効率では低いです。
実は自分も5R4GYは大好きでしてNL-50や2A3のアンプで音のバランスが良かったので使いました。そのままVT25に変えたら巷で言われるようにかなり高域に偏った音でした。実際のアンプの回路は12AX7のSRPPドライブ
です。(質問者様のアンプと同じですね。)SRPPといってもμフォロワーといわれる上下の間に結構高い抵抗器を挟むもので出力インピーダンスがけた違いに下がって歪もかなり低くなります。μフォロワーで検索してみて下さい。興味深いデーターが見つかるとおもいます。これにカソードフォロワーをあいだに入れたら出力が3倍以上になって音のバランスがとても良くなりお気に入りのアンプになってずっと使い続けてます。300Bなどと違ってフィラメントが電球のように輝くのがたまりませんね。
真空管アンプの良さは小さな音でも割とはっきり聞こえることだと思います。真空管の古いラジオも使ってますが、寝る時に小さな音で鳴らしてるのですがホント小さな音でも聞こえてきます。トランジスタラジオだとん、んん、んんん~~~な感じでよく聞こえず、だんだん音量が大きくなってしまうんです。
原因は2つある気がします。
一つはNFBです。真空管アンプでも多極管そのままで使うにはオーディオアンプではできないのでNFBをかけますが、10dB以上かけると半導体アンプと同じようにちいさな音(細かい音)が聞こえにくくなる感じがします。だいぶ前、無帰還のトランジスタアンプを試作してみたことがあります。2Wくらいしか出ないのでまともに使えるものではなかったのですが、真空管アンプと同じような小さくてもハッキリした音でした、でも半導体アンプはクリップさせるとバリッと音がわれるので出力はかなり大きくしないと使いにくいですね。無帰還で大きな出力を出すのは不安があります。電源電圧が高くなりますのでスピーカーの中点の変動が大きくなるので。
二つめは真空管は高電圧で動作させていることだと思います。
300Bアンプで例えば5Wの出力があるとしてこれは約電圧で6,3V(8Ω)です。出力トランスの1次インピーダンスが3,5KΩだとトランスの1次側は126Vの電圧になります。回路としては結構な交流電圧で動作に余裕があります。トランスは言われているような帯域が狭いとか微小信号の能力がーーーーはないとおもいますね。実際、プロが使っている高価なコンデンサーマイクの出力にはみんなトランスが入っているし、MCカートリッジ昇圧トランスでもいいものでは音質に不満はありませんね。ましてや出力トランスみたいに100V以上で動作しているトランスなんて余裕しゃくしゃくです。
あんまりムリな動作をさせなければ真空管はけっこう長持ちします。バリバリ使いたい方は予備球を多めにストックしておけばいいでしょうが、今はそこまでムリさせて使うことはないと思うので気に入った球は2~3ペアあれば十分でしょう。
たぶん、たぶんですよ。最後まで残る出力管は6CA7(EL34)だと勝手に予想してます。昔から今までギターアンプに大量に使われていて、彼らの使い方だと半導体アンプに代わるのは難しいです。ギターアンプはアンプと名前がついていても楽器の一部でアンプのひすみ込みで音作りされます。エフェクターなどで真似ることはできるのかもしれませんが、難しいでしょうね。6CA7三結はオーディオアンプでも素直な音で、試してみる価値 大です。300B並みにプレートに400Vくらいかけると7W近く出て出力的には300B並みです。値段も比較的安く、近代管なので最大定格で使う前提で造られています。1,000時間くらい余裕で持つでしょう。
お互い、真空管を楽しみましょう。
なるほどです、いろいろ知らないことばかりで大変参考になります
ありがとうございます!
そうですね 難しいことはともかく 真空管の音に聴き惚れたいと思います♪
いろいろありがとうございます、わからない事があればいろいろお尋ねするので 今後ともよろしくお願いします。
No.3
- 回答日時:
No.1,2です
300Bアンプがヘッドホンアンプだなんてスゴイですね!!!
贅沢ですが300Bはとてもバランスがとれた音なのでヘッドホンアンプには最適ですね。
ちょっとイイ話を.........
ロシア製2A3 最近造られているソブテック(EH エレクトロハーモニクス)が300Bと似ています。1ペアもってて少し聴いたら古い以前の並列プレートの2A3より爽やかな音で300Bに近い感じでした。スピーカーで聴くならフィラメント電圧が2,5Vなので直流点火の必要もなく試してみる価値大です。だんだん値段が上がってきているのでいまは造ってないかもしれません。
スピーカーは6G-B8アンプですか
近代(といっても3~40年前ですけどね)に開発されたビーム菅はほんとパワフルな音ですよね。ビーム管の元祖6L6はわりとサッパリとした音なのにえらくちがいますよね。自分も若いころ6550をUL-PPでウーファーぶんぶんならしてました。歳とってきたら大きな音で音楽聴くが無くなり先に回答したようにVT25アンプで十分です。
6CA7はとてもいい真空管ですね。いろんな真空管を多数使ってきましたが多極管(三結も含めて)でバランスがいいですよね。たぶん、ギターアンプで一番多く使われているのではないでしょうか。エレキギターを弾く方はバリバリのミュージシャンなので音への拘りはオーディオマニアの比ではありません。彼らに認められているからこそいまだ生産が続けられてるのでしょう。大きさの割に電気大食いですがこれがイイ音をだす秘訣なのかもしれませんね。真空管全盛期はあまり話題になりませんでしたが(日本では松下電器が元祖でNECと日立がポチポチ造ってました。松下電器が昭和54年に真空管製造終了する際、最後まで造っていたのが6CA7です。ちなみに東芝が昭和52年真空管製造終了まで造っていたのはUY-807でした。807なんて戦前に開発された球です。こんな長い間生産を続けていたことがオドロキです。なんか古い高周波加熱機の保守用だったとか........東芝はいまでも真空管を造ってます。電子レンジのマイクロ波を出すマグネトロンや、だれでもお世話になってるレントゲンをとるときに必要なX線照射管など興味深いですよね。マグネトロンはだんだん半導体に代わっていくかもしれませんが、X線照射管だけは半導体には置き換えできないのでずっと残ると思います。いろいろある東芝ですが昔から蓄積されている技術は大切にしてほしいものです。)
NL-50について
昔々の50という球の再開発球か?として売り出させたみたいっだのですが、当初からフィラメント電圧がおかしいのではないか?動作が50と全く違う??どう見ても300Bに近い??? ???? ????? ?????????オーディオ雑誌 MJ無線と実験誌で大騒ぎしてましたね。結局、真空管専門家の大塚さんというライターがこれは現代版1枚プレートの6A3でプレート損失が300Bと同じであると断定してました。いまは造ってないので値段が古典球なみです。いまためすなら先に書きましたソブテックや中国製の1枚プレートの2A3でいいでしょう。
VT25について..........
とっても古い古い球で元祖は1921年にラジオ(もちろんAM)放送が始まったころアメリカGE社が発売した一連の球の一つでUV202が原型です。特性を変えることなくUV202→10→10Y(VT25 軍用管でプレート損失12Wから15Wへ増強)→801(高耐圧化450V→600V プレート損失15W→18W)と1945年まで造られていました。間にVT25Aという似た球がありますがフィラメントがタングステンではなく、300Bと同じコーティングされたフィラメントでもとのVT25みたいに光りません。造りも全く違い、同じ造りをした球はVT52でしょうか。VT52はスペシャル45といわれましたが当時は45という直熱3極管が人気でこれの軍用管として造られたようです。同じような民生管はありませんでした。アメリカ球のVT~~~はすべて軍用球で信頼性が特別重視で造られます。(あたりまえですね。重要な通信しているとき、いきなりプツッ では話になりませんからね)どれも高価ですが、いまヤフオクなどでみられるVT25AはみんなWE(ウエスタンエレクトリック)製か部材を使ったOEMだと思います。WE,シルバニア、ウエスチングハウス製がありますが、酸化物フィラメントの特許を持っていたのは当のWEしかなかったしプレートの形や表面処理がどの球も同じです。アメリカ球のST管のガラスの規格が厳密なのかどこのメーカーもほとんど寸法の違いがないので球内部の造りをよ~~~~く見ないとメーカーの違いはわかりませんね。それくらいメーカー間の技術力に差が無かったのかもしれません。それに引き換え当時の日本はヒドかったです。ラジオに使われていた民生管(UZ-6D6,12Fなど)は丈が1センチ違うし、同じメーカーでもロットで形が違うなどメチャクチャでした。日本の工業製品が安定してきたのは昭和30年代にはいってからです。(詳しいことを日本製300B HF-300Bを当時造った岡谷電機の方が例のMJ無線と実験誌に暴露してましたwwwww)
VY25は30年くらいまえは1本1000円でうられていて、秋葉原の電気街では500円なんてのもありました。それほどたくさんあったんです。今では1本1マン前後ですがある意味300Bより古い真空管です。300Bは193〇年ですがそれより10年前に造られ戦後まったく造られていませんからね。自分が使っているVT25はGE製ですが、造りをみると1930年代製です。初期のころですね。真空管は中が見えるので使われている部材や構造を見ると造られた年代がわかるオモシロイ”部品”です。ラベルは消してゴマかすことはできますが、さすがに真空の中身までは造り変えることはできませんよね。ほんと真空管はおもしろいです。
もっと書きたいことあるので締め切らず、お返事下さい。
酔ってきました。
失礼します
球に詳しいのでビックリです、生い立ちと歴史…
奥が深いんですね〜♪
今 使ってる300BはMJ誌の300B聴き比べで評判の良かったトローナルの選別球とプスバンです、トローナルは指摘どうり良い音ですが、プスバンは高域がキンキンするのと低域の量感があまり無いような気がします。
5U4GBを挿すと370Vで60㎜Å位流れるんですが、5R4GYに挿しかえると45㎜Å位しか流れません、やはり5R4は内部抵抗が大きいんでしょうかね?
音量的にはあまり変わらないので気にしてませんが…
ただ 音は5R4GYのほうが良くきこえるのでそのまま使ってます
いつも思うのですが…
やはり真空管はいいですね〜
透き通る透明なガラスとその微妙なフォルム、その中に灯るフィラメントの優しい明かり…
そしてその中から出てくる魂の歌声や音色…
人の感性を揺さぶるのはやっぱりアナログです!
癒されて、感動する!
真空管…万歳〜♪
No.2
- 回答日時:
No.1です
300Bのアンプですか
GZ34(5AR4)は整流管の中で最強で、これより内部抵抗が低い整流菅はカラーテレビで使われていたダンパ管しかありません。
今までいろいろな整流菅を使った経験からだと(電流にもよりますが)
GZ34・・・B電圧×1,25倍
5U4G・・・・B電圧×1,1~1,15倍(GZ37はこれくらい)
5R4GY・・・・B電圧とほぼ同じ
2A3シングルステレオアンプで電流は全部で130mAくらいなので300Bアンプより少なめですね。普通、300Bシングルだと350V×70mAくらいでしょうか。
トランスのB電圧は400Vはほしいですね。
300Bの保護のためディレーをかけるには防熱管が一番ですが見た目がちょっと貧弱ですもんね。いい整流菅があります。中国製であんまり品質はよくないですが、274Bとして300Bと同じ大きさの球が割合安価に売られています。ちょっと使ったことがあったのですが、特性は5U4Gとほぼ同じで、フィラメント電流が2Aと5U4Gの3Aより小さいです。
タイマーなど使わなくても直熱整流管でディレーをかけることができます。フィラメント点火をトランスの5V端子に直接つながず6,3Vから抵抗で電圧を落とし供給します。0、何Ωでもトランス直より確実に電源側の内部抵抗が上がるので立ち上がりがおくれます。
スピーカーにもよりますが、300Bはフィラメントを直流点火しないとハム音がでるのでこれも6,3VをSBR(ショットキーバリアダイオード)で整流し間に電圧調整用の0、何Ωを入れ、できるだけ大容量(2.200μFくらいでもハム音は出ませんが)コンデンサーで平滑します。多量の突入電流が最初コンデンサーに流れ300Bの保護になります。
だいぶ前、NL-50という大きさや中身が300Bそっくりでフィラメント電圧が6.3V-1A、特性は2A3というヘンな球があって、結構長期間使ったことがありました。電源は先に説明したようにあちこちに抵抗を入れて電圧をドロップさせて使いました。数千時間問題なく使えました。いまはVT25(10V)シングルアンプに代わってますが同じ方法で使っててトラブルはありませんね。VT25はタングステンフィラメントであまり丈夫でないのでどうかな?と思いましたが5~6年使い続けてトラブルナシですよ。回路的にはカソードフォロワー直結でグリッドをプラスまでドライブして出力5W出すような回路ですがそれでも問題ナシです。プラスまでドライブしないと1Wちょっとしか出ない情けない古い球ですがプラスドライブまで振ると音質が激変してとてもパワフルになり気に入ってます。
参考まで..............
ありがとうございます、長い経験からのアドバイス、凄く参考になります、そうですか…
VT25も良さそうですね NL-50も興味わきますね!
部屋狭いのでもっぱらシングル専門ですが一台目の300B
は別個体の電源部で倍電なので5R4GY×2にそれぞれ10μF(フィルムコン)を抱かせています、300BのヒーターはSBD-一万μF-5V定電圧ダイオードー一万μFです この300Bアンプはヘッドホン専用で使っています、
スピーカー用は6GB8の三結シングルアンプです、これも電源は別個体です、6CA7は音は綺麗なんだけどパワー感がないから これにしてます 良い音で満足してます!
プリアンプはC-22のフラット部分をテレフンケンで自作して使ってます(これも電源は別個体)
電源のコンデンサーは全部フィルムかオイルにしてます、中国製のアルミ筒の650V100μFのオイルコン多数使用してますけど、安し音に奥行きがでて、これ良いです! オススメです!
(但し大きくて場所を取るのが難点です、その為に電源が別個体になってます)
No.1
- 回答日時:
何との差し替え?
ひょっとしてGZ34(5AR4)とかな???
GZ37はGZ34に比べて内部抵抗が少し高いので音質が変わる可能性はあります。電圧は1割以上低下します。GZ37はどちらかというと高電圧小電流向きの整流管です。それに元がGZ34だとインプットコンデンサー(整流菅を出た直後につけられているコンデンサー)に47μFくらいが使われていることが多いのですが、GZ37ではもっと小さくしないと(例えば10μFなど)球の寿命が短くなりますよ。
何よりGZ37って値段高くないですか。無理して使うこともないと思うのですが..........
kuroshiba999さん、さっそくの回答 ありがとうございます。
実は2台目の300Bシングルアンプを作ろうと思いまして部品を集めているところです、6SL7-300Bの定番ですが電トラのB電が340Vと低いので電圧上げつつ傍熱で優しく加電するなら5AR4かなと思いましたが、ビジュアル的に揃えてST管にしたいなと… 5V4だと耐圧がちょっと足りないし…
持っている直熱の5U4や5R4にタイマーリレーを付ければ済む話しなんですけどね!
それで思いついたのがGZ37なんですけどね…
どうなんでしょうかね?
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