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芥川龍之介の「秋」で、「そうして式後23日してから、」「それから23日過ぎたある夜、」「23時間の後、夫は柔らかな髭を撫でながら」
このように、23という数字が何回か出てくるのですがなぜですか?
また、秋の語り手にどのような印象を持ちますか?

A 回答 (1件)

ボケをかましてるんですか……。

「二三」は「ふたつみっつ。少ない数に言う語。いくらか。すこし」の意味で、「にさん」と読みます。「にじゅうさん」ではありません。「二、三」ということです。

ご存知のように『秋』は第三人称小説で、おもに「信子」の視点から描かれます。いわゆる「神の視点」も加味されています。それがこの作品の語り手ですが、彼の初期の作品ほど鋭利で理知的(「人生を銀のピンセットで弄んでゐる」と評された)ではありません。やさしさや哀愁もある語り手です。
しかし悪く言えば微温的でしょう。『秋』は発表当時好評だったと思いますが、芥川自身はこの作品に満足していたでしょうか。その後「保吉もの」と呼ばれる私小説のようなのも手掛けますが、ある意味迷走してますよね。
数年後には自殺してしまいます。あまりにも惜しまれます。もっともっと書いてほしかった。いいえ、書けなくなったとしても、芥川は絵もちょっと上手いから、長生きして武者小路実篤のように野菜の絵ばかり描いたってよかったじゃないですか。何で死んだんやー、縁もゆかりもない私でも泣けてきます。
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。
ニ、三だったのですね。しかし、23でも2、3でも反復されていることに何か意味があるのか気になりました。
芥川について詳しくなかったのでとても参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2022/09/24 04:24

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