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小松英一郎・川端裕人著の「宇宙の始まり、そして終わり」を興味深く読んでいます。小松英一郎は宇宙研究者です。その本には下のような説明がしてあります。
この内容は完全に定説になっているどうか分かりませんが、ここまで踏み込んだ説明に出会ったのは初めてですので、このカテでも紹介します。

<「僕たちは宇宙が始まった瞬間、もうここに生まれることがすでに決まっていた。それは量子論の法則に従ってランダムに選ばれたものだということです。
中略
僕たちの起源は宇宙が始まって10のマイナス36秒後の時点での量子ゆらぎだと。すべてはそこで決定されていた。どこに銀河ができるか、どこに天の川ができるか、どこに太陽系ができるかも全部決まっていたというわけですね。」

上記を少し補足します。ビッグバンという言葉は敢えて回避します。
量子ゆらぎ(ランダム、気まぐれ)によって小さな宇宙は生まれました。
次に、この宇宙は、次第に拡大しました。量子ゆらぎは働いています。
宇宙が生まれてから10のマイナス36秒後の時点で、インフレーションという大拡大がありました。この間も量子ゆらぎが働いていました。
このインフレーションが一段落した以降は、ニュートン力学と相対性理論が働き、未来までもすべて決定された。
すなわち<すべてはそこで決定されていた。どこに銀河ができるか、どこに天の川ができるか、どこに太陽系ができるかも全部決まっていたというわけですね。」

哲学カテ参加の皆さんは、「この世(宇宙)のすべては、宇宙が生まれてから10のマイナス36秒後に起きたインフレ―ション以降は、すで決定してしまっている」という「決定論」にどのような感想をお持ちですか?
1. 否定する。(主にどこが?)
2.一考に値する.(どこが?)
3.納得する

A 回答 (27件中1~10件)

3.納得する。



自分の思い通りにならないことがある、これだけで納得できます。
すべて決まっていると思うことで、無駄な努力から解放されましたから。

何が真実かは分りませんが、各々が心地よい思想で生きて行けばよい、そう思います。
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この回答へのお礼

早速のご解答ありがとうございます。
<決まっていると思うことで、無駄な努力から解放>ですね。
肩の荷がおりますね。<心地よ>くなりますね。

お礼日時:2021/04/27 16:01

因みに


あらゆる事が物理的(機械的)に決まると考えている科学者の中には「自由意思は無い」と考えている科学者がいます。
例えば生物学者長沼毅氏は全て遺伝子によって決まるとし「自由意思」は無いと考えています。
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この回答へのお礼

度々のご回答ありがとうございます。
いろいろな見解の方がいますね。
<生物学者長沼毅氏は全て遺伝子によって決まるとし「自由意思」は無いと考えています。>なのですね。

お礼日時:2021/04/27 16:04

物理学者が述べる「決定論」は「運命論」や「宿命論」ではありません。


更に言えば物理学では物理理論(物理法則)で説明し得ない振る舞いをする生命体はその対象とはしません。
よって物理学者が述べる「決定論」には生命体を排除されて然るべきなのです。
特にヒトは排除されて然るべきなのです。
何故なら決定論の対象に人を加えた場合「自由意志」を否定しなければならないのですが、「自由意思」があるかないかは未だ科学で決着がつけられていない以上科学的に「自由意思がない」と断言出来ずそれを込で決定論の対象に人を加えたならばその理論に論理性が失われるからです。
それを回避するには決定論から生命体(特にヒト)を外すべきです
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この回答へのお礼

度々のご回答ありがとうございます。
<自由意志>は難しい問題ですね。
<決定論から生命体(特にヒト)を外すべきです>なのですね。

お礼日時:2021/04/27 15:54

他の回答者さんが仰っている「ラプラスの悪魔」や不確定性原理は予測可能性についての話であり観測可能性のことではありませんしましてやマクロサイズにおける物質の確定性→決定論コトではありません。


物理学酒小松英一郎氏が主張している決定論はマクロサイズにおける物質の確定性に基づくものであり観測可能性や推測可能性は考慮していません
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この回答へのお礼

度々のご回答ありがとうございます。
<物理学酒小松英一郎氏が主張している決定論はマクロサイズにおける物質の確定性に基づくものであり観測可能性や推測可能性は考慮していません>ですね。

お礼日時:2021/04/25 17:59

理論上(原理的に)観測し得ない事象を観測しないからと言ってそれを論理的に扱わないとはなりません。


少なくとも理論物理学においては理論上(原理的に)観測不能な事象であってもそれを理論的に解明するために研究しています。
よって「科学者は「技術的に」観測が困難だけれども「原理的に」観測可能な事象に努力を傾注します」とのお考えは理論物理学を無視した誤った偏見です
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この回答へのお礼

度々のご回答ありがとうございました。
<少なくとも理論物理学においては理論上(原理的に)観測不能な事象であってもそれを理論的に解明するために研究しています。>ですね。

お礼日時:2021/04/25 18:01

オマケです。


不確定性原理によって決定論は物理学的に否定されたと主張した物理学者がいたのは確かです。ですがそれが正しいと論理的に証明されてはいません。
加えてマクロにおいて不確定性原理では決定論を論理的に否定し得ない問題があります。それは不確定性原理でマグロサイズの物質の振る舞いが説明しきれないという問題です。
具体例を上げるならば慣性の法則です。
慣性の法則とは物質は何らかの外的影響を受けない限り同じ状態を取り続けると言う物理法則です。
慣性の法則は不確定性原理からは決して導け無い物理法則なのです。
何故なら不確定性原理によれば素粒子=量子は外的影響を受けない限り同じ状態を取り続けることは出来ないからです。
何故そうなるのか?ソレは不確定さはミクロの世界においては素粒子=量子の振る舞いを決める程の影響を与えるがマクロサイズにおいてはその影響が小さ過ぎるため不確定さはマクロサイズにおける物質の振る舞いにおいては物理的に無視されるからです。
更に素粒子=量子の特異な振る舞いの一つ決定論を肯定しうる振る舞いがあります。それは「遅延選択実験」によって示された特異な振る舞いです。
端的に言えば素粒子=量子は観測の仕方に応じた振る舞いをすると言う事です。
具体的に説明します。
電子銃を感光板に向け電子を一粒ずつ撃ちます。
電子銃と感光板の間に何も置かなければ感光板には電子があたった痕跡が残ります。このことから電子銃から発射された電子が粒子の状態で空間を移動しその状態のまま感光板に接触したと考えられます。ところが電子銃と感光板残ります間に二重スリットを置くと電子を一発ずつ発射しているにもかかわらず感光板にはには縞模様が現れました。
このことから電子銃から発射された電子は空間を波(電波)として伝わり電子銃と感光板の間に何も置かなければ何らかの物理的理由により感光板に接触する前のいずれかの時点で粒子(電子)の状態に戻りその状態のまま感光板に接触したが電子銃と感光板の間に二重スリットをおいたために波(電波)が二重スリットによって2つの波に分離し2つの波(電波)が互に干渉し合ったために粒子(電子)の状態に戻る事ができなくなり結果波(電波)のまま感光板に接触したために感光板には縞模様が生じたと考えられます。
この推測が正しいかどうかを確認する為にスリット通過時の状態を観測したところ波(電波)ではなく粒子(電子)として観測されました。
その結果からスリット通過時を観測しなければスリット通過時は波(電波)の状態を取りスリット通過時を観測すれば粒子(電子)の状態を取る事が判明したのです。これが遅延選択です
電子がなぜ観測の仕方に応じて電子自身の状態(波もしくは粒子)を変えるのか?その物理的理由は未だ解明されていません。ですが電子が将来どのように観測されかを予め知っているがのごとく振る舞う事からスリット通過時の電子もしくは電波が電子銃から発射された電子自身に影響を与えスリット通過時の観測の仕方に応じた状態を予め取らせているとの解釈がなされました。この解釈を端的に言えば「未来が過去に影響をする」です。この解釈が正しいと証明されてませんがこの解釈から正しいなら未来は予め確定されていることになりそうであるならば決定論は正しいとなります
以上のことから不確定性原理によって決定論が否定されたと断言することは出来ません
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この回答へのお礼

度たびののご回答ありがとうございます。
<マクロにおいて不確定性原理では決定論を論理的に否定し得ない問題があります。それは不確定性原理でマグロサイズの物質の振る舞いが説明しきれないという問題です。>なのですね。
ある実験結果の解釈によれば<未来は予め確定されている>があるのですね。

お礼日時:2021/04/25 17:58

科学者が「原理的に」観測不可能なものを観測しようと努力しているかの誤解をあたえる書き込みがある様なので、この場を借りて科学の境界に関して捕捉させていただきます。



===引用===
20世紀初頭より勃興した量子力学によって、原子の位置と運動量の両方を同時に知ることは原理的に不可能である事が明らかになった(不確定性原理)。これによりラプラスの悪魔は完全に否定された。
===

とある様に、原子の位置と運動量を同時に正確に観測する事は「原理的に」できないので、原理的に出来なことを観測しようという科学者いないのです。
科学者は「技術的に」観測困難だけれども「原理的に」観測可能な事象に努力を傾注します。
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この回答へのお礼

ご尤も

お礼日時:2021/04/24 18:47

マクロサイズとミクロサイズの境界判断曖昧です。


但し日常我々人類が目にする世界はマクロサイズであることに間違いありません。何故なら日常我々人類が目にする世界ではマクロサイズで支配している物理法則観測適用されているからです。
よって太陽系程度の領域はマクロサイズとなります。
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この回答へのお礼

旅旅のご解答ありがとうございます。
<太陽系程度の領域はマクロサイズ>ですね。

お礼日時:2021/04/24 18:42

哲学のカテで活躍する人は「ラプラスの悪魔」が「不確定性原理(Unschärferelation)」で既に否定された事は知っていると思っていたが、、、、。

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この回答へのお礼

この質問者・回答者では、一部を除き、「不確定性原理」を底流として考察しているのであります。

お礼日時:2021/04/24 18:46

オマケです


前回の再回答でご説明したようにマクロサイズでは物質は確定性(安定性)を有することから未来の状態は予め確定しえます。よってマクロサイズの物理を研究している物理学者の多くが決定論を肯定しているので他の回答者さんが述べていらっしゃる「真面目な科学」がどんな科学を指しているかはわかりませんが、少なくとも物理学の世界では不決定論より決定論の方を肯定している研究者が多い事から物理学の世界では決定論は否定される方向には進んでいません。
誤解
他の回答者さんの回答文中に「観測可能なことしかとり組まないのが科学だ」との回答がありますがそれは明らかに科学に対する誤解です。
科学には「理論上の問題」と「技術上の問題」があり観測可能性は「技術上の問題」であって「理論上の問題」ではありません。よって理論上観測不可能な事象であってもそれを科学的に追求すべき理由があるならそれは科学の対象となります。
現に宇宙の外側の状態や宇宙誕生前の状態・ブラックホール内部など理論上観測不可能な事象が研究されてます
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この回答へのお礼

再度のご解答ありがとうございます。
<少なくとも物理学の世界では不決定論より決定論の方を肯定している研究者が多い>のですね。
以下重複しますが、
前回の御回答では<「僕たちの起源は宇宙がはじめって10のマイナス36秒後の時点での量子ゆらぎだと」とについてはその時点の宇宙のサイズがマクロサイズならば正しいとい得るでしょう。>ですね。
同書に、インフレーション理論について触れている個所で、
<原子1個分くらいの空間が太陽系くらいの領域に引き伸ばされたといわれています。>と書いてあります。
再度の質問になりますが、太陽系くらいの領域は、<マクロサイズ>とみてよいですか?

お礼日時:2021/04/24 15:26

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