アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

特に国立大学法人では、人件費などの問題で、前任の教員が退職したらしばらく凍結し、数年間、特任教員を受け入れるらしいです。

例えば、若手の特任講師の場合、その後、専任講師への異動はほぼ保障されるものなんでしょうか。(そのポジションが完全に凍結されないという前提で)

A 回答 (3件)

「特任教員」は、非正規教員です。

任期は1~5年程度で、専任と違って、特定の業務にのみ従事するとされています。
(1)特定のプロジェクトのための特任教員
(2)専任教員の穴を埋めるための教育担当の特任教員
No.2のhan-ka-2先生がおっしゃっているのは(1)で、質問者さんが想定しているのは(2)でしょう。(2)も元々は定年退職後の再雇用ポストとして使っていたのが、若い教員のポストにまで拡大してきました。
han-ka-2先生のおっしゃるように、国立大学で退職後の教員をすぐに補充できるのは、旧帝大か、地方国立大ならば法人化直後までの「古き良き時代」の話でしょう。
国立大学法人は国からの運営交付金が毎年1%カットされるということで、特に地方国立大学は事務から人件費カットを進めてきたわけですが、10年ほど前からいよいよ教員の人件費カット=教員の定員数削減、つまり退職後の教員補充ができないという状況になっています。数年前には、医学部以外の人事が凍結された地方国立大学があるという話も聞きました。後任補充が「参加人数はそのままで、どんどん椅子の数が減っていく椅子取りゲーム」状態になっているわけです。
すぐには補充できない専任教員ポストが担当していた分の授業は、普通ならば非常勤講師で対応するのでしょうが、非常勤講師だと本当に「授業しか」担当してもらえない。そこで、非常勤講師よりも広く学生教育を担当できる非正規職として(2)の特任教員を採用する国立大学が増えているわけです。特任教員は非常勤扱いなので、給与も安い。専任教員と同じように週5日フルタイムで働いても、同じ職位の専任教員の半分程度のはずです。大学側にしてみれば、専任教員1人分の人件費で特任を2人程度雇える、若くて職位が低ければなお人件費を抑えられる、という理屈です。

とまあ、(2)の特任教員は、大学としては非常勤講師とほぼ同じ感覚で雇っているわけです。
非正規で非常勤と同じ扱いですから、そのポストの専任教員の人事が動いたとしても、特任からの「異動」などありません。
専任教員は公募です。他の人と同じ条件で公募に応募して、採用審査を受けるのです。既にその大学の先生に実力と実績をよく知ってもらっているという意味での利点はあるでしょうが、実績などで他の応募者に負けて不採用になることも普通にあり得ます。特任と専任では採用条件が異なるので、学位や業績数・業績の内容の条件で、特任なら良かったけど専任なら無理、ということもあり得ます。
任期付きの助教は任期なしに切り替わるのとは、事情が違います。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

なるほど。よく理解できました。

お礼日時:2021/04/01 14:30

>退職したらしばらく凍結



そんな無駄なことをする国立大学があるんですか。知らなかった。僕が勤めていた大学はほぼすぐに新任が来るように手続きします。その数年間の教育の質は落ちるわけですね。その特任教員って数年の任期でどうやって公募するのでしょう。そもそも専任のポジションの人件費を凍結して,どこの帳簿からその特任教員の人件費を出すのでしょう。特任というのは,あるプロジェクトなりの予算を伴った小さい任期付きの特別な組織のポジションです。そのプロジェクトと関係なく,やめた先生の研究分野に金を使ってもいいのでしょうか。さっぱり理解できませんね。

さて,いまは講師というポジションはかなり不安定で流動的なものですから,特任講師というのは納得できますが,専任の講師というポジションはまともな大学なら作らないと思います。が,ま,そういうポジションがある大学だったとしても専任教員は公募が原則ですから,いまそこの大学の特任教員であっても,その公募に応募しない限り専任教員への道の門は開きません。
    • good
    • 0

「特任教員」(特任教授、特任准教授、特任講師など)とは、要するにいわゆる「非正規」「派遣」です。



「教授」「准教授」「専任講師」は「正規」です。

「非正規」が「正規」になるのが保証されることは全くありません。あくまで「実力」次第でしょう。
空いたポストを他の大学からの横滑りしてきた人が埋めることも十分あり得ます。
いずれにせよ、その「選抜」に勝ち残らなければ「正規」にはなれません。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!