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 現在、心理学科に所属しているのですが、ギリシャ思想、ギリシャ神話、インド思想、キリスト教、イスラム教などを勉強しています。
 これは、大学の授業でやっているのではなく、高校の時から興味があったので独学で勉強しています(だったら、最初から哲学科にでも行けばよかったではないかという話だが…)。
 もともと、心理学を専攻したのは神経・生理学や知覚・認知心理学の類を学びたかったという理由なのですが、最近は心理学の先はもう長くないと思い(ここで理由は述べませんが)、哲学や宗教学の勉強をしばらくしています。そこで、卒論を書く場合にこういった分野の学問を心理学と結び付けることはできないかと考えています(ちなみに、今は大学3年で神経・生理学や知覚・認知心理学の分野を取り扱った卒論は一応書き終えています)。
 もし、哲学を専門に学んだことがある人がいたらその辺の意見を聞かせてほしいと思います。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 学生時代に宗教学を専攻していました。

ご質問の内容からはいろいろと触発されて考えることがあるのですが、ぱっと思い浮かんだのは以下の2方向です。

 例えば仏教はその初期から後期密教に至るまで、常に「人の心の有様」を分析・理解することに腐心してきました。その内実は無数の学派に分かれていますが、唯識とか有部とかモチーフを絞って、仏教学的なそれではなく心理学的なアプローチ(具体的にどのような形態があり得るかは咄嗟には思いつきませんが……)でその理論的意義や限界を究明する方向の攻め方があり得ます。

 もうひとつは実践方向。宗教教典には必ず何らかの「回心」が描かれます。それは、その宗教への入信のきっかけとなるエピソードである場合もあれば、人間が普遍的に経験しうる苦しみの解決のエピソードの場合もあるでしょう。例えば幼い我が子を失った母親の苦しみが、教祖のどのような言動によってどのような変化が導かれ、どのような過程を経て癒されるのか。古代の臨床心理事例として教典(経典)を読んで見ると、いろいろアイディアが浮かぶかも。

 私は現在は学問と直接的な縁のない職についていますが、心理学系では認知心理学にいささか興味を持って読書をしています。rankleさんの問題意識は非常に良い研究に開花する可能性があると思います。頑張って下さい。
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かつて哲学科に在籍していた者です。

当大学では心理学は「哲学科心理学専攻」…というかたちで括られていたこともあり(私は哲学科哲学専攻ですが)、互いの履修が自由で哲学科の卒論は確かにバラエティに富んでいました。噛み合わせることは可能な分野だと思います。

#1の方がふたつの融合した側面を考えて下さっているので(面白そう…)、別角度で考えてみると…
「死」を根幹論題に据えることで、神経・生理学的心理側面と哲学が生死に関して論じてきた認識論的側面、宗教的側面も論じられるのではないかと。これは心理学手法をメインにおいた比較、のスタイルでしょうか。
宗教学とのことですので、日本・欧州の宗教的・文化的背景に則しつつ、このふたつの文化比較論に心理学の視点でアプローチする事もできるかもしれません。

資料集めにはちょっと奔走する必要があるかも知れないですが(笑)面白そうだと思います!頑張って下さいね。
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