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言葉の意味が解らないので辞書検索してみたのですが、いまいち意味が解りません。また、念の為に過去の質問を検索してみましたが、何となくしか意味が解りませんでした。
この学問?の研究が進むと劇的な変化が生活にもたらされ、革命級の事が起きるとか聞いたのですが本当ですか?

A 回答 (2件)

人間も含めた動物の働きにそっくりな機械を作ろうという学問だと思います。

動物は、感覚器によって外界からさまざまな情報を取り入れ、これを分析・学習・記憶・判断し、行動という形で反応します。これによって、「食物をとる」「繁殖する」など自らの目的にかなった行動をとることができます。

工場の機械が、感覚器や判断装置を備えれば、その時の状況に応じて上手に動作するようになって複雑な仕事ができるようになります。人間の労働者の代わりができるでしょう。
通信装置に応用すれば、到着するさまざなな情報の中から、雑音を取り除き、当面必要なものだけを取り出したり、情報をまとめるなどの処理を行って、人間にわかりやすい形に変換して出力できるようになります。

これを実現しようとすると、情報がもつ数学的な性質を研究する必要があります。たとえば、雑音と信号をどうやって区別するのか。装置に入ってくるさまざなな情報をどう組み合わせれば、目的の動作を実現する命令になるのか。また、人間や動物そのものを研究し、そのシステムに学んで機械を設計することも必要です。これには、脳の諸科学を含む生物学、心理学も研究することになります。

サイバネティクスが発展すれば、たくさんの機械が人間の代わりをするようになり、我々は浮いた時間を他の有意義なことに使えるでしょう。ノーバート・ウィーナー(Norbert Wiener,1894-1964)が1947年に提唱したサイバネティクスは、人々に夢を与えました。

現在の我々から見れば、サイバネティクスは広い意味での「情報科学」という形で実現していることがわかります。コンピュータはあらゆるところに応用され、多くのものに組み込まれて、まるで動物体のような働きをしています。質問者様がおっしゃるように、生活の劇的な変化や、革命級のことが起こったといえます。サイバネティクスは情報科学に統合され、今では歴史的な用語になりましたが、よく使われる「サイバー○○」のcyberという接頭語はサイバネティクスに由来します。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/18 22:17

ホンダやソニーのロボットは一見よく動いていますが,


生物の原理を使って動いているわけではないんですよ.


犬もヒトも,ずいぶん複雑な判断と動きをしますが,
この原理がわかっていないんです.未解決なんです.


もっと具体的にいうと,

1)脳へは,皮膚からの電気信号yが入っていきます.
このとき脳は,皮膚の触覚信号を受け取ります.

2)脳から,筋肉へ電気信号uが出て行きます.
このとき筋肉が動きます.

問題は,この1)と2)の間の時間で,
一体脳はどんなことをやっているのかぁ~????
という点です.

u = f(y)

という写像f が未知なんです.未知だからロボットがギクシャクしているんです.

ホンダやソニーのロボットは,u を試行錯誤して
それにあうようなf をチューニングしています.
その結果できたf はかなり複雑なものですし,
整った環境を前提にしています.


しかし,例えば昆虫の脳なんかは,
かなり簡単な構造ですので,複雑なf を実装できません.真のf はもっとシンプルなはずだろう…と予想されています.


「生物を観察していって,この写像f を解明し,
ロボットに実装すること」

これがサイバネティックスやロボット工学
の大問題になっていると思います.

無論,産業ロボットの高性能化など,サイバネティクスとは遠いロボット工学も重要です.これは余談ですね.
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/18 22:17

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