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ドイツが独ソ戦を開始した時点で三国同盟から脱退しておけば、日本は太平洋戦争を避けることが出来たでしょうか。
枢軸国側から離脱し、日華事変を適当なところで切り上げて、あとは中立を保っておけば、スペイン・フランコ政権のように第2次大戦を無事乗り切れたのではないかと。

A 回答 (7件)

もともと、満州事変や日華事変は日本政府の判断ではなく、関東軍が勝手にやったことであり、そのあと、日本軍が中国から得た領土には、多数の日本人が移り住みました。

当時の日本人が軍人に対する期待感は相当あったと思うのです。そのせいで、日本政府も日華事変を止めることができなかったのではないのでしょうか。アメリカも、当時中国からの撤退を強く求めていました。日本政府も昭和天皇もできれば撤退したかったのだと思うのです。しかし、国内では、「満州は日本の生命線」といって、国民も、軍人も、マスコミもはやし立てる。しかも、軍事費は国債でまかなっていて、撤退したら返しようがない。国の経済が破綻してしまう。仮に三国同盟から抜けることができても中国との戦争は中国が降伏するまでは続けるしかなく、ついにはアメリカは日本に対し、石油輸出禁止まで仕掛けてくる。いっちにもさっちにもいかなくなった日本政府は真珠湾を攻撃するという最悪の戦争に突き進むしかなかったのです。
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 三国同盟は独伊がヨーロッパの盟主、アジアを日本が盟主になるという、いわば世界分割協定でした。

日本のアジアでの戦争を独伊が支援する、という内容ですから、日本はこれをアメリカ参戦の抑止力になると考えたが、この判断は間違いで、アメリカの態度をますます強硬にさせただけでした。しかし、アメリカの意図は日本の中国からの撤退でした。日本が満州国だけで留まっていれば、日米戦争はなかったかも知れませんが、柳条湖事件をきっかけにして日本が中国への全面侵略に入った時点で戦争はほとんど避けられないものになっていたと思います。
 戦争を避けるためには満州国に軍隊を引き揚げるしかなかったでしょう。しかし、その場合でも満州国における日本支配への中国人の反抗とそれに対するアメリカの支援は続いたでしょう。結局、日米戦争を避けようとしたら中国から全面的に撤退するのが唯一の道だったと思います。
 いずれにしても他国を侵略すべきではありませんでした。
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私も No.2 さん同様避けられなかったのではないかと思います.



戦争は起こそうとしている人たちがいて起こっています.
当時,どんどん力をつけている日本に対して
アメリカがよい気分でなかったことは明らかです.
成長する日本を叩きつつ,軍需産業で国内も潤うということで,
あの手この手を使って戦争に持っていったのではないかと思います.


話は最近ですが,
以前アメリカ大統領で票の数えなおしをして
ブッシュが大統領になったとき,
どうもそのニュースが腑に落ちなかったのですが,
2001年9月11日にビルに飛行機が突っ込んだ瞬間,
話がつながったような気がしました.

ブッシュ政権に石油関連で得をする人たちがいることは有名です.
あの時点でブッシュを大統領にしておき,
テロ撲滅という大義名分ができたアメリカは
国民感情を味方につけて見事に戦争を起こしました.
真珠湾のときと同じ手法にもかかわらず,
アメリカ国民がのった事がびっくり(でもないか)しましたが.
自分たちが儲かる上に,湾岸戦争から10年たち
バブルも崩壊したアメリカは,
そろそろ戦争を起こす必要があったのだと思います.

今回の大統領選でブッシュが再選するのも
かなり当然だったと思います.
戦争中の政権交代は大きなロスですから.

以上は,すべて個人的な考えですのであしからず.
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歴史にifは禁物ですが考えてみたくなるところですね。


可能性はあったでしょうね。
現実にアメリカ側でも、「中国本土(関内)とインドシナから撤退の代わりに満州国承認」っていう線で妥協しようという意見はけっこうあったみたいですし。

しかし可能性があるからこそ、「歴史にifを考えるのは禁物」ってことな気がしています。
歴史って、後から見ると「ある出来事が起こったのは当時の環境を考えれば必然であった」ってなりがちですが(とくに教科書だと)、本当は偶然の要素がかなり大きいと思います。
たまたま大統領が朝、夫婦喧嘩して機嫌が悪かったとか、偶然いやな夢を見て寝付きが悪かったとか。
つまりifを考え出すと、どんなシナリオでもそれほどおかしくない(ありえる)話になってしまうってことです。
なんというか歴史ってそれ自体が一つの長い小説(一種の虚構)みたいなものなので、その上でifを考えるのはナンセンスというか。。
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歴史にもしもはありませんが、そういう決断ができる人材が日本にいれば、無事に?乗り切れたでしょう。


国民党との仲介をアメリカがやることになり、外交カードとしては、ソ連に対してもアメリカに対しても、最高のカードになるでしょう。
そのカードでどれだけの譲歩をアメリカとソ連から引き出せるかは、わかりませんが、それだけの決断ができる人材なら、かなりの譲歩を引き出せるでしょう。
中国が国民党政権になるだろうし、その中国に対しても、何らかの譲歩も引き出せるでしょう。
おそらく経済制裁もしないでしょうし、力を温存させたまま、多少の権益の損があっても、国としては漁夫の利を得ることになるでしょう。
日本にも、アメリカにも、ソ連にも、国民党政権にも利益になることでしょうから、開戦は避けられたでしょう。
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私は、戦争はやはり避けられなかったとの見方です。



結局アメリカは、日本の中国からの利権を排除したがっており、独ソ戦が始まる以前から日本に、三国同盟からの離脱や、中国の門戸開放を求めていました。

仮に同盟を脱退したとしても、次は支那からの全面撤退を要求し、それに従わないと経済制裁を加える、といった手段に出るでしょう。
実際、1941年の石油の禁輸措置が取られるまでにも、生活物資や鉄などの禁輸措置が取られていました。

ですから、「日華事変を適当なところで切り上げ」たくても、ABCD包囲網の経済封鎖や、アメリカの(撤退)要求により、苦しい立場になってしまうことは明らかです。

また、アメリカはあからさまに蒋介石を援助しており、この援助が続く限り、日本は国民党軍ともたたかい続けなければならず、アメリカとの戦争は避けられないと思います。

いずれにしても、アメリカも参戦への大義名分が必要なので、日本に先制攻撃をさせるためにあの手この手を使ってくるのは確かです。要は中国から全面撤退しない限り戦争は避けられないでしょう。
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同盟の解約は正式な理由が必要になるので、一方的な脱退が国際世論で許されるとは思えないが、もっとも、ドイツも数々の条約を破っているので、それを理由に脱退が可能だったかも。

でも、独ソ戦って真珠湾の直前だったと思うので、遅い気がします。それができるのだったら三国同盟自体が、政治家からは人気がなかったのだし、最初からしてなかった気がします。
 脱退ができたら、おそらく開戦は避けられたのではないかとは思います。
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