分子構造リン単体が三重結合でP2として存在しない理由はその三重結合が構造的に不安定だからですか？

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質問者：みゅーじー
質問日時：2020/04/06 18:50
回答数：2件

分子　構造
リン単体が三重結合でP2として存在しない理由はその三重結合が構造的に不安定だからですか？
構造を知ろうとする時に電子式だけだと作れないのでしょうか。
バカな質問ごめんなさい笑笑

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No.2

回答者： konjii
回答日時：2020/04/07 07:58

二リンの結合距離は１８９．５ｐｍ

安定に存在する化合物の結合距離、Ｎ₂で１０９．７６ｐｍ
ＨＣＮで１１６．３ｐｍ、アセチレンで１２０．３ｐｍ
二重結合で、エチレン１３３．９ｐｍ、カルボニル１２１．３ｐｍ、スルホキシド１６７．８ｐｍ
一重結合で、エタン１５３．５ｐｍと
化合物の結合はｘ線回折で結合距離求め推定します。
一般に結合距離は一重結合＞二重結合＞三重結合の順になります。（原子間の線は見えません）
二リンの結合距離から（１８９．５ｐｍ）一重結合と考えられますが。Ｐ₂なら三重結合です。
三重結合は１つのσ結合（一重結合で一番長くとれる）と2つのπ結合で出来ています。
π結合は２つの元素のｐy,pz軌道が重なり合うために接近する必要がありますが、リンのような内角電子
の多い場合接近できなくて、十分に結合できないため不安定になります。
ＣＯ₂は単体でガスなのに、ＳｉＯ₂は高分子の固体で存在するのと理由は同じになります。