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If you decide to get an appetizer, I ------- highly recommend the salmon steak.という設問があり、空所に適切なものを選びます。
(A) will  (B) would  (C) am  (D) have
この文章は仮定法ではなく、直接法だと思うのですが、であるならばIf節の動詞が現在形ですから単なる条件節で、主節の動詞は未来形となるはずです。ところがwillではなくwouldが正解です。
このwouldは仮定法のようにも思えてきました。このwouldは何なのか教えてください。

A 回答 (2件)

If you decide to get an appetizer, I would highly recommend the salmon steak.



この文は、条件節が直説法、帰結節が仮定法過去という変則的な形式になっています。変則的と言ってもレアケースというほどでもなく、時々見かけます。質問文では「直接法」と書かれていますが、正しくは「直説法」です。間違える方が多い用語ですので、お気をつけください(ワープロの変換で「直接」が優先的に出ることも影響しているでしょうが…)。

If 節内で動詞が現在形なのは、「時または条件を表す副詞節の中では、内容は未来の事柄でも現在形で表す」という文法規則があるからです。直説法(※)を使っていますので、いわゆる「開放条件」です。
※「時または条件を表す副詞節の中では、内容は未来の事柄でも現在形で表すのは仮定法現在形だからだ」という議論がありますが、それは歴史的な経緯の話であり、現在では If it rains tomorrow, we will stay home. のように直説法を用いますので、冒頭の文の if 節も直説法と考えられます。

主節は仮定法過去ですので、現在の事実に反することを述べています。「私ごときが、あなたに何かをお勧めするというのは出過ぎた真似ですので、そんなことをすることはあり得ませんが、もしも仮にお勧めするとすれば、salmon steak です」といったくらいの感じです。現在の事実=「お勧めするような出過ぎた真似はしない」。それに反する仮定=「salmon steak をお勧めする」。

このような would の用法は、英和辞典では、「仮定法の婉曲表現、丁寧表現」として分類されていると思います。「お勧めするような出過ぎた真似はしませんが、もし仮にお勧めするとしたら…」と遠回しに言うことによって、不躾感をなくした丁寧表現になっています。
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この回答へのお礼

5knt9ehさん、Syntactic_Structuresさん
ご回答ありがとうございます。うっかりしました。直接法はないですね。直説法気をつけます。とても分かりやすいご説明に感謝いたします。
また、よろしくお願いいたします。

お礼日時:2022/08/20 21:51

仮定法の一種ですが、仮定法には大きく分けて2つの意味があります。


1.事実と異なる仮定の結果を表す。
いわゆる仮定法というと言うか、狭い意味での仮定法です。
If I were you, I would marry him.
もし私があなただったら、彼と結婚するだろう.

2.控えめな丁寧語
日本語で言えば、「~なのですが」「~いたしますが」にあたります。
背後に「お望みでしたら」などの仮定のニュアンスが隠れています。
I would do that for you.
それをしてあげてもいいですけど.
I would like to have some more wine.
もう少しワインをいただきたいのですが

依頼の表現もこの一種です。
Would you open the door for me, please?
ドアを開けていただけませんか


この設問でしたら、まさに控えめで丁寧な提案で、would が最も適切です。
will でも間違いではありませんが、直接的すぎてきついのです。
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