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文献通りの菌株を文献通りの方法で培養して、文献では培養液の粘性が非常に高くなると書いてあるのに全然粘性が上がりません。同じ菌株を培養した他の報告や文献に従って培養してもさらさらな培養液しか出来ません。pHや温度など、いろいろと条件を振って培養してもうまくいきません。継代したのがいけなかったのかと思い菌株バンクから届いた元の菌を使っても駄目でした。思い切ってスーパーで納豆を買ってきてその納豆菌を使ってみたのですが結局駄目でした・・・という相談を大学の後輩にされたのですが解決策が見つかりません。私自身が実験したわけではないので、実験ノートに書かれていない部分(培地の滅菌の仕方など)にミスがある可能性はあるのですが、聞いた限りでは特に問題はないようで・・・。
先輩としてちょっといいところを見せようとしたのですが、ことごとく空振りに終わってしまいちょっと焦っています。「ここんとこちゃんとやった?」というチェックポイントや「このプロトコルに従ってやったらうまく行ったよ!」という情報などがありましたらよろしくお願いします。

A 回答 (2件)

文献通りということなら、培地組成などの問題はないと思うのですが、詳しい培養条件がわからないので、見当違いかもしれません。



枯草菌がつくる粘性物質はポリグルタミン酸だと思います。これは菌がある程度密集しないと産生されません。しかし、菌が増えすぎて培養液中の栄養が不足すると、ポリグルタミン酸を分解し栄養として利用します。
そのため、単に菌の生育が不十分か、逆に菌を培養しすぎて分解されてしまった可能性があるかもしれません。

この回答への補足

回答ありがとうございます。菌が密集しないとポリグルタミン酸が作られない、また養分が枯渇すると分解されるという点はこちらからのアドバイスしたのですが、当人曰く「菌濃度は十分に上がってるし、培地もペプトンとか酵母エキスを入れて養分が枯渇しないようにしたんだけど、それでも粘らない」のだそうです。尤もこのペプトンとイーストは文献どおりにやってもダメだったので独自に加えてみたものらしいですが。いい機会なので私も枯草菌のことをもう少し調べてみようと思います。

補足日時:2005/03/08 00:44
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枯草菌の場合、静置培養だと、液面に膜のように生育するはずです。

液体培地全体に広げるためには振とう培養する必要がありますが、文献ではどぉなっているでしょうか。

この回答への補足

回答ありがとうございます。文献を送ってもらいチェックしてみたのですが、坂口フラスコで振蕩培養しているようです。後輩のところでは坂口フラスコの代わりにひだ付き三角フラスコを使っているそうです。あと、使っている菌株はIFO3335、培養温度は30℃と書かれていますが、37℃で試しても粘らなかったと聞いています。あと、関係あるのかどうか判りませんが、プレートに撒くと粘っこいコロニーにならず、ぽそぽそとした感じになるということです。これらのことから何か気がついた点がありましたら助言よろしくお願いします。

補足日時:2005/03/08 00:44
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