プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

水素がイオンになるとプラスになります。

普通は希ガス元素の電子配置になろうとし、電子を受け取りマイナスになるのではないでしょうか?

A 回答 (5件)

なにやら良く理解されていない方がいらっしゃいますが、水素イオンはH^+で間違いありません。


H3O^+はオキソニウムイオンです。
水溶液中では水素イオンは水分子と結合しオキソニウムイオンとなっているように、
何かに結合していない水素イオンは確かに非常に不安定。
でも、反応やら何やらを考えるときはH^+として考える方が楽なことが多いです。

水素は実は水素化物イオンH^-という陰イオンになることが知られており、
水素化ナトリウムや水素化リチウム、水素化アルミニウムなどの中に存在しています。
じっさい水素は水素イオンより水素化物イオンのほうが安定ではあるのですが、
それはそのイオンが単独で真空中に存在する場合。
実際の環境中には酸素O2やら水やらが存在しています。
それらとは速やかに反応し、もっと安定した水酸化物イオンを生じてしまいます。
H^- + H2O → H2 + OH^-
    • good
    • 3
この回答へのお礼

水素は例外だというニュアンスで覚えておきます。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2012/02/04 17:22

>普通は希ガス元素の電子配置になろうとし、電子を受け取りマイナスになるのではないでしょうか?


→水素が電子を1個受け取り、ヘリウムと同じ電子配置になるのではないか?という解釈で宜しいでしょうか?

電子をどこからか「奪う」のと、今手元にある電子を「手放す」のとでは、「手放す」方が楽ですよね?
だから、マイナスイオンで安定になるよりも、プラスイオンで安定になりやすいのです。



…と、私の教わった化学の先生は説明していました。
    • good
    • 1

補足ながら



水素イオンは、実はH+ではなくH3O+です。
    • good
    • 2

No. 1 が追加します。

水素の外殻電子は2ヶまで可能なので、H2分子ではお互いの電子を出し合って擬似的に2ヶの電子を持っていると理解します。
一方、例えば Na でいうと Na+ は Ne と同じ外殻構造となり安定しますよね。その原理を水素に当てはめ H+ は外殻電子ゼロで安定すると理解します。厳密には量子力学で ... となりますので、ほどほどのところでガッテンと言ってもらう必要があります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

0で安定という見方ですね。
ご回答ありがとうございます。

もう一つ疑問に思ったことなんですが、
例えば
「HCl は1価と7価の元素同士で1ヶの電子をやり取りして、お互いが8の倍数の外郭電子を持って安定化する」

HはClに電子を渡して双方安定するということですよね。
でも共有しているわけですからどこか繋がっているわけですよね?
渡すということは可能なんですか?

お礼日時:2012/02/04 16:17

希ガス元素の電子配置と言いますが、「外郭電子」が8の倍数と言った方が正確で、その中に8のゼロ倍も含まれます。

(何故8の倍数かという理由は量子力学的な話しなのでこれ以上説明は出来ません)

外郭電子の数が3までの原子ですと電子がいなくなる方が安定になるのです。逆に外郭電子の数が5以上の原子は電子を貰おうとします。HCl は1価と7価の元素同士で1ヶの電子をやり取りして、お互いが8の倍数の外郭電子を持って安定化するわけです。H2Oは水素が1ヶずつ電子を酸素に渡す形が安定です。分子としてではなくイオンでも8の倍数が安定という理屈は同じです。

4価の元素 (C, Si など) は相手の元素とお互いに1ケずつ電子を出し合って共有結合で結びつきます。Cを主元素する有機物もそうです。それぞれの原子のまわりには常に擬似的に8ヶの電子があるように見えるというわけです。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!