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鉄道で言うと、未曾有( 未曽有 )の大事故で死者5名を出した、JR羽越本線脱線事故について、人災による事故だったのでしょうか。事故後、未曾有( 未曽有 )の事故の後に鉄道会社はどのような事故防止対策をしているのでしょうか。

A 回答 (3件)

こんにちは、電車運転士をしております。



羽越本線での脱線事故の事に関しましては、国交省からの保安情報で、ワタシのような同業他社の者でも詳細を目にしているのですが、

▪️人災ではない。
▪️突風やダウンバーストに依るもの予測不能であった。
▪️本来、時速120キロ程度で走行している所、担当運転士は自ら時速100キロ程度に速度を落としており、無謀な運転をしていた形跡はない。
▪️事故時点では気象現象に対する研究が進んでいなかった。また、研究が進んでいなかった故に気象情報もそれに基づく減速・抑止規準も無かった。

事故防止対策としましては、

▪️気象庁では一般の気象レーダーを改造する形でドップラーレーダーの整備計画を推進している。
▪️JR東日本は2006年2月1日、JR東日本研究開発センター内に「防災研究所」を設立、次いで2007年1月29日には余目駅の屋上に1億円をかけ、JRグループでは初めて(鉄道事業者としても初)のドップラーレーダー(探知可能距離約30キロメートル)を設置し、同年3月より使用を開始。
▪️JR東日本は全社的に列車運休にかかわる風速規制を強化し、それまで秒速30メートルで運休となっていた規制値を秒速25mに強化した。
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追伸失礼します。


なお、挙げられました事故につきましては幾度の現場実証・調査が行われ、結果、運転手やJR側には非がなかったとされています。
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至極簡単な解答にはなってしまいますが、その事故後、日本全国の鉄道運行条件が厳正化されました。


具体的には存じ上げませんが、今日の日本の鉄道運行が一見些細であると思われる天候等で見合わせになるのはそれが理由です。
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