No.9ベストアンサー
- 回答日時:
No.6です。
NHKブックスの『言語を生み出す本能』上下は、お読みになりましたか。内容は:チョムスキー理論をこえて、人がものを考え、言葉を習得し、話し、理解するとき、心の中で何が起きているかを解き明かす。といった感じです。この本を読むと最新の研究成果がかなりよく判ります。動物に育てられた子供で有名なのは『アバロンの野生児』(トリュフォーの映画『野生の少年』の元になった事実。たしか関連の翻訳書が、確かみすすず書房から出版されたはずです)。はっきりとは覚えていませんがこの野生児は発見された時かなり大きくなっていたせいかついに「人間の言葉」は習得できず亡くなったとおもいます、(この例からしても。『我思う、故に我あり』は、不完全であり『我々はコミュニケートし合う、故に我らは存在する』だと私は考えています)。普遍文法(存在するとして)を持っていたにもかかわらず何故言語獲得できなかったのか興味がありますがそのあたりに関しては、残念ながら分かりません。
人間は本能だけでは生きていけないので「文化」を生まざるを得なかったというのが岸田 秀の説ですが、結構説得力があると私は思います。
取り留めなくてスイマセン。
さらなる回答どうもありがとうございます!!
残念ながらその本を読んだことがないので、今度読んでみようと思います。
デカルトの言葉など様々なことをご存知なんですね。しかも、そのことに対するご自身の考えも持ってらっしゃるなんて…すごいなぁと感心してしまいました。
わかりやすく、参考になりました。
No.8
- 回答日時:
質問の趣旨がよく分かりませんが、中学生の頃にアングロサクソンの宗教家(ミッションスクールの修道士)から
本能は動物(人類も含む)も持つもの。
人類が持つもの(持たなくてはならないもの、又は
待つことを阻害してはならないもの)は理性と自由意志と良心と習いました。
西洋人はこんなことを概念として考えていると、今でも我が子供達に伝えています。
北朝鮮問題や中国の人権問題を考えれば東洋人にはこの種の生得的?概念教育がやや希薄な様な気がいたします。最近の我国の事件にしても、なんだか空恐ろしいことばかりですね。
No.7
- 回答日時:
全くの素人です。
人間も生まれた時は他の動物と一緒で本能だけ持っているのではないいでしょうか。 先ずは母親から、次に他の人たちからだんだんと言葉を覚えていくだけで、生まれながらにして概念があるとは考え難いです。 物語でしか知識はありませんが、人間以外の動物、例えば狼に育てられた人間の状態を思えば本能のみに見えます。
上のことから思えば、英語を話す人、日本語を話す人、その他の言葉を話す人全て生まれた時の脳味噌の状態に変わりは無いと感じます。
質問の主旨から外れていればごめんなさい。
言語学(チョムスキー)の点から考えて”生得的概念はある”と納得していたはずなのに、動物に育てられた人間の話で妙に納得させられてしましました…。どうしたものか…(>_<)
とにかく回答ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
アメリカの言語学者チョムスキーは、『普遍文法が生得的に人間の脳に組み込まれている』と考えると言ってます。
この人類共通の基礎上に各国語が家のように建てられるといえば良いでしょうか。参考URL:http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~inui/inui/jugyou/chomsky.html
そう、それなんです!!チョムスキーについて勉強していて、じゃあ具体的に何があるのだろう?という事になったので質問を出してみました。
彼の考えはむずかしいですね…。わかるようで具体的にはよくわかっていないような気がします(泣)
回答ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
アメリカに36年住んでいる者です。
私なりに書かせてくださいね。日本語や英語に限らず言葉と言うものの事になってしまうと思いますが、「生まれ持っている観念」と言う事などで、生まれてから習う言葉の使い方とはちょっと違うかもしれませんし、言葉の使い方が遺伝的な要因(言葉に対する表現力の他に)があるのかどうかは私には疑問に思えます。 (遺伝学の学者になる夢を高校生の頃まで持っていたのに)
しかし、言葉と言う物でいいのでしたちょっと書いてみますね。
それは、自分の言いたいこと(裏に含んでいる感情も含めて)を表すのが言葉であり、自分が属する社会(家族・業界・職場・友達間、恋人間など)にあった言葉遣いを無意識的にまねをしながら自分の表現力にする、と言う事ではないでしょうか。
例えば若い人たちが{うっそー」という表現を初めて使う時どれだけ意識的に使おうとするでしょうか。 耳で聞いてそのままTPOにあったと判断した時にこの言葉が出てきますよね。
英語でこういえば自分の言いたいことが相手に伝わるということを無意識に毎日習っているということですね。 これは日本語でもやっている事です。 日本語の場合性別や年齢によって、言葉遣いを変化させる社会であればそのようにする事で日本語を使いこなすと言う事のひとつの要因になっていますがだからといって英語に似たような事がないというわけではありません。
書き言葉に注意したり、若い連中と話すときはうまくまじ合えるように話し方(単語や言い回しを変えたりして)を変えたり、命令する時と依頼するときの違いをはっきり表現したりしますね。 他に無意識ともいえるくらいにやっている事はたくさんありますね。
私はこのカテではフィーリングと言う言い方を使っていますが、自分の言いたいこと(つまり伝えたい事)を適切な感情を含めて文章をみんな作っていますね。
これらは言葉がいかに社会文化と密接に繋がっていると言う共通点を持っている物と言う事でもあります。
これは人間が共通に持っている「親の影響」が生まれてはじめての「教えてもらう」事なのではないかと思います。 これを「生まれながらにもっている」とはたしていえるかどうかは解釈の違いと言う物かもしれません。
だからこそ、その社会的知識がないと日本語の文章をそのまま辞書や文法にこだわって英語に訳しても本当に言いたいことが伝わるかどうか疑問が残るわけですね。
ですから、日本人と共通している所のひとつとしてあげられる事は100%自分の言いたいことを相手に伝えたいという根本的な願望ということになるかもしれませんね。 それが表現力として表れるわけですね。 その表現力の違いがあるからこそ通訳・翻訳家・作家などに誰でもなれるわけではないということになるわけですね。
これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
言葉という観点で言って頂き分かりやすかったです。言われてみればそうだと納得できる事ばかりでした。
英語と日本語を生得的な概念だけに限らなくても、アメリカで生の言葉・文化・人の中にいれば、日本との様々な共通点・相違点を体験されているでしょうね。
”相手に言いたいこと伝える”ための表現力についても考えさせられました。
丁寧な回答どうもありがとうございました!!
No.4
- 回答日時:
これは メタラングの問題にも繋がると思います。
何というか、言語として普遍的な性質ですね。
これは 3ヶ国語以上習得しないと なかなか具体像が見えて来ないかと思います。
私もうまく説明できませんが、例えば 既習の外国語で新しい外国語を学習すると meg-kさんが求めてる実体の輪郭が朧げながら見て来るかもしれません。
語学も料理と似ていて、言葉では到底言い尽くせない
真骨頂の極意のような気がします。
3カ国以上の習得…ちょっと難しい問題ですね。勉強はしていますが、習得と呼ぶには到底無理な域です。日本語もあやしいのに…(笑)
でも確かに3カ国も理解できるなら、具体的にわかってくるだろうと思います。
”語学も料理と似ていて言葉では到底言い尽くせない~”なるほど!!
回答ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
私の子供はアメリカで生まれて、今もアメリカに住んでおり、昼は学校で英語オンリー、夜は家でなるべく日本語で会話をしています、従って生まれた時から2つの言語が同時進行なのですが、日本語で話しかけると日本語で、英語で話し掛けると英語で返答が返ってくるのでおもしろいです(笑)。
彼を見ていて思う共通概念は、「拒絶する事」ですかね(笑)?日本語だと「いや!」、英語だと「NO!」は
誰からも教えてもらわず自己防衛の手段(?)として、生まれながら持ってるかもしれませんね。
ちょっとズレますが、英語と日本語の表現が同じで驚かされる物が多いですね。
例えば:日本語で「注意を払う」。どうして「注意」が「払う」という動詞とくっつくのか不思議ですが、英語も
「Pay Attention」と、「払う」という動詞使うんですよね。
あと、「氷山の一角」もそう、英語でも「The Tip Of The Iceberg」でやっぱり氷山が出てくる、う~む不思議だ。
拒絶する事…。なるほど、確かににそうですね。
子供が発する言語が一番生得的なものが何であるか良くわかると思います。その意味でも自分の身近にそういう存在(子供)がいてくれるというのは毎日が発見の連続でなんでしょうね(^-^)
またアメリカに住んでおられるなら、それこそ英語と日本語の相違点・共通点を実感されていることでしょう。
私も英語を習いながら貴方と同じ疑問を持ちました。今も疑問のままなのですが…(笑)
ありがとうございました!!!
No.2
- 回答日時:
日本人以外の親から生まれた人でも、日本で生まれ育った人の中には日本語しかできない人がいます。
英語を使う人は、家庭・学校・社会を通じて英語を習得していくものです。
従って生来から持っているものというのは特になく、生まれた後の家庭・学校・社会等、当該言語を習得する環境により違ってくるものと考えられます。もちろん個人の性格に由来するものは親の遺伝の影響が大きいでしょう。
強いて共通のものといえば、物事を考えることができること、考えるに当たって育った環境に応ずる言語を使用すること等があるでしょう。
日本人はもちろん日本語で考えます。アメリカ人は当然英語で考えます(一部違う人もいますが)。
No.1
- 回答日時:
主語と述語が存在する、というのはどうでしょうか?両方共通していると思います。
時制に関しては完了形があるため異なってくると思います。あと、疑問文で語尾のイントネーションが上がるのは共通してるかもしれません。もちろん例外はあると思いますけど。
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