プロが教えるわが家の防犯対策術!

高校一年の英語(オーラルコミュニケーション)の授業で日本の俳句か短歌、または詩を2つアメリカ人の先生に、英語で紹介します。
紹介したいと思った理由と、その最大の魅力を発表しなければなりません。どんなものをテーマにしたらやりやすいのか、文章を考えるときに何に注意したら良いのか。
 どなたかアドバイスをください。

A 回答 (2件)

まず、俳句や詩を直訳して教えるだけでは、魅力が伝わりません。

つまりそれは、日本語の音の響きやリズム感こそが、俳句・短歌・詩の魅力のひとつだからだと思うのです。

例えば「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」などがそれです。普通に「法隆寺で柿を食べていたら、鐘の鳴る音が聴こえました」という風に説明してはその魅力はちっとも伝わりません。
この句には、さまざまな感覚(想像力)に訴えるものがあります。柿の「味覚」、鐘の「聴覚」、そして柿の色や法隆寺の風景といった「視覚」、柿を食べる季節であるから気温なども感じるでしょうから「触覚」、そしておそらくは「嗅覚」にも訴えます(口元にもってきた柿の匂いやお寺独特の匂いなど)。
そして、言葉の使い方にも注意です。KaKi Kueba Kanega……とKを多用しています。想像力を働かせると、これは「柿にかじりつく、かぶりつく」という雰囲気がKというつまった音にあるということです。
それだけではありません。NaRu NaRi……と「NとR」を交替させて出すことによってその鐘の響きを表現しようとしています。

もちろんこれは日本語に限ったことではありません。英語の詩にも同じ音を使うということはやっていますから、理解はしやすいことかもしれません。ただ、言外にある想像力を働かせる部分というのをなんとか説明しないと、俳句や短歌は難しいことになります。

アドバイスというよりかはプレッシャーを与えることになりましたが、頑張ってみて下さい。
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この回答へのお礼

 とても丁寧に説明していただき、本当にありがとうございました。
 少しでも響きや音を伝えられるように努力してみます。

お礼日時:2004/12/13 18:14

もうちょっと質問を具体的にしてもらえたら、他のよりよい回答が得られると思うのですが、私なりの考えを述べさせていただきます。



今回の事例に限らず、何かの感想を誰かに伝えたい時。
小学生のように、「楽しかった」「面白かった」ではいけません。日本語で伝えるときでも他のさまざまな形容語が使えますし、英語ではなおさらいろいろな形容語句を必要とします。普段英文を読んでいて、ある名詞を形容するのに、複数の形容詞を「畳みかけるように」用いている例を目にする機会は少なくないはずです(和訳すると不自然に感じることも多いですね)。ですから、これに注意して、なるべく単調な感想にならないようにされると良いでしょう。和英辞典を使うのも一つの手だと思います。

もちろん、お選びになった和歌や詩を適確に解釈された上での話ですよ。選ぶ際には、あまり難解なものは避け、またあまり追加の説明を要しないものが良いのではないでしょうか。例えば、「春過ぎて夏来にけらし白妙の~」の歌より、「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ~」の方が説明は容易だと思います。
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この回答へのお礼

 もう少し質問を具体的にすれば良かったです。
反省しています。
 esistdasさんのアドバイスのおかげで、イメージがつかめるようになってきました。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2004/12/13 18:18

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