プロが教えるわが家の防犯対策術!

以前に石膏ボードで出来た部屋は音響が悪いと聞いたことがあります。本当なんでしょうか?なぜなのでしょうか?
これから軽量鉄骨で新築の約28帖長方形のLDKにビリヤード台とホームシアターの導入を考えています。そこで何かしらの音対策をしなければいけないと思いました。住宅街ですので周囲は近隣住宅に囲まれており、目的は
1、ビリヤードの甲高い音を外部に漏らさないこと
2、ホームシアターの音を外部に漏らさず、音質を向上
ということです。ただし、大掛かりな壁・窓工事やビリヤード台が大きいのでスペースなどはありませんのでとりあえずの簡易なものを考えて鉛などのシートを石膏ボードに貼り付けようかと考えています。
そこで質問ですが、
音響を良くするには響きのない部屋作るべきとも聞いたことがあります。また、音響には木製のベニヤ張りのような壁のほうが適しているとも聞いたことがあります。
石膏ボードに鉛などの遮音シートを張った場合には音質は
向上するのでしょうか?一般論で構いませんのでお教え下さい。

A 回答 (3件)

まず、防音について。


防音の方法としては、主に吸音と遮音があります。遮音は硬く重いもので音波を反射させて閉じ込めること、吸音は音響エネルギーを熱エネルギーに変換することです。遮音は、基本的に音響エネルギーを減衰させませんから、最終的にはどこかで吸音する必要が出てきます。具体的には、ドアや窓、ダクト、コンセントボックスなどは遮音し、壁は吸音します。

吸音に関しては、高音は布や毛布、カーテン、ロールスクリーンなどの薄いもので吸収できますが、中音はレゾネーターと吸音材を合わせて吸わせる必要があります。音楽室や会議室で穴開きボードが使われていますが、あれがレゾネータで、その裏に高密度グラスウールなどを張り込みます。
低音は特に問題となりますが、これは、壁などを意図的に振動させて、その振動をグラスウールなどで吸収して熱エネルギーに変換するのが手っ取り早い方法です。定在波対策では、レゾネーターも併用します。

そこで問題となるのは、鉛です。鉛は密度こそ高いものの、吸音材としては優れていません。壁の石膏ボードの裏に貼っても良いですが、壁の共振周波数が僅かに下がる程度で、遮音にはなりません。遮音ということだけであれば、壁の石膏ボードを2重にするのが安く、簡単でしょう。

次に、部屋の残響特性について。
わたしは、デッドなリスニングルームは嫌いです。スタジオのモニタールームでも作るのであれば話は別ですが、デッドな部屋はつまらない音になります。簡単な実験として、スーパーなどで野菜などの入っていたダンボールを調達してきて、部屋に敷き詰め、壁に貼付ければ分かります。なんとも躍動感のない、やる気のない音に愕然とすること請け合いです。
反射音でスピーカー本来の音が聴けないという反論もありますが、直接音だけを聴きたいのなら、スピーカーよりヘッドホンの方が遥かに優れています。
また、逆に、コンサートホールのようなライブさも不要です。全面を板張りにすると、反射が多くなり過ぎ、定位がぼやけたり、しゃかしゃかと五月蝿い部屋になりそうです。
要は、必要以上に反響がなければ良い、という程度だと思っています。本気でルームアコースティックに取り組むのなら、最初から然るべく設計するべきで、私のような素人の出る幕ではありません。

28帖というとかなりの広さですから、壁は遮音対策だけで良いと思います。ビリヤード(羨ましい!)の音は意外に大きいかと思いますが、隣家とスレスレでなければ、石膏ボード2重でも大丈夫のような気がします(専門家にご相談ください)。
その上で、スピーカーの周囲などに音響パネルを立てるなどして、リスニングポイント周辺だけライブに調整すれば良いかと思います。不必要な音は部屋全体に逃がし、必要な反射だけをリスニングポイントに向けることができると思います。

広い部屋はあまり経験がありませんが(羨ましい限りです)、ご参考までに。
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一般論ですが2chオーディオのリスニングルームはライブが好ましくシアタールームはややデッドの方が良いと言われています。

 そもそもホームシアターの場合はサラウンドスピーカーからエフェクト音が出ますので必要以上の反響は避けた方が宜しいかもしれません。

ルームアコースティックに関してはNo.2さんの仰る通りだと思いますので防音(遮音)を重視した方が良いのかも。
音質は部屋の完成後でも音響パネルや吸音材を使う事でそれなりに変化させる事が出来ると思います。

参考URL:http://su-theater.hp.infoseek.co.jp/siyou/zairyo …
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ごく一般論です。



石膏ボードで囲われた部屋だと「ライブ」(長残響)の部屋になります。


概ねオーディオの場合、スピーカーの音に脚色したくないので「デッド」(短残響)の部屋にします。

特に石膏ボードだと木製楽器的な「良い響き」が出にくく、単調な反射音が長くなり嫌う傾向になると思います。

残響を抑えるために、厚手のカーペット、カーテン等で吸音調整をしたり、対辺の壁を水平になる傾向があるので、家具等で変形した形状にしたりします。
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