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スピーカーは重い方が音がいいと聞いたのですが、なぜなのでしょう?
出来たら詳しくお教えください

A 回答 (8件)

昔凝っていた頃に自分でスピーカーを設計して作っていました。



で、「基本的」にはスピーカーは重い方がよいです。(例外もありますが)

スピーカーは空気を振動させる機械で、そのためにスピーカーのコーンを振動させます。
当然コーンを動かすときの反動で、スピーカーの外側(そして本体そのもの)も振動してしまいます。
で、
1)スピーカー本体が重い方がこの振動を抑制できるので、振動エネルギーを確実に空気に伝えられる。
2)スピーカー自体が振動してしまうと、コーンから出た音を打ち消したりするなど、音質が劣化する。

といったことが起きます。主に低音が影響を受けます。しかしこちらの影響より次に述べる影響の方が実際には大きいのです。

スピーカーは同時に背面側にも音が発生します。この音の処理が結構やっかいです。
というのも、こちらの方は音の進行方向が逆になるし、更に逆位相の音になるので、前面に出た音を打ち消したり変質するように働きます。

これを避けるやり方としては、
a)密閉してスピーカー内部で吸収してしまう。
b)中で反射させて前面に出すと共に、音の経路をうまく設計して直接コーンからの音と同位相になるようにする。
の2通りあります。
さて、どちらの方法を採る場合でも、低音を良く出すためには中の空間がある丁度良い大きさを持ち、低音でうまく共鳴するようにしてあげると、スピーカーのコーンの振動を大きくすることが出来ます。
(これを共鳴といいます)

つまり、コーンの背面からは非常に大きい音が出ているわけで、これをうまくコントロールしてあげることで重低音が良く出てくるようになります。
しかしながら、スピーカの箱自体がその音に負けて振動してしまっては何にもならないため、出来るだけ振動しないように重く作るのが効果的なんです。

さて、ここまでは一般的なスピーカーの話ですが、この音のコントロールを極限まで考えてあげると、スピーカーのサイズ、重さが小さく、軽い場合でも良い音を出せるようにすることもできます。
その思想で作られたのがBOSEのスピーカーですね。
なので、BOSEのスピーカーはその出力、音質に比べて非常に小さく、軽いスピーカーになっています。

では。
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厳密に言えば「重さ」の問題ではない筈です。


皆さんのお答えの通り
振動板以外のモノが共振してしまうと
振動板が伝えた空気の振動が濁ってしまう。
この時、一番共振しやすいのは
当然、エンクロージャーで
共振を抑える一番簡単な方法が「重量で抑える」ということです。
特に低音(背圧)の問題はNo6の答えが詳しいので
ちょっと違う話を。
あと、No5の答えにもあるように
かつては共振も含めたチューニングが「味」だったりも
したわけで・・・
最初にスピーカーの共振に注目したのは
英国セレッション社のSL6というスピーカーです。
これは録音がモノラルからステレオに移行して
最初にステレオ再生に主眼を置いて開発されたスピーカー。
ステレオ再生の要は空間表現、つまり残響音などの
微細な音なので、共振に濁されやすいのです。
SL6は、コーンに対して最小限のバッフルと
堅牢なエンクロージャーという
確信犯的スピーカーとして成功しましたが
これがぐ~っと進化して
現代のB&W社のノーチラスという渦巻き型のエンクロージャーなんかが
出てきます。
え~、うだうだと書きましたが
必ずしも重さではない、ということで。

この回答への補足

みなさんありがとうございました、一人一人にお返事をしているとどうしても内容がかぶる恐れがあるのでここでまとめてと言うことにさせていただきます。
 諸々の事情によりスピーカーについて調べ発表することになりまとめていたのですが、その参考資料に軽く重いほうが音は良いと言うぐらいしか書いておらず、気になったため質問させていただきました、いざ調べてみて、家にあるコンポの見方が少し変わりました、スピーカーを抱えて、ん~重い方かなあ?とかこの場所に置くとまずいよなあとか、もしかすると性能を無駄にしていたようなきがします、音響って奥が深い、s・ウーファーに付いている120Hzとかのスイッチを見ても??だったのがちょっと解ってくると面白くなってきます、次にオーディオを購入する時はこだわれそうです(笑)。
B&W社のノーチラスという渦巻き型のエンクロージャーとかどんな音がするんでしょうね、ただ単体で売っているアンプとかン十万とか百万とかする・・・・
 P.s 友人宅でみたオンキョー(多分)のエンクロージャーが小さいのに重かったンのにやっと納得できました。

補足日時:2001/09/01 23:38
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基本的にスピーカーシステム(スピーカーユニットとそれを収めるエンクロージャーなどを含めた呼び名)ではスピーカーの振動板以外の部分は振動しないほうが望ましいのです。

他の方が述べられているようにスピーカーの振動板以外のものが振動してしまうと、余分な音が混ざってしまい音のにごりやひずみの原因になります。したがってエンクロージャー(スピーカーの入っている箱)はその形状や構造・材料などに工夫を凝らし、できる限りエンクロージャーを作っている板などの振動を抑えるようにしています。

さて重いほうが・・・という話ですが、材料の面から言えば重い材料のほうが一般に振動しにくく、また、内部構造が複雑なもの(補強などが入った)の方が振動しにくいのでそのような説があるのです。ただし、これはあくまでも通説でどのシステムにも当てはまると鋳物ではありません。その他にスピーカーユニットの磁気回路(磁石)の重さもあります。これもあくまで一般論ですが、高級なスピーカーユニットに強力な磁気回路を備えたもの多いのも事実です。

今あるかどうかはわかりませんが、エンクロージャーをコンクリート(確か樹脂とのコンポジット)で構成したフロントロードホーン形式のシステムなんていうのも存在していました。まぁ、価格も重さも一般家庭における代物ではなかったようですが・・・
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 私は「古い人間」ですので 「重い方がいい」と思ってしまいますが・・・



 ユニットだけあれば 音を出す事は可能ですが・・・ 私の考え方ですが スピーカーの場合 ユニット以外振動してはいけないと考えてます。 そうするには 必然的に「箱」は重たくなります。 箱が振動していると そこも音を出していると言えるでしょう。我々はユニットの振動を聴いているのですから 他の振動を一緒に聴いて良いはずがありません。 

 ただね コンクリートの箱にユニットを付けて良い音がするとは思えません。 『響き』が重要なのです。 既製品の「良い出来の」スピーカーは まさしくトータルで出来上がっています。(ユニット・ボックス・ネットワークなど) まぁー いくらスピーカーがよくても 『使い方次第』ですから・・・ 

 例えば 英国TANNOYのスピーカーは 見た感じより重量は無く むしろ軽く感じられる重さですが このスピーカーからは「箱鳴り」を利用した 最上級の音場感を味わう事が出来ます。(プレステージシリーズ) これは 好みの問題ですが これを「よし」とされる方も多くいらっしゃいます。

 最後の判断は 貴方が下すのです。 色々なタイプのスピーカーの音を聴いて 自分の『好み』を見つける事ですネ。 ここが 《カ・ン・ジ・ン》 (^J^)
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こんにちは。



スピーカの中核である、振幅器(音の出る部分)以外の揺れや、おかしな共鳴を起こしにくい(動きにくい)からだと思います。

なので、共鳴が強くなる高音域においては、音が小さく感じられるようですね。
逆に重低音は、その重みによりズシリとした音になります。
(床や、天井が共鳴する場合もあるので、重低音はご注意を・・・。)

でわでわ
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 スピーカーそのものの重量ではなくて、スピーカーボックス全体の重量が重い、ということですが、スピーカー本体から出る音は前面に向かって出ますが、後方にも音が出ます。

理由は、スピーカーの音を出すコーン紙(だったかな?)が、前後に振動するからです。後方への音も前面に出すためには、スピーカーを包んでいるボックスがある程度厚くて重量のある物が要求されるためです。隣の部屋との壁が薄ければ隣にも音が漏れますが、壁が厚いと密閉されて漏れませんよね。スピーカーは、この「漏れ」を防ぎアンプから出力されスピーカーに入力された電力を、100%無駄なく音声として前面に出すために、ボックスを強固なものにすると必然的に重たくなってしまいます。
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重いスピーカーだと余計な振動(音を濁す原因になります)が抑えられるからだ、と聞いたことがあります。

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詳しくはいえませんが、簡単には、



反響しやすいからです。

正確には、スピーカーの壁の密度が高い方が良いということでしょう。

音がより反響し、より、耳に届く音が複雑且つクリアなものになるということではないでしょうか。
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