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先の大戦で、4年間で約300万人が犠牲になりその大半が最後の1年間で亡くなりました。もっと早く、やめいれば、
原爆も東京大空襲も沖縄戦もなかったのです。
戦前の軍部エリートは今の官僚より頭脳明晰だったのに、何故それが分からなかったのですか?
スペインのフランコ政権はナチスの、おかげでクーデターに成功したにも拘らず枢軸国
側に入らず中立の立場で戦後も長期政権を維持しました。
ムッソリーニも敗戦濃厚に成ると枢軸国からの離脱、ソ連との単独講和を模索してます。

本土決戦?女に迄、竹槍の訓練をさせたのは、日本だけです。
何故、頭脳明晰のエリートに、そんな大局が分からなかったのですか?

A 回答 (6件)

今も昔も日本人にはいくつかの民族的な癖があります。

それが最大限悪い方に出たのが、太平洋戦争(2次大戦でもアメリカとの戦闘を中心にした部分)です。

日本人の民族的な癖とは
①その時代の権威が失敗を認められないこと
②世界の中で民族の存続をかけた戦いの経験を持たないこと
です。

①はコロナ禍の対応やバブルの失敗、フクイチ事故の反省など今でも時々見られますが、太平洋戦争レベルの失敗までは至っていません。

ただしフクイチ事故なんかは「日本民族存亡の危機で、国民が一致団結することと、権威の反省の無さは、太平洋戦争に非常によく似ている」といえます。

たとえば、太平洋戦争は物資や食料が不足し「欲しがりません。勝つまでは」というスローガンの元に国民が一致団結して難局を乗り越えようとしました。フクイチ事故の後も、全国的に電力が不足しヤシマ作戦ともよばれる計画停電を実施しても日本人は一致団結してこれを乗り越えました。

ようするに「欲しがりません。勝つまでは」という精神は今も日本人の大部分にあり、コロナ禍で日本だけがロックダウンやワクチン義務を法律で強制しなかったのに、国民の協力でロックダウンが実施できマスクの装着率もワクチン接種率も高かったのも同じ《日本人の癖》です。

と、同時にフクイチ事故で東電幹部は一切責任を取っていませんし「なぜ津波対策がで着なかったのか?(各電力会社には津波の危険性のレポートは出ていたし、政府の委員会でも検討されていた)が未だに決着していません。

この点も「戦争が不利な状況になっても、責任問題を追及できなかった日本軍と日本政府」という権威の構造とよく似ています。

そして、日本軍が敗戦対策ができなかった一番の理由は「日本人は歴史的に《異民族戦争に負けても、民族を存続させる経験を持っていない》こと」です。

世界中のほとんどの国は2000年以上前から民族的には存在していて、今、残っている国家の大部分は2000年間の戦争で勝ち残ってきた民族、です。

もちろん長い間には戦争に負けて支配されたり、しばらくして再度戦争をして勝ったり、という歴史を有していて、世界の常識では「戦争に何度負けてもいいけど、民族が滅んだら終わり」なんです。

だから、ユダヤ人なんて2000年前に国家を失っても「ユダヤ民族」という枠組みだけは何とか残して、20世紀にイスラエルを再建できましたし、ウクライナなんかもロシアに統治されたり、オーストラリア帝国に支配されたりしましたが、ソ連崩壊後、自主独立し今もロシアと戦って自立を維持しているわけです。

こういう歴史を有しているほとんどの民族は「戦争に負けて支配されても自主独立の機会を待てばいいが、民族の枠組みが消滅したら負け」なんです。

だから、日本以外の国なら「今の戦争に勝てそうもないなら、民族の自主性を最大限保存できる条件で敗戦させる」のです。

ムッソリーニが目指したのがまさにそれです。

しかし、日本人はどれほど頭が良くても「敗戦すれば民族が終わる」と思っていました。内戦経験しかない日本人はどれほど頭が良くても「異民族に支配される恐怖」のほうが大きかったのです。

だから、①の「失敗を認められない軍指導者という権威」と同時に②の「敗戦を受け入れたら、日本という国がなくなり、日本民族が消滅する」という恐怖から誰もそれを言い出せなかった、のです。

で、逆に昭和天皇だけは「国家が無くなるということは、朕が責任をとって死ぬか廃位することである」という認識があったので「とにかく国民の命を救うために、自分が犠牲になればよい」という考え方をしていたと考えることができます。

だからこそのご聖断ができたし、マッカーサーとの会見でも「私の名で戦争が行われた以上、国家の責任はすべて私にある」と言い切れたわけです。

それに対して当時の軍部や政治指導者は「一億総玉砕」なんて馬鹿なスローガンを出していたし、日本国民をそれを信じて頑張りました。

でも、ちょっと立ち止まって考えれば「戦争とは、自分達の民族の存続のために行う事」であり「一億総玉砕」したら、戦争の目的自体消失することになります。
 世界中の民族ならそんなことはせず「確実に負けそうなら、戦わずに支配されつつ、民族が存続できる条件を飲ませる」というしたたかさを優先するでしょう。

日本人はそういう歴史をそれまで有していなかったので「なにを条件にして敗戦させるか?」という発想ができなかったのです。

最終的にご聖断で敗戦を決定した日本がラッキーだったのは「敗戦処理をした国も《民族を消滅させたり、他民族を支配した経験がない新興国家アメリカだった》ことです。

これがイギリスやロシア・中国が主体となったGHQだったら、日本民族が今のように存続していたかは微妙だったでしょう。
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>戦前の軍部エリートは今の官僚より頭脳明晰だったのに、


さてその根拠は?

軍隊内で純粋培養されて世間の常識をかけ離れた世間知らずだったり
年功序列の柵に囚われて、間違っていることを間違いと指摘できない硬直した組織論理に盲従する
結局、頭でっかちだっただけだろうと思うんだが
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軍隊も役所です。

軍人も役人です。
現在の役人が一度決めた政策を絶対に自らの手で撤回しないのと同じです。軍人は戦争始められてもやめられないのです。
「省益あって国益無し」なんです。国民がナンボ悲惨な死のうが、それよりも多くの予算を獲得してたくさんのポストを作ることに血道を上げていたのです。
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戦争に限らず、何事も始める時は勢いで始められるのですが、止めるのは


難しいのです、それが組織なのです。
状況が悪くなっても、「戦争を止めましょう」とは言えないのです、
止める時は言い出した人が責任を取らされるのが常です、従って、
「猫の首に鈴を付ける」人が現れないのです。

戦争を指導した大本営は大日本帝国の頭脳が集まった最高の機関です、
太平洋戦争開始に、米国との国力差が余りにも大き過ぎるので、異を
唱える人は居ました、そうゆう人は、左遷や閉職にしたりして遠ざけ
「国力の差は大和魂で補う」の精神論で覆い、始めました。
戦争遂行が、これ以上出来ない事は解っていましたが、言い出すと間違い
なく殺されます、だから、高級将校達は言い出せなかったのです。
結局は戦争の遂行には反対であった昭和天皇に裁定をして戴く事に
したのです、さすがに天皇を殺す人はいないでしょうから。

玉音放送により、戦争は終結しましたが、悪あがきは未だ続きます。
戦争の終結を「敗戦」でなく「終戦」とした事です。
「敗戦」ならば、敗戦の責任取らねばならないですが、「終戦」なら
終わったので、責任を取らずに済みます、かくして、東条英機と共に
死ななければならない、多くの、大本営の高級将校が生き永らえたのか。

更に生き残った高級将校は、自分たちの悪さを隠す為に、学校の
教科書を検閲して記載させない様に働きかけました、国民の多くは
戦争の実態が解らずにいます、段々、腹が立って来ました、
これにて、止めます。
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軍人ですよ。


頭の中は戦いのことしかないのですよ。

兵隊だけが戦って、一般国民は酒を酌み交わしていれば良いなどとは死んでも思わないでしょう。

結局、「進め一億火の玉だ」になるのです。

今でもそうです。

「防衛」のことについては、「国家秘密」の部分が多く、兵器のことなども専門家にしか分かりません。

専門家だけが、ああでもないこうでもないと議論して、自民党と一体となって数の力で国会を通すのです。

自衛隊(軍)の力が強くなれば、首相暗殺や政治家皆殺しも簡単にできるのです。

自民党が軍事大国を目指し、台湾有事やウクライナ戦争で、危機感を煽ったので、一気に軍事費は2倍になって、自衛隊関係者はウハウハです。

このままだと、あの太平洋戦争の惨劇の再現です。

自衛隊は戦争をやりたい。
自民党は戦争で儲けたい。

利害関係が一致していますから、戦争への道を進しかなくなっているのです。
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日清、日露戦争では、日本という世界の中でも小国が、



世界相手に戦い勝利しました。

軍部は、その勝利経験が忘れられなかった??のですかね。

神国日本だから、負ける筈が無い!!と云う、、、。

思い上がり???みたいなものがあったのでしょうね。

昭和天皇は、最初から、この戦争に大変 反対されておられましたが、

天皇が政治に口出すことは出来ず(令和の現在でもそれは同じ)

24時間、室内をじっとしておられず、常に、コツコツ、コツコツと

動き回られておられたそうです。

原爆は、トルーマンが、日本民族滅亡を狙っていたので、

どちらにしても、原爆投下は行われていたと思います。
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