No.1
- 回答日時:
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
おはようございます。
赤穂浪士(あこうろうし)は、江戸時代の1702年(元禄15)12月15日の未明に主君の仇敵、吉良上野(きらこうずけのすけ)を討ち取った元赤穂藩の家臣47人のことです。
(主君のあだ討ちの経過)
簡単に書きます。
浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)と言う、お殿様が、将軍の命令により、当時の天皇のお使いが江戸城に来る際の接待の準備役をおおせつかりました。
その準備には色々な決め事があり、吉良上野介の家系が代々その方法の指南役(要するにしきたりを教える役ですね)を勤めていました。
ここからは真実であるかどうか怪しいと言う人もいますが、一般に言われている事なのですが、浅野さんが吉良にわいろ(袖の下ですね)を渡さなかった為、きちんと指導してもらえなかったため、色々な準備に不備があり、吉良さんにいろいろ「ここが悪い、あそこが悪い」と言われ、いじめられた事から、頭にきた浅野さんが頭にきて、江戸城内で吉良さんに切りつけました。
江戸城内で刀を抜く事は、硬く禁じられている事から、浅野さんは切腹、お家断絶(自分の藩がつぶされちゃうということですね)の措置にされました。一方、吉良さんは、お咎めなし。これに怒った浅野さんの家臣(藩が潰れちゃったので「浪人」つまり失業者になったのですね。それで「浪士」とよばれています。)が、一年以上の準備をして、吉良さんのお家を襲撃して、吉良さんの首を取って、主人の敵討ちをしたというものです。
ちょっと長くなりましたね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E7%A9%82% …
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E7%A9%82% …
No.4
- 回答日時:
政治利用された英雄たちのことですね。
浅野は五万三千石、吉良は四千石たらずの殿様です。
格上の殿様が格下の殿様をきりつけたわけのわからない事件です。浅野家がつぶれたので大石は失業。そのため逆恨みし吉良を討ち取ったとか。吉良の最期はドラマなどでは女々しく描かれていますが、実際は勇敢にたたかったとか。吉良はいまでもよい殿様だったと地元でかたりつがれています。
後日江戸幕府がこの事件を改ざんし幕府に対する不満を隠匿するため政治利用し、現在の形に語りつがれているとか。
本当のところどうだったのか不明です。
大石は英雄とかでせなく、したたかな戦略家だったのかも。
そして忠臣蔵は大本営発表の物語なのかも知れません。
No.5
- 回答日時:
赤穂浪士については、下記の2つの事件で、ある程度の説明が出来ると思います。
浅野内匠頭刃傷事件
元禄14年(1701)3月14日の朝のことです。
江戸城本丸白書院の廊下で、赤穂藩主浅野内匠頭長矩が、高家筆頭の吉良上野介義央に斬りつける事件がおこりました。
この日は、年賀のために下向した勅使柳原大納言資廉・高野前中納言保春、院使清閑寺大納言煕定が登場して、
将軍である徳川綱吉に帰洛の挨拶をする予定でした。
高家の吉良上野介は、儀式・典礼に通じ、万事を取り仕切る役目であった。
浅野内匠頭は勅使の接待役で、吉良上野介の指図を仰ぐ立場にありました。
ところが、突然浅野内匠頭が吉良上野介に斬りかかったのです。
しかし、何故、浅野内匠頭が吉良上野介に斬りかかったのかは、理由が全然分かっていません。
世間一般的に言われているように、吉良上野介が浅野内匠頭を、いじめたとか、
きちんと指導をしなかったと言われていますが、それは無いと思われます。
もし、吉良上野介の指導不足で浅野内匠頭が不祥事が起こった場合、儀式を指導する立場である
吉良上野介自身が罰を受けるからです。
この刃傷事件で、浅野内匠頭が即日切腹、赤穂藩はお取りつぶし、吉良上野介には罪がないということで、お咎めはありませんでした。
当時、殿中で刃傷をおこした場合には、切腹ものであり、この処分は他の例も見ても当然の結果でありました。
また、後世言われるように片手落ちの判決ではありませんでした。
吉良邸討ち入り
これで、事件が終わったかと思われましたが、1年後の元禄15年(1702)12月14日に、旧赤穂藩の浪士47人が吉良上野介の屋敷に討ち入りをかけて、吉良の首を取ってしまいました。
これは、どう考えても赤穂浪士側が悪いと思われるが、何故か世間が浪士側に同情を寄せ始めたため、
幕府内でも彼ら浪士たちの処分について、議論が分かれました。
そして、最後に荻生徂徠の意見が取り入られ、浪士たちには切腹の裁断が下りました。
これらの2つの事件をまとめて、元禄赤穂事件といい、この討ち入りに参加した浪士たちを赤穂浪士といいます。
No.6
- 回答日時:
浅野内匠頭が吉良上野介に対して切りつけた理由は確かに不明です。
それはさておき・・・その後の浅野内匠頭の切腹という処分についての一つ興味深い説があります。
昔から日本には「喧嘩両成敗」という考え方があります。おかしいとは思いませんか?浅野内匠頭は切腹、吉良上野介はお咎め無し。
赤穂浪士達が憤慨した理由の一つというか大義名分としたのがこの辺りの処分だとしたらこの説の説明は成り立ちます。
さて、何故こうも処分に差が出たかについては浅野内匠頭の「士道不覚悟」という意見があったという事実です。 何も江戸城内での今で言う傷害事件はこの件だけではありません。以前にもあった訳です。
ここで重要なポイントは「切(斬)りつけた」という所です。実際これまでの回答者の皆さんは例外無く、「浅野内匠頭が吉良上野介を斬りつけた」と書いています。当時の武士達の間でその「斬りつけた」という動作が「士道不覚悟」だという声が挙がったわけです。
では何故、「斬りつけた」事が「士道不覚悟」となるかというと、それでは対象(この場合は吉良上野介)に傷を負わせる事が出来ても殺す事は難しいからです。昔から刃物での暗殺は「刺す」事の方がより有効だとされていたのです。その当時は現在の様な外科手術は到底不可能であり、刃物で腹部を刺されるとその時は大丈夫でも後から腹膜炎を起こして致死率は高かったのです。実際に浅野内匠頭刃傷事件から遡ること数十年前にも同様の事件はあってその時の加害者(とはいえお殿様)は実行前に武術に長けた家臣からそのあたりについて念入りにアドバイスを貰い、刃物で被害者を刺殺しています。
20世紀でもプロレスラーの力道山はいさかいを起こして小さなナイフで腹部を刺されましたが、外から見ると傷は小さかった為そのまま放置し腹膜炎を起こし亡くなってます。
つまりは実行するなら確実にしなかった浅野内匠頭のその辺りが「士道不覚悟」とされた訳です。
もっともこれらの説はあくまでもこうした説があるというだけで赤穂浪士達の動機について矛盾が生じ、浅野内匠頭の動機は不明のままです。
好奇心があると歴史はいくらでも興味深い事実が出てきて愉しい物だと思ってもらえたら幸いです。
それでは・・・
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