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最近若年牛の蓄積プリオンが微量で検出できないことが問題となっていますが、検出限界はどれくらいですか?また検出手法にはどのような手法が用いられているのですか?ご存知の方教えてください。

A 回答 (4件)

異常プリオンの検出には、異常プリオンに特異的に反応する抗体を使ったELISAとWestern blotting が行われます。


まずELISA ですが検出感度が高く、検体溶液1ml中あたり数~数十ngあれば陽性と出ます。また、必要な検体溶液の量も少量で、一度にたくさんの検体を検査できますが、偽陽性が出ることがあります。
ELISAで陽性と出た検体については、Western blotting (抗体を使っているのでImmunoblottingとも呼ばれます)で再検査します。検出感度はELISAに劣りますが精度は高いです。
どちらの方法も生物系の研究でよく行われている手法です。抗体によっては調べたいもの以外のものと反応したり反応性が弱かったりすることがあり、検出感度や精度は使用する抗体の質にもよります。プリオンは研究している人が多く、またヒトの食品に関わることですから、良い抗体が供給されています。

この回答への補足

回答ありがとうございます。ELISAはかなり感度が良いのですね。ELISAに比べ感度が劣るとあるのですがウェスタンブロッティングの検出限界はどれくらいなのでしょうか?
やはり抗体の質というのもかなり重要なパラメーターになるんですね。最後の文で’良い抗体’とありますがこれはモノクローナルもしくはポリクローナルなどの抗体の種類なのかもしくは精製具合のことを言われているのでしょうか?

補足日時:2005/03/01 14:14
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#3です


先程の検出限界の数値は、Westernなどの検出試薬を扱っているメーカーのカタログでみたもので、プリオンの検出についてのデータではありません。すみません。
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この回答へのお礼

わざわざ調べてもらってすみません。ありがとうございます。ELISA、ウェスタンは確立された手法なので異常プリオンの検出に関してこれに代わる手法はなさそうですね。

お礼日時:2005/03/03 14:19

最近はいろいろな手法の検出感度が良くなっているようで、調べてみたところELISAで数pg/ml、Westernで数pg/lane だそうです。

メーカー側の数字なので、実際にはこれより感度が低いのかもしれません。Westernは電気泳動してから検出するので、検出されたものの分子量がわかるのも利点です。
抗体の質については、抗原に対する反応性が高いことも重要ですが、他のものに交差反応しないことも重要です。精製抗体は抗体濃度が明らかなので、新しいものを購入しても抗体自体が変わっていなければ過去の実験条件と同じ抗体濃度を再現できます。実験する側としては未精製のものより使いやすいです。また、同じ抗原を使っても個体が違うと反応性の全く違う抗体ができることがあります。そのためポリクローナル抗体は前のものと同じものを入手しようとしてもできないことがあります。その点に関してはモノクローナル抗体の方が供給が安定しています。文献などでよく使われている抗体を探すと、異なるメーカーから同じクローン番号のモノクローナル抗体が販売されていることがあります。
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まず、検出限界に関してですが、


感染してから発症までに潜伏期間があるために、生後30ヶ月以下では発症する事が殆ど無いとされているようです。このために、若年牛は仮に感染していても検査の意味が無いと言われています。
一方、検出手法についてですが、日本の検査法として、エライザで陽性であったものをウエスタンといった方法で全頭検査が行われているようです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。日本では2種の方法を用いて検査を行っているのですね。ウェスタンブロッティングの場合、全頭検査となるとかなりの日数を要しそうですね。

お礼日時:2005/03/01 14:14

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