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因果と因縁の違いを教えてください。
できれば例文も教えてください。

自分的には、因果=因果応報=原因と結果
特に悪いことに対して言うと辞書に書いているのですが、どうしてなんですか?善意も悪意も関係なく使えるフレーズだと思うんですが…

そして因縁という言葉ですが今日初めて知りました。
違いがわかりません。『定められた今世の宿命』という意味なんでしょうか。

それならわかりますが…

A 回答 (5件)

因縁には、結果は無関係ですね。


因として縁がある、結果にづいては言及していません。
極端に言えば、毎日の行動はすべて、因になってしかるべきなんです、周り回って結果につながります、それを言うのが因果応報。
その中で、一部を特定して、その因を主体的に表現すれば因縁?。
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『国語のなかの仏教語辞典』


(森章司 編、東京堂出版、1991/09/27)
http://www.tokyodoshuppan.com/book/b79336.html

■因果 いんが
[国語]原因と結果。「因果関係」
[仏教]私たち人問のなす様々な行為(業)を原因として、様々な結果(果報)が引きおこされるということ。

■因縁 いんねん
[国語]①定められた運命や宿命的に結ばれた関係をいう。「切っても切れない因縁」②いいがかり。「因縁をつける」
[仏教]「因」は直接的な原因、「縁」は間接的な原因(条件)をいう。たとえば、樹木にとって、種子は因であり、大地や太陽・水は縁ということになる。

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それぞれの詳しい解説は割愛。

仏教の教えの「因果応報」は、「善因楽果・悪因苦果」「善因善果・悪因悪果」など、良いことも悪いことも含めたことばです。
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「縁」が在るので「果」が生まれます。

縁を断ち切れば、結果は生まれません。つまり輪廻思想を批判しています。生老病死と言います。仏教では四大苦悩と教えます。これは仏教関係者で、出発点を知っている者がいないからです。生、は、別格です。生まれたので、老いや病に追われ、死の恐怖に付き纏われます。つまり生が最大の苦悩です。完全に苦悩から逃れる道は唯一つ。生まれてこない事です。輪廻の輪を脱出するのです。その代わりに、生まれられない事を苦念するでしょう。然しあなたは生まれない事として死亡しています。生まれていないあなたは存在しません。だからそのことで苦しみはしません。完全に消滅したのですので、一切悔やみません。悔やむべき自分が存在しないからです。そうなる為の修行が、仏道修行です。修行を完成して死亡したので、消えてしまっています。他に為り替わる事が無いのです。だから仏も存在しません。
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【因果】


基本的には「原因と結果」という意味。
(例)「作品と作品以外の社会的状態等を結び付けて両者のあいだにある因果の理法を知らんと力むる」〔夏目漱石・文学評論〕
といった使い方をします。

仏教的に、
「すべての物事は、前の行いのよしあしによって後の運命のよしあしがきまること。」
という意味として使うこともある。

また、そこから転じて、
「前世におかした悪い行いのむくいとしてあらわれる不幸なことがら。悪いめぐりあわせ。」
という意味でも使います。
(例)「これも因果とあきらめよう」

「因果応報」はこの解釈から生まれた四字熟語と言ってよいでしょう。
この場合は、そもそもが現世の悪行を戒めようとする目的に沿った解釈で、ある意味で便宜的で都合の良い解釈になっているとも言える。
(例)戦争で威張ったり儲(モウ)けたりした連中は、暗中にうごめく土鼠(モク゛ラ)となった。因果応報である。〔獅子文六・てんやわんや〕

【因縁】
下記のように多様な意味があります。
「因果」の場合と異なり、「果(結果)」という意味が含まれていない点が大きな違いかと。

(1)〔仏〕 事物を生ぜしめる内的原因である因と外的原因である縁。事物・現象を生滅させる諸原因。また,そのように事物・現象が生滅すること。縁起。
(2)前世から決まっていたとして,そのまま認めざるを得ないこと。宿命。「これも何かの―だ」
(3)前々からの関係。縁。「浅からぬ―」
(4)由来。来歴。いわれ。「―を語る」「いわれ―」
(5)言いがかり。
https://sakura-paris.org/dict/%E5%A4%A7%E8%BE%9E …
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どちらも仏教用語。



元になったのは「因縁果報」。
因とは原因とかきっかけ。
縁とは相手とか条件。
果とは結果。
報とは結果が周囲に及ぼす影響。

つまり
「原因(因)が相手(縁)と出会ってある結果(果)を生み、それが周囲に影響を及ぼす(報)」
という仏教の根本教義。

なので、因果と言えば「因果律」という言葉にもあるように「原因と結果」
因縁と言えば「自分と相手のかかわり方」ということになる。

この時点では善とか悪とかはない。
あくまで因果律とか人間関係の話。
善悪とか輪廻転生とかのおまけが付いたのは後世の人間の解釈のせい。
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