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この質問を読まれる方はNo.1277622の 「土壁のひび割れを防ぐ方法について 」を先に読まれてください。
しつこいようですが、本当に困っているものですから。
前回の質問の要点は、職人の塗った土壁は、
ひび割れができてもいい場所=わらが入っているにもかかわらず、ひび割れができている。
ひび割れができてはいけない場所=ひび割れは全くできてない。厚い板のように見事に土が固まっている。
というものでした。今もう一度見てみると、同じ土だと思っていたのが、ぼくの誤解でした。

ひび割れができている場所の土壁のわらは、入っているわらの大きさが大きい。一方、全くひびわれのない、見事な職人芸の土壁は、中に入っているわらが、極端に小さいのです。
また、土の色も赤みがかっています。これはどういうことでしょうか?またこの土は、どうやって入手できるでしょうか?もしご存知の方がおられましたら教えていただけないでしょうか?

A 回答 (5件)

>様子みながら、注意深く入れていきます。


これは危険です。というのは.

1.藁を水打ちして叩く
2.乾かし.切断。
3.赤土(関東ローム表面層)を掘り軽く乾かしてゴミを取り.水を入れて.足で踏み.十分に練り上げる(練が不充分ですと乾燥収縮で割れる)
4.切断したわらを入れて再度踏みなおす。
5.シートをかけて3日ほど放置。この間に水が外に流れ出てきます。
6.練り直して.バケツに入れて輸送.壁に塗る。
の工程の.5の前に水を抜くために石灰を入れている(均一な厚さに積み上げて.その上に石灰をまき.手鍬(名称疑問.絵の長さ90cm刃幅10-20cm程度の唐鍬を小ぶりにした鍬)で均一に崩しながら混ぜます

ので.

1.入れる回数は1回限り。
2.失敗したら全部作り直し。失敗が判別するのは.塗ってみてから。
3.分量よりも混合作業のほうが影響が出やすい(部分凝集)
4.藁をぬれた状態で入れますから.この藁に含まれる余計な水を捨てる目的があるみたい。
5.凝集剤として考えるならば.0.01-1%の間の分量で.3.の作業直後の練り上げた土に.水を加えて十分拡販し.適当な分量の石灰を入れて.沈降する時間と.沈降物の乾燥収縮を測定すると大体見当がつく(このあたりのないようは. 土木工事の地盤凝固剤の分量の決定方法が参考になるでしょう)
6.赤土をカルシウムで凝集させた場合.団粒化をおこしやすく.運が良ければカードフェース構造をとります。このカードフェース構造ですと.粒子が動きませんので乾燥収縮が少なくなります。しかし.カードフェース構造になるためには.Al3+が必須(だからアルミの溶出が激しい赤土を使う)ですが.きれいなだんりゅうにするには長時間の寝かし(アルミが溶け出すのに時間がかかる)が必要です。つまり.評価ができるまでかなりの時間が必要です。
軽くガードフェヘス構造を破壊(手で練り直して)して.塗り作業に入るのです。寝かしているときに水が一気に出たとしても.部分凝集を起こしていれば同じように水が出ますから.縫ってみないとわからないのです。
一方.藁の水分が少ないと.土の水分を藁が吸い取ってしまうから.寝かしているときに水が染み出してきません。「水が出てこない」からといって失敗であるかどうかはわかりません。ただし.藁の周辺が固くなりますので.部分凝集の原因になります。逆に藁の水分量が多いと.藁の周辺だけ赤土が固まりません。このまま再度練ったとしても藁に粘土粒子がカードフェース構造で付着しているわけではありませんから.乾燥後に粘土と藁の隙間が割れます。つまり.収縮防止の機能が果たさないのです。

石灰を入れて固まった状態が.うまくカードフェース構造になっているか.寝かしで.赤土から溶け出したアルミがカードフェース構造を強く保つ働きをするか.が度壁の割れを防ぐキーになります。ですから.ちょこちょこ足したりすると.カードフェース構造が構築できず割れの原因になります。

この回答への補足

edogawaranpoさんのレベルが高すぎて、ついていけないのですが、ただ、大体の手順と
>>様子みながら、注意深く入れていきます。
>これは危険です。
の意味はわかりました。大まぐれでうまくいけば、もうけものだと思ってやってみます。ただある程度のひび割れはあっても構いません。後から土で埋めたり、しっくいで隠せますので。後から土で埋めても間に合わない、しっくいで隠せない、大きなひび割れが多数できるのが、困るものですから。

補足日時:2005/03/22 11:38
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>どれ位入れたらいいのでしょうか?


覚えていません。注意点として.不均一に入れるとひび割れ(部分凝集)の原因になります。
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この回答へのお礼

わかりました。消石灰を入れる時は、様子みながら、注意深く入れていきます。多分、石灰や、わら、天然麻の分量は壁職人の秘密なのだと思います。それにしても、こんなことまで知ってるedogawaranpoさんて、あなたは本当に大した人ですね!(普通の人は勿論、業者だって知らない、即ち、秘密だと思いますよ)どんな本やネットでも決して知り得ない、全く公開されてない、きわめて貴重なことを教えていただいてありがとうございました。(^_^)

お礼日時:2005/03/21 10:10

>またこの土は、どうやって入手できるでしょうか?


園芸用品店で.「赤玉」という関東ロームと「消石灰」か「生石灰」
大麻は今売っているかどうか。
藁はぬらしてたたくことを忘れずに。馬蹄形に曲がらないようでは硬すぎます。

交換容量の関係で.土が安定するのに1週間程度かかります。寝かせる期間になります(藁から染み出す・藁が吸い込む水を均一にする)。練を合理化すると.不均一な海面から巫女度に割れます。

この回答への補足

「土壁のひび割れを防ぐ方法について(その3)」を
アップしました。それで、そこにも書いてあるのですが、
消石灰はどれ位入れたらいいのでしょうか?

補足日時:2005/03/20 14:10
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この回答へのお礼

>園芸用品店で.「赤玉」という関東ロームと「消石灰」か「生石灰」。。。
とにかく、今日、園芸用品店のほうに行って聞いてきます。疑問があれば、教えてgooでまた質問させていただきます。ありがとうございます。

お礼日時:2005/03/20 05:15

ヒビワレの出来ない本格的な土壁は、下塗り、中塗り等の塗り工程の間で十分な乾燥養生期間を取ります。

本格的なものは、中塗りの状態で一年以上置いてわれを出し切ってから仕上げ塗りを行います。
また、NO.1の方が言っているように、材料の土も練った状態で寝かせてから使います。
それだけの手間と時間がかかるということで、勢い工事費用も大変高くなります。

それなりの費用を出して、そういう技術を持った職人さんを使わなければ、あなたがこだわっているような仕上がりは得られません。
それだけの費用をかけて、できる職人さんを見つけてくるか、資金を倹約するのであれば、図書館へ行って自分で土壁の工法の勉強をすることですね。
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寝かせて発酵させていますか?


土壁はバクテリアが重要なのでその辺りではないかとふと思いました。

私もさすがに伝統技術には詳しくありませんが、前に聞いた話では新しい土は現地で古土と混ぜて攪拌して寝かせて十分発酵させてから使うような話しを聞きましたが。
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