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医学部は他の学部より博士課程進学者数が多いと聞きます。
これは医師免許という絶対的安心感がある故に安心して研究に励めるからなのでしょうか?
それ以外に理由が考えられないのですが、何かありますでしょうか?

A 回答 (3件)

元医学部助手で現在は工学部で教員をしています。



医学部の場合、通常、卒業研究はありません。
卒業・医師国家試験合格後、通常、2年間の臨床研修を行い医師となります。
医学部は6年生ですので、博士前期課程(修士課程はありません)。
大学院に行く場合、博士課程のみ(4年間です)。
医学部の大学院は卒業後すぐではなく臨床研修修了後がほとんどです。
すでに医師になって、収入もあり経済的に大学院に行く余裕があります。
また、将来を考えると博士(医学)を持っている事は持っていない場合よりもステイタスとなります。
また、大学院に行きながら医師として働け、給与も保証されます。
以上、安心して博士課程に行ける環境にあります。

他学部の場合、大学を出たからといってその専門分野で就職できるという保証はありません。
博士前期課程(修士課程)を出るとほとんどの人が就職します。
博士後期課程にすすんだからといって大学教員や研究機関に就職できるという保証は全くありません。むしろ修士の方が企業には就職しやすい状況です。多くの分野で博士後期課程の学生は留学生で占められています。日本人は修士で就職する可能性が高いのです。

これが医学部に博士課程の学生が多い理由です。
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他の回答にもありますように研修医制度との兼ね合いもあるのかもしれません。


私は業界の人間ではありませんが、開業医の医院やクリニックなどへ行きますと、専門医の認定などをいくつも掲示していたりします。
おそらく専門医などになるには、それなりのカリキュラムと実務が必要なのかもしれませんが、必要と思われる単位修得や学習に時間を取りやすい時期であるということもあるのではありませんかね。
間違っていたら申し訳ございません。
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学部を卒業しても最低限2年間は通常の就職、開業は出来ませんから研修医+学生のほうが何かと便利。


更に言えばPh.D.で箔が付く数少ない職業ですね。逆に学校も簡単に学位を出す。
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