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フッ素は電気陰性度が大きく電子を引きつけているのに、なぜ塩基性が大きいのですか?

A 回答 (2件)

ハロゲンイオンの塩基性はF->Cl->Br->I-と原子番号が大きくなるほど小さくなりますよね。

逆に質問者さんがご指摘のように原子番号の最も小さいF-が塩基性が最も大きい。
でもどのイオンもマイナス1価で、荷電の大きさは同じです。
原子番号が大きくなるほど、マイナス1価の荷電が非局在化して安定化されます。
F-が最も局在化して不安定。よってイオンのままでいたくないから、塩基性が高くなるということです。

https://www.yakugakugakusyuu.com/enkisei-kyuukak …

 求核性は、塩基性とは逆にI-が最も大きく、F-が最も小さいですよね。
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この回答へのお礼

助かりました

ありがとうございます!

お礼日時:2021/12/20 19:58

物事は正確に理解しておかないと誤解の元になります。


塩基性が大きいのはフッ素ではなくフッ化物イオンです。

で、あなたの言う塩基性というのは、ブレンステッド-ローリーの定義によるもので、要するにH+を奪う強さの話です。それが強いものを強塩基と言います。
フッ化物イオンは非常にサイズが小さく、その狭い空間に負電荷が存在しますので、同じくサイズが小さくて正電荷を持つH+を強く引きつけます。これはすなわち、他の物質からH+を奪いやすいということにつながりますので、強い塩基であるということになります。

F-が硬い塩基でH+が硬い酸なので、HSAB則の面からも相性が良いというのも一つの要因になるでしょう。まあ、これをサイズの問題であるといっても同じようなものですけど。
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この回答へのお礼

解決しました

ありがとうございます!

お礼日時:2021/12/20 19:58

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