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『夏目先生の家が売られると云ふ。ああ云ふ大きな家は保存するのに困る。書斎は二間だけよりないのだから、あの家と切り離して保存する事も出来ない事はないが、兎に角く相当な人程小さい家に住むとか、或は離れの様な所に住んでゐる方が、あとで保存する場合など始末がよい。』

この「方が」は「人」という意味がありますか。つまり、この文には語り手は夏目先生の家が売られない方がよくて、家を分けて(書斎とか)様々な人に分けた部屋を賃貸できるという助言しますか、夏目先生の家の主人に。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/3785 …

質問者からの補足コメント

  • どう思う?

    夏目の小さな「家」は「書斎」ですか。語り手は夏目のような人に「書斎」だけを賃貸して、残りの家(離れ?)に住んだ方がいいと言っていますか。

    No.4の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2018/09/21 01:15

A 回答 (7件)

>夏目の小さな「家」は「書斎」ですか。


いいえ、「ああ云ふ大きな家は保存するのに困る」とあります。夏目はその中で主な仕事場としてはただ二間だけを使っていました。是非保存するなら重要な部分であるその二間だけで良いのだが、これのみ切り離すのは無理がある。
だから保存とか売り払うとかが話題になる段になると、最初から小さな家に住むか、一戸建ての離れで仕事をしておけば保存するにしても話が込み入って進まないということは避けられただろうに、・・・
漱石亡き後の財産の始末に関与した(どこまでかは分かりませんが、)龍之介の愚痴でしょう。
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保存に困る、例1小さい家、とか、例2離れ、いずれかの方が・・・困ることはない。

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あくまで個人的見解ですが・・。


「相当な人」は「程度が高い人⇒才能のある人」を意味すると解釈しました。

書斎は二間だけよりないのだから、あの家と切り離して保存する事も出来ない事はないが、兎に角く(夏目先生のように)才能のある人ほど、(将来的に保存の対象になりやすいのだから)小さい家に住むとか、或は離れの様な所に住んでゐる方(ほう)が、あとで保存する場合など始末(都合)がよい。

といった構文。
夏目先生の家は大きいので、保存する際、何かと都合が悪い。
夏目先生のように才能がある人(相当な人)の家は、有名になって、今回のように保存の対象となりやすいのだから、大きな家ではなく、小さい家や離れの様な所に住んでいるほうが都合が良い。
と語り手は言いたかった?
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読点1つを追加します。

人と程の間です。
兎とに角かく相当な人、程小さい家に住むとか、或は離れの様な所に住んでゐる方が、あとで保存する場合など始末がよい。

とにかくこの家に相応しい人、サイズの小さい家に住むとか、あるいは本宅と離れた質素な「離れ」のような所に済んでいる方が、あとでこの夏目住宅を保存する場合、都合がよい。

要するに、夏目の家は小さいので、人は様々だがそれに相応しい方の人が良いと思う。という意味なので選択肢を示す「ほう」の読みが良いと思います。賃貸などは毛頭考えてもいません。
この回答への補足あり
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文脈と述語との関係で決まります。


この場合は述語との関係だけで判断できそうです。

「住んでゐる方が…始末がよい。」
・すんでいるほうが…しまつがよい。
・すんでいるかたが…しまつがよい。
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夏目先生の家が売られない方が:こちらと同じでほうがでしょう。

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保存する対象について書かれているので、この場合は「ほうが」だと思います。

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