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かつての日本軍の「兵隊」と「下士官」の違いを教えてください。

A 回答 (3件)

一言で言えば「兵隊を束ねるもの」です。



以下陸軍制度で。

兵隊とは「二等兵」「一等兵」「上等兵」「伍長勤務上等兵(のちの兵長)」の4つの階級を言います。
しかし実際は「星の数よりメシの数」で、何年兵隊を務めたかの方が優先されました。
上から見れば二等兵だろうと上等兵だろうと「号令を受けるだけの立場」つまり駒でしかなかったからです。

下士官は、その兵隊を束ねるために存在します。
具体的には内務班のリーダーとなって一緒に寝起きしながら兵隊を訓導し、
また豊富な軍隊経験を生かして隊内の事務にもあたりました。
兵隊を束ねるためだけなら伍長と軍曹だけで十分なのにさらに曹長がいるのは、曹長は隊内の事務の総元締めという役割を負ったからです。
さらに上の特務曹長(のちの准尉)となるともはや準士官、士官の仲間入りです。
長年隊に貢献したご褒美的意味合いもありますし、準士官という立場でないとできない、たとえば隊員の人事評定という職務も担っていたからです。

そういうことは将校の役目では?と思われるかもしれません。
しかし2つの理由でそれはできませんでした。

①当時は将校以上と下士官以下は厳密に区別されていました。
 将校は将校の威厳を保たなければいけませんでした。
 そのために、内務班で兵隊同様の生活をし同様の食事をし同様のベッドで寝、・・・ということは許されませんでした。
 替って地べたでそういう任務に当たってくれるもの、それが兵隊上がりの下士官です。

②将校には将校の任務がありました。
 それは作戦立案と実施計画、そして指示です。
 兵隊とのべつ幕なしにべったりではそれらの任務は果たせません。
 そのため任せられるところは代行者に任せる、やはり下士官の登場です。

当時の兵隊は「義務」であり、それを果たしたところで特別なことはありませんでした。(上等兵まで上がれば箔は付くが)
一方下士官は「任官する」といい、国の役人になるということでした。
その身分は「判任官」。
下級役人ですが、雇人などと違い立派な正規職員です。
小学校の校長などもこの身分です。
なお、将校はその上の「奏任官」であり、高等官の仲間です。(その上は少将・中将の「勅任官」、大将の「親任官」)
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございました

お礼日時:2019/04/21 17:08

下士官=会社でいえば、主任、係長クラス。

部下に対する命令権あり。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございました

お礼日時:2019/04/21 17:09

ごく大雑把に言えば



兵士は、国民を徴兵によって揃えた

下士官は、兵士として集められた中から選抜された、成績優秀な人間や軍人に志願した人間
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございました

お礼日時:2019/04/21 17:09

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