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知的障害者が性犯罪を起こしやすいのはなぜですか?
今まで知的障害者って頭が悪くとも純粋な人が多いと思っていただけにニュースを読んでショックを受けました。
なぜこんなに性犯罪を起こすのですか?


>>強制わいせつ・同致死罪によって新たに刑務所に収容された280人のうち、IQ69以下であった者は41人であった。IQのみでは判断できないものの約15%が知的障害を有している可能性があると言える



>>https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76238?page=3

A 回答 (4件)

>知的障害の有病率は人口1000人あたり9人とされています。



その文にも続きがありますね。

「複数の障害を併せ有する人もいるので、単純な合計にはならないし、あくまで療育手帳を保持している人数でしかない。知的障害を伴う自閉症や肢体不自由のある人もいれば、見た目には障害があることがほとんど分からない軽度の知的障害者もいる。成人になって、なんらかのつまづきやトラブルをきっかけに、実は知的障害があると診断されることもある。一般的な解釈よりも、もっと幅のある存在だと捉えて良いだろう。」とあります。

療育手帳の取得は義務ではないので、知的障害があってもその手帳を持っていない人も多いということです。
また自治体によって発行の基準も異なります。IQ75以下の人も療育手帳を持っていることもあります。
療育手帳は1歳未満には殆ど交付されず、18歳以上にも殆ど交付されません(制度はありますが、それを実際に使用する人は、そこまで多くない、という意味です)。成人後の事故等で知的障碍が出てきた場合には、療育手帳は交付されないことになってもいます。

だから内閣府の発表している数字が知的障碍者の総数をあらわしているとは言いようがないのです。記事ではそのことに注意を促しているのですが、あなたはそれを読み解けていないんじゃないでしょうか。

正しく読んでいれば、「人口1000人あたり9人」とはそういう数字であるとわかるので、先にあなたが挙げている「強制わいせつ・同致死罪によって新たに刑務所に収容された280人のうち、IQ69以下であった者は41人であった」というデータとそのまま比較することはできないこともわかるはずです。

あなたが「人口比率で見たら健常者より知的障害者のほうが圧倒的に犯罪を犯しやすいです」と言い切る根拠になっている計算式が不明ですが、上の数字を勝手にまぜこぜにしながら計算しているのだとしたら、それは不正確ですよ。

性犯罪の暗数も結局分かりませんが、少なくとも、2019年に収監された性犯罪者の内訳としては健常者が圧倒的に多いこと、これは紛れもない事実です。その次には健常者に近い知能指数の人が多い、これもおそらく事実でしょう。

性犯罪の背景は色々あるので、IQだけでどうこう言うことはできません。しかし、今あえてIQにこだわるなら、IQ100前後の性犯罪者が統計的には最も多くなっている筈です。

そのことをもってして、知的障碍者は健常者に比べて性犯罪を起こす確率が圧倒的に高い、などとは言えません。
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>>強制わいせつ・同致死罪によって新たに刑務所に収容された280人のうち、IQ69以下であった者は41人であった。

IQのみでは判断できないものの約15%が知的障害を有している可能性があると言える

上の文章から読み取れるのは、

・性犯罪で刑務所に収容された280人のうち、IQ70以上だったものは239人
・性犯罪者の約85%は知的障碍者ではない可能性が高い

という事実ですね。

「性犯罪者には知的障碍者が無いことの方が圧倒的に多い」

ということが、このデータからわかります。
また、あなたが引用した記事には以下のようにも書いていますね。

>>強制性交等・同致死傷では、新たに収容された145人のうち、知的障害を有している可能性があるのは約9%

つまり、強姦や強姦致死傷といった特に凶悪性の高い犯罪を行う人のうちの91%は知的障碍者ではありません。

このことからも「性犯罪を起こしやすいのは知的障害がある人よりも、知的障害がない人である」という事実が読み取れます。

>知的障害者が性犯罪を起こしやすいのはなぜですか?

少なくとも2019年の日本で刑務所に収容された性犯罪者の人数比率で言えば、事実はその反対ですよね。なぜ、そのことを無視しているのか分かりません。

またその記事の全体を読めば、知的障碍者が性犯罪者になることよりは、性被害者になることの方がもっと多いことも示唆されていますよね。記事中の小見出しにも「性被害に遭いやすい知的障害者」と書いてあります。

ただ、性犯罪の被害者の方は、身近な人や警察・病院になかなか訴え出られないことの方が圧倒的に多く、被害者の総数は、なかなか把握できません。なので、性犯罪被害者の統計的な資料はないようですが、それでも検挙されている性犯罪事件の被害者の実態を個別に見ていった場合、知的障碍者が狙われた事件も多いということなのでしょう。

一般的に、生まれ付いたハンディが重い人は、幼少時から家庭内虐待や学校でのいじめ、そして何らかの犯罪被害など、辛い目に合いやすいです。

そして犯罪に走る人の中には、悪質な愉快犯だけではなく、自分自身が被害者である、トラウマ体験や生きづらさが重なった結果、犯罪に走る人も非常に多いです。

知的障害があるかどうかだけを見るのでではなく、その人の生い立ちに不遇な経験・苛酷な経験があるかどうかのほうが、犯罪の動機を探るにあたって重要なのではないかと思います。

然しそれを踏まえた上で、あえて「なぜ知的障碍者のなかには性犯罪を起こす人も少数ながら存在するのか?」という問題を考える場合、あなたが引用した記事にも書かれているような「知的障碍者の性の権利や学ぶ権利の実態について」キチンと考えるべきでしょう。

もっと理性的に公正な目で、あなたが引用された記事を最初からおしまいまで、きちんと読むことを強く奨めます。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76238?imp=0
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この回答へのお礼

知的障害の有病率は人口1000人あたり9人とされています。人口比率で見たら健常者より知的障害者のほうが圧倒的に犯罪を犯しやすいです。

お礼日時:2022/07/17 12:51

そもそも「知的障害者が性犯罪を起こしやすい」というのが間違いです



日本の犯罪者の約20%がIQ69以下です。
15%ならむしろ知的障害者の性犯罪は少ないほうです
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知的障がいは幅が広いんですよ。

自閉症と同じです。多分、質問者さまが想像なさってる知的障がい者は、重度なタイプで自閉症でいうと言葉を一切話さない、奇声をあげる、食事、着替えは一生介護が必要なそういうレベルの方ではないかと思います。一方、同じ診断名でも健常者と見分けがつかないくらい普通に生活できる方もいます。ユーチューバーやってる人も大勢います。知的障がいと診断されてもそれを隠し普通の会社員として働いている方もたくさんいますから、犯罪はしないはずなど一概に言えません。個人的には、重度の方が保護してもらえる環境があるので幸せだと思います。
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