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取引先との力関係に格差があると、時にキックバックやリベートの要求があります。
こういうことを迫られる側は辛いものです。
せめて
「リベートやキックバックを要求されるのは仕方ないが、取引を停止されるのはもっと困る。
 せめて帳簿上はきれいにしたい。
 出ていった金は経費としてキチンと帳簿に残し、税務署には公明正大な申告をしたい」
と思うでしょう。

では
100万円の商品を納入し、100万円を受領したら、取引相手の担当者から
「これだけたくさん仕入れてやったんだから1割キックバックよこせよ
 お前に今払った現金100万円のうち、一割の10万円を今すぐ返せよ」
と言われた場合、実際には帳簿にはどのように書くのでしょうか?
出て行った10万円は帳簿上なんと記入するのでしょうか?

あらかじめ1割引きで売ったことにして売上90万円、値引きなし、と記入するのでしょうか?
(でもこの方法では、商品代金の領収書も90万円で発行しないとつじつまが合わないので
ちょっと難しいですよね?)

では売上100万円、値引き10万円、として記載するのでしょうか?
(この方法なら代金の領収書は100万円でもいいかもしれませんが、相手方はおそらくキックバックを要求したことは税務署には黙っているでしょうから、反面調査をされたら
”あれ、売った側は10万円値引きして売っているけど、
 買った側は値引きなしで100万円まるまる支払ったことになっているぞ”
ということになり、下手すれば
 ”あの会社、キックバックの事実を税務署に密告したな
 もう取引停止だ!”
 という事にもなりかねませんからそうなったら嫌ですね)

では売上100万円現金受領 現金10万円使途不明金
とするのでしょうか?
(でも使途不明金にしてもその分売り上げや利益、税金が減るわけではないので、使途不明金は自社だけが損する形ですよね、弱い立場なのに税務署まで一緒になっていじめてくるのではたまったものではありませんよね)

それとも
売上100万円現金受領 その内10万円をキックバック 入金は90万円
と記載すればいいのでしょうか?
(このように書き込んで、税務署が
”ああ、キックバックを要求されたんですね、そのために10万円の支出があったのですね。
 キックバックやリベートはどこでもやっていることだから、
 この10万円は必要経費として認めましょう”
とOKしてくれるとは到底思えないのですが・・・)

取引相手の顔を潰さず、なおかつ税務署には
「10万円は仕方なく経費として出て行った金である。その分、粗利は減るのは当然である」
と説明するにはどうしたらいいでしょうか?

A 回答 (1件)

>出て行った10万円は帳簿上なんと記入するの…



キックバックなどと考えず、鞄を提げて集金に行ったら
「少し負けてよ」
と言われて 1 割引させられたと思えばよいのです。
この 1 割は「売上値引」という経費科目です。

仕訳は、売った日に
【売掛金 100万円/売上 100万円】
(細かく何回もならそのつど仕訳)

集金した日に
【現金 90万円/売掛金 90万円】
【売上値引 10万円/売掛金 10万円】

>では売上100万円、値引き10万円、として記載するの…

領収証の額面は 100万とし、内訳として
・現金 90万
・値引 10万
を付記します。

>相手方はおそらくキックバックを要求したことは税務署には…

相手方のことまで考える必要ありません。
そんなことまで強いられるのなら、本当にアングラマネーとなってしまいます。

マージン、リベートと言ったもので 1 割ぐらい目減りするのは、ごく普通の商慣習です。
自分が正しく仕訳と記帳をしておけば、税務署は何も言いません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2022/02/22 18:14

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