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こんにちは。酸化数について質問します。
高校化学の分野で、半反応式付近の説明の中で

MnO2(←酸化数4)、MnCl2(←酸化数2)、MnO4-(←酸化数7 でよいでしょうか?)というように、同じMnに対して、いくつもの酸化数が現れてきますが、どうしてこのように酸化数の違うものが存在するのでしょうか。初心者の素朴な疑問です。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

「酸化」というのは, 簡単にいうと「電子が奪われる」ということです. つまり MnCl2 の Mn だと 2個の電子が奪われていますし, MnO2 なら 4個, MnO4^- では 7個の電子が奪われているということになります.


で, なぜ「酸化数の違うものが存在する」かというと, 「奪われやすい電子」とか「奪われにくい (けど場合によっては奪われることもある) 電子」, あるいは「奪われることが (事実上) ない電子」などというものがあるからです. Mn だと「奪われやすい電子」が 2個あるので, 比較的簡単に Mn(II) になります. ちょっと頑張るとさらに 2個の電子を奪うことができて Mn(IV) に, もっと頑張ればまたさらに 3個の電子を奪うことができて Mn(VII) となります (かっこの中のローマ数字は酸化数). ところが, Mn(VII) までいくとかなり頑張った結果なので, できればもっと酸化数の小さい状態 (Mn(IV) とか Mn(II)) になろうとします. これが, 「MnO4^- が酸化剤として作用する」ことの原因となります.

この回答への補足

 回答ありがとうございます。
 そうすると、他の物質でも、元素の種類によって、固有の酸化数が複数存在するのですね?

補足日時:2007/08/19 00:30
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