印鑑の必要性

日本では、なぜもああ印鑑が重要視されるのでしょうか？　銀行の窓口でお金を下ろす時も書類の署名の横にも捺印が必要です。それだけ本人確認が重要視されているということかもしれませんが、作ろうと思えば他人の印鑑は簡単に作れます。いちいち印鑑を押すのは面倒です。外国みたいにサインだけで済むようにできないのでしょうか？

No.6 回答者： ultraCS 回答日時： 2019/06/21 19:36

日本には花押というのがありますから、それを使えばいいんですよ。

現在でも、閣議の際には、大臣は署名して花押を書きます。
ただ、毛筆で書かなければいけませんから、印鑑より面倒くさい。

あと、2016年の最高裁判決で花押は本人確認の要件を満たさないと判断されているから、それを覆さないといけません。

No.5 回答者： phj 回答日時： 2019/06/21 17:14

じつはサイン文化に変えるのはものすごく大変なのです。

だから今でも印鑑が通用しているのです。

＞作ろうと思えば他人の印鑑は簡単に作れます。
これはごくごく近年の話で、昔はどんなに安い印鑑でも手彫りだったので二つと同じものは有りませんでした。だから江戸時代から何百年も印鑑が通用してきたのです。

印鑑文化自体は江戸時代にはすでに定着していて、現代まで続く法的な証明として印鑑は明治4年の太政官布告がその発端となっています。

で、実はサインでも印鑑でも「必要とする場面はほぼ同じ」です。日本以外の銀行でお金を降ろす時に印鑑が必要ですが、実は日本の場合「印鑑があれば本人確認しない」という現状があります。もちろん本人じゃないと「原則的」には引き出せないのですが、少額ならそこまで確認しないのです。

しかし、サインだと「自分のサイン」じゃないとダメです。それも銀行員の前で書く、ことになります。これらの「やり方の隔たり」はかなり大きくて、だからなかなか印鑑文化から脱皮できないのです。

印鑑文化からサインに変える一番大きなハードルは実は「印鑑証明」です。日本では印鑑と印鑑証明があれば「その人の意思が示された」として契約できます。車を買うときとか家を売るときなど「財産を買ったり売ったりする時」に印鑑と印鑑証明のセットで確認しているわけです。

外国の場合、もちろんこれがサインになるわけですが、そうなると「ここに居るのは本当に本人なのか？」という問題が生まれます。日本の場合、役所で印鑑証明を取る際の発行用カードの所持者の本人確認(証明する印鑑が押された委任状）があれば、相手は普通信頼します（億単位に為れば別ですが）

しかし、サインの場合「そもそも目の前に居るのは本人なのか？」という問題が生じてしまうわけです。
また、本人が来れないで代理人が書類を持って行く場合（車屋さんが登録する時など無数にあります）、手続する側は「本当に本人のサインなのか？」が全く分からないわけです。

ではそういう場合どうするか、というと、契約書のサインなどなら本人確認の書類(免許証など）で確認すれば一応大丈夫でしょう。しかし、代理人が持って行く場合は免許証などを預かるわけにはいきません。

なのでサイン自体を「公証人という役所の役人の前で書類にサインして、公証人の証明書を添付する」と言うやり方になるのです。

つまり印鑑証明の代わりに「公証人に免許証などを提示し、書類にサインした人が本人だということを証明してもらう」という方法を採るのです。

ものすごくややこしいでしょう。

だから日本で印鑑文化からサイン文化に変えるには、公証人役場を整備する必要があります。今の日本でも公証人役場はあるのですが、印鑑証明のように使うなら人員数も窓口も全く足りません。それに目の前で書くのですから、印鑑証明などに比べて時間と手間がすごくかかります（印鑑証明を発行するのも代理人で済みますが、目の前で書くなら本人じゃないとダメだからです）

こういう違いがあるので、そう簡単には印鑑からサインに変えられず、役所が印鑑に依存しているので、なかなか変わらないのです。

それでも銀行では「サインで証明する」という口座もできています。だんだん変わりつつありますが、時間はかかりますね。

No.4 回答者： mojitto 回答日時： 2019/06/21 09:36

少なくとも認印で済む範囲では役所でも自署でOKです。

となると、その話は銀行印や実印の話です。
他人の印鑑を作ろうと思えば簡単に作れるとのことですが、サインの方がもっと簡単じゃないですか？
おまけにサインだと印鑑でいう認印レベルでも使うでしょうから、印鑑より簡単に入手されてしまいます。
印鑑ならA銀行で印影を入手しても、B銀行で別の印鑑を登録していたら使えません。
印鑑は登録した機関と対になっているので、それ以外では認印レベルの効力しか持ちません。
（だから印鑑の山を前に金融機関の窓口で、あれでもないこれでもないと探す人もいるのですが…）

別に今の世の中、登録すればサインが印鑑の代わりなりますよ。
印鑑証明のようにサイン証明だってあります。
それは質問者さまが知らなかっただけの話です。
ですがセキュリティに関しては印鑑の方が面倒だからこそ上だと思っています。
印鑑が廃れないのも同様に考えている人が多いからでしょう。

No.3 回答者： doraty_com 回答日時： 2019/06/21 09:29

サインをする場合に

妙に下手くになることもありますよね

他人から見てサインが同じかどうか判断できますか

印鑑照合は簡単なのです

日本の印鑑制の方が良いですね

ATMならサインも印鑑も要りませんしね

No.2 回答者： oshienejp 回答日時： 2019/06/21 09:17

登録すればサインだけで済む

No.1 回答者： moon-and-star 回答日時： 2019/06/21 09:02

印鑑とは日本で100年以上連綿と受け継がれた文化なのです。

それだけ歴史のある文化を、一朝一夕にして変更することは無理。
第一誰がその旗振り役をしますか？