No.47ベストアンサー
- 回答日時:
#44です。
ご返答いただきありがとうございます。
ある人間の集合を「People」とすると、
1.私がアメリカ人です。
⇒∀アメリカ人(アメリカ人∈ 私 ∩ 私∈People )
2.私はアメリカ人です。
⇒(私 ∈ People ∩アメリカ人 ∈ People)→ (私 ∈ アメリカ人)
なのですね。
たびたびお手を煩わせまして申し訳ありません。
記号として使われているのは、
∈ (a ∈ b ⇒ a は b の要素である。)
及び
∩ (a ∩ b ⇒ a 且つ b )
だと思います。
しかし、それぞれの記号の及ぶ範囲がわかりません。
あくまで例えばですが、
私 ∈ 【People ∩アメリカ人】
という意味なのか、それとも、
【私 ∈ People 】∩アメリカ人
という意味なのか、ということです。
恐れ入りますが、上記 1 と 2 のそれぞれの式の意味を言葉で記述していただけませんか?
No.48
- 回答日時:
>>それが正解となるのは「状況」によると思います。
「状況」によるのは文の意味で、語の意義ではありません。
語の意義は規範としての意義で、これを媒介にして個別の「状況」に対する話者の認識が文、文章として表現されます。
「は」「が」の意義とは規範としての意義です。
この基本的な点の理解が誤っています。
1.あなたの職業は?と聞かれた場合、「私はサラリーマンです。」と普通に答えますね。「他の人たちのことは知らないが、私はサラリーマンです。」とは言いませんよね。
この場合、他の人ではなく「私」という特殊性の認識の表現です。「他の人たちのことは知らないが、私はサラリーマンです。」と言います。
>>「は」が「特殊性の認識」を有するのは「限定された状況」が存在するときなのです。これは「述語論理」でも「限定条件の式」を付加すれば簡単に表現できます。
いいえ。
「限定された状況」が存在するのではなく、対象自体が個別/普遍/特殊の側面を持ち、話者がそのどれかの側面を捉え表現するということです。
2.「私がサラリーマンです。」と「サラリーマンは私です」は論理的には同値です
いいえ。
それは客体自体の在り方で、「は」と「が」は意義が異なり、文の意味が異なります。語の意義と文の意味とを混同した誤りです。
表現内容の真偽は次元の異なる問題で、言語は話者の認識の表現です。認識が誤っていれば表現が偽となるだけで、同値か否かの問題ではありません。
この点で、根本的な誤解があります。
>>サラリーマンの集合には「私」以外の要素はなく
話者の認識の対象は「サラリーマンの集合」ではありません。対象は「私」で、その取り上げ方の問題です。語は指示したり、限定するものではありません。
>>以上のように「は」と「が」の違いは「論理式」で示せば簡単にアメリカ人に理解してもらえるのです。
いいえ。
何度も指摘していますが、言語は話者の認識の表現で、助詞/助動詞は話者の主観を客体化することなく直接に表現する主体的表現の語で、論理実証主義的な発想で理解できるものではありません。
日本人が不定冠詞/定冠詞の相違を理解できないように、客体自身の相違として「論理式」で示せば簡単にアメリカ人に理解してもらえるようなものではありません。
まずは、質問者の本質的に誤った形式主義的な言語観を正さないと「は」「が」の相違は正しく理解することはできません。■
No.46
- 回答日時:
もう少し補足しておきます。
言語は話者の認識の表現で、「は」と「が」の相違は対象自身の相違ではなく対象の捉え方の相違です。
英語でいえば、不定冠詞”a” と ”the” の相違に似ています。これを形式論理で説明できる訳が無く、その辺をきちんと理解し教え、納得を得ることが重要です。■
回答ありがとうございます。
あなたの理解では「は」は「特殊性の認識」、「が」は「個別性の認識」ですよね。私はそれが間違っているとは言いませんが、それが正解となるのは「状況」によると思います。
1.あなたの職業は?と聞かれた場合、「私はサラリーマンです。」と普通に答えますね。「他の人たちのことは知らないが、私はサラリーマンです。」とは言いませんよね。これは「Aさんは漁師さん、Bさんはお医者さん、Cさんは農家さん、Dさんはタレントさんですが、Eさんあなたは何をするひとですか?」という質問に「私はサラリーマンです。」と答えるときのことですね。このように「は」が「特殊性の認識」を有するのは「限定された状況」が存在するときなのです。これは「述語論理」でも「限定条件の式」を付加すれば簡単に表現できます。
2.「私がサラリーマンです。」と「サラリーマンは私です」は論理的には同値ですが、これは「偽」です。これが「真」になるためには条件が必要です。これも「限定された状況」が存在すれば成立します。つまり、その状況下において「サラリーマン」が「私」以外にいないと「私」が認識した場合です。サラリーマンの集合には「私」以外の要素はなく、また、私という集合にサラリーマンが要素として存在する場合です。という風に「が」が使われるのは述語論理にいつも「限定条件の式」が付加されるということです。このようにして「個別性の認識」は「述語論理」で簡単に表現されます。
以上のように「は」と「が」の違いは「論理式」で示せば簡単にアメリカ人に理解してもらえるのです。皆様のように難しい日本語で説明する必要はないのです。日本語を勉強しはじめた外国の方達は、すぐに遭遇する「は」と「が」の使い方の違いに本当に悩んでいます。だから難しい日本語で説明して理解してもらおうなんてありえないことなんですよ。そのことを皆様考えてくださいませ。
No.44
- 回答日時:
#40、#41です。
丁寧にご返答いただきありがとうございます。
引き続き教えてください。
1.
>>私がアメリカ人です。
ある人間の集合を「People」とすると、
∀アメリカ人(アメリカ人∈ 私 ∩ 私∈People )
:
アメリカ人が何の(式中どの部分の)要素なのかよくわかりません。
式の意味を言葉で記述していただけませんか?
また、
私はアメリカ人です。
の場合はどのような式になるのかも併せてお願いできれば有難いです。
2.
>例えば「ここにいる動物たちの中で、鯨が哺乳類です。」とすればいいですね。
:
おっしゃるとおりと思います。
そうしますと、常に《「が」はその主語があらわす集合に、後続の述語であらわされるものが属す》わけではない、ということですね。
回答ありがとうございます。
>私はアメリカ人です。
人間の集合を「People」とすると
(私 ∈ People ∩アメリカ人 ∈ People)→ (私 ∈ アメリカ人)
>そうしますと、常に《「が」はその主語があらわす集合に、後続の述語であらわされるものが属す》わけではない、ということですね。
はい、そうです。
No.43
- 回答日時:
>>「象は鼻が長い。
」「象が鼻は長い。」の違いを説明してみてくださいませ。
「象は鼻が長い。」
象という特殊性の鼻という部分を個別性として取りあげたものです。
「象が鼻は長い。」
これは誤りです。■
回答ありがとうございます。
>「象は鼻が長い。」
象という特殊性の鼻という部分を個別性として取りあげたものです。
この説明では日本語初心者のアメリカ人はもちろん、日本語ペラペラのアメリカ人・日本人にも理解が難しいですね。
因みにこれを「DeepL翻訳」で英訳させると次のようになります。
「象は鼻が長い。」=「Elephants have long noses.」=「ゾウの鼻は長い。」
この英訳は日本語の「は」と「が」の特性を考慮してないものになっていますね。
実は「象は鼻が長い。」は「象は鼻が長い動物です。」ということなのです。
これなら簡単に説明できます。
「象」は「鼻が長い動物」の集合に属するということです。
「鼻が長い」を言い換えれば「長いのは鼻である」ということです。
つまり「象は鼻が長い。」=「象は、長いのは鼻であるという特性を持つ、動物に属している。」となります。
これなら論理的ですので、日本語初心者のアメリカ人でも説明すれば分かりますね。
>「象が鼻は長い。」
これは誤りです。
そうでしょうか。
「象が鼻は長い。」=「象が鼻は長い動物です。」ということですから、これを論理的に言い換えれば「鼻は長い動物は、象です。」となります。つまり「鼻は長い動物」は「象」に属するということです。
「象が鼻は長い。」という言葉が発話される状況は、「動物の身体について議論している場面」が考えられます。
「鼻は長い」は「鼻は長いものの集合に属する」ということです。
以上から、「象が鼻は長い。」=「長いのが鼻である動物は、象です。」となりますから誤りではありません。アメリカ人でも理解できます。
このように、「は」と「が」は論理的に説明すれば違いが簡単に理解できるのです。
No.42
- 回答日時:
>あなた様は、「僕はラーメンだ。
」の論理構造が理解できているのですか。説明してみてください。私の理論だと簡単に説明できますよ。
上面の形式論だけならね。
論理構造だけの話でしょう、現実にはあり得ない白昼夢の中で存在可能なだけです。
無理に「ラーメン」にする必要ありません、「僕は男だ」で十分なんですけどね。
ま、一人増えて、3人になったようですね。えんえんとやりあいなはれ。
回答ありがとうございます。
「僕はラーメンだ。」の発話の状況を説明しなかったので誤解を与えてすみません。これは日本語の非論理性の説明の時によく引き合いに出される、「食堂での注文」の時の発話です。「私はウナギだ。」とかね。
「僕は男だ」も、「あるグループの中で男か女かホモかが問題になった」状況での発話を考えてください。
以上を考慮して「僕はラーメンだ。」をアメリカ人に分かるように説明してみてください。論理的に説明してあげればアメリカ人も納得しますと私は言っているのです。
No.41
- 回答日時:
#40です。
すみません、文を読み違えていましたので訂正させてください。
×
A.
>「は」はその主語が後続の述語であらわされる集合に属すことを示し、「が」はその主語があらわす集合に、後続の述語であらわさるものが属すことを示します。この論理はすべてに当てはまるのです。だから外国の方は理解できるのす。
:
しかし、この論理でいくと、
a.鯨は哺乳類です。
b.鯨が哺乳類です。
は、どちらも、
「鯨∈哺乳類」
ということになってしまいませんか?
a と b の違いを形式論理記号で記述していただけると有難いです。
〇
A.
>「は」はその主語が後続の述語であらわされる集合に属すことを示し、「が」はその主語があらわす集合に、後続の述語であらわさるものが属すことを示します。この論理はすべてに当てはまるのです。だから外国の方は理解できるのす。
:
しかし、この論理でいくと、
a.鯨は哺乳類です。⇒鯨∈哺乳類
b.鯨が哺乳類です。⇒哺乳類∈鯨
ということになってしまいませんか?
a は理解できますが、b がわかりません。
書いていただいた文を読み間違えていますか?
それとも式が間違っているでしょうか?
a と b の違いを形式論理記号で記述していただけると有難いです。
回答ありがとうございます。
>b.鯨が哺乳類です。⇒哺乳類∈鯨
ということになってしまいませんか?
そうですね。この命題は「偽」ですね。
これを「真」にするには、「鯨」を限定する必要がありますね。
例えば「ここにいる動物たちの中で、鯨が哺乳類です。」とすればいいですね。
No.40
- 回答日時:
#36です。
質問者さんのお考えは当方にとって斬新であり興味が湧きます。
ただ、いくつか腑に落ちない点がありますので、そこを整理して正確に理解したいと思います。
端的に質問させていただきますので、もう少し教えてください。
A.
>「は」はその主語が後続の述語であらわされる集合に属すことを示し、「が」はその主語があらわす集合に、後続の述語であらわさるものが属すことを示します。この論理はすべてに当てはまるのです。だから外国の方は理解できるのす。
:
しかし、この論理でいくと、
a.鯨は哺乳類です。
b.鯨が哺乳類です。
は、どちらも、
「鯨∈哺乳類」
ということになってしまいませんか?
a と b の違いを形式論理記号で記述していただけると有難いです。
B.
>1.私はアメリカ人です。
●私はアメリカ人です。⇔「私」という人間は、ある人間の集合の中の「アメリカ人」の集合に属しています。つまり、私は「アメリカ人」の集合の要素です。
:
これは非常によくわかります。
私∈アメリカ人
ですね。
ただ、
●アメリカ人が私です。
と《論理的に同値》という点がわかりません。
言い換えはできませんよね?
形式論理記号で記述するとどうなりますか?
>2.私がアメリカ人です。
●私がアメリカ人です。⇔「私」という人間の集合の要素が「アメリカ人」です。
:
これがよくわかりません。
形式論理記号で記述するとどうなりますか?
因みに、これが、
●アメリカ人は私です。
と言い換えができますから《論理的に同値》なのはわかります。
回答ありがとうございます。
a.鯨は哺乳類です。∃y∀x(x∈y⇔(x∈z)∧ϕ)
∀鯨 (鯨 ∈ 哺乳類 )
これは「真」ですね。
b.鯨が哺乳類です。
∀哺乳類 (哺乳類 ∈ 鯨)
これは「偽」ですね。
>私がアメリカ人です。
ある人間の集合を「People」とすると、
∀アメリカ人(アメリカ人∈ 私 ∩ 私∈People )
No.39
- 回答日時:
>>残念ですが、あなた様はアメリカ人に「は」と「が」の違い、
例えば
「象は鼻が長い。」
「象が鼻は長い。」を説明できないと思います。
愉快ですね!!
残念ですが、あなた様は日本人にさえ「は」と「が」の違い、
例えば
「象は鼻が長い。」
「象が鼻は長い。」を説明できないと思います。
三浦つとむ『認識と言語の理論 第二部 言語の理論』(1967年刊)から
第四章 言語表現の過程的構造(その二) (4) 判断と助詞との関係
http://okrchicagob.blog4.fc2.com/?tag=%E8%AA%8D% …
参照。
三浦つとむ『認識と言語の理論 第二部 言語の理論』(1967年刊)から
第四章 言語表現の過程的構造(その二) (4) 判断と助詞との関係
▲<続き>を開く↓
を押下して下さい。■
回答ありがとうございます。
参考文献を上げるのは結構ですので、
「象は鼻が長い。」
「象が鼻は長い。」の違いを説明してみてくださいませ。
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回答ありがとうございます。
1.私はあなたが好きです。
2.私はあなたは好きです。
3.私があなたが好きです。
4.私があなたは好きです。
それぞれの意味を区別して説明できますか。
これを外国の方が納得いくように説明してください。
二回目の補足質問は複雑すぎたので、初心に返って一番簡単な例を考えてみましょう。
以下の区別がつかないので外国の方はその違いを知りたがっています。
1.私はアメリカ人です。
2.私がアメリカ人です。
3.私は日本に行きます。
4.私が日本に行きます。
*或るグループの中で、つまりある人間の集合の中で「私」が発言しているとき場合、以下はどうなりますか。
1.私はアメリカ人です。
「アメリカ人が私です。」と同値になりますか。
2.私がアメリカ人です。
「アメリカ人は私です。」と同値になりますか。
3.私は日本に行きます。
「日本に行くのが私です。」と同値になりますか。
4.私が日本に行きます。
「日本に行くのは私です。」と同値になりますか。
最初に質問しましたように、「は」と「と」の違いを日本語を勉強している外国の方、例えばアメリカ人に分かるように簡単に説明できますかということです。
これを皆様のように意味論的に細かく説明しても外国の方・アメリカ人は理解できません。彼らは論理的に両者の使い方の違いを知りたいのです。
「私はアメリカ人です。」「私がアメリカ人です。」と使い分ける論理が分からなければ納得しないのです。だから形式論理で解明する必要があるのです。そうすれば「は」と「が」の論理構造が見えてきて違いが分かり、アメリカ人は理解できるのです。そういうことを日本語言語学者たちはこれまでやってこなかったように思います。
「は」はその主語が後続の述語であらわされる集合に属すことを示し、「が」はその主語があらわす集合に、後続の述語であらわさるものが属すことを示します。この論理はすべてに当てはまるのです。だから外国の方は理解できるのす。
このように理解すれば、「象は鼻が長い。」も「僕はラーメンだ。」も簡単に説明できます。
もちろん、「1.私はあなたが好きです。
2.私はあなたは好きです。
3.私があなたが好きです。
4.私があなたは好きです。」も外国の方に簡単に説明できます。
簡単といっても「主語」の位置の「は」「が」と「目的語」の位置の「は」「が」は考察が必要なことは当然ですが。それは皆さまの楽しみとして取っておきましょう。